カテゴリー:寿司

ふく吉 6月【大阪市 西天満】

西天満のアメリカ領事館の裏くらいの路地に位置する、ちょっといい寿司を食べたいなと思ったときによく利用する表記の店を友人と訪問する。

ご主人は名門北新地の「平野」で修行をされ「京都つる家」でも和食の勉強をされているので寿司以外の料理の美味しさもレベルが高い。ちょうど今月で丸5年となるが店はピカピカでいつも気持ち良く過ごすことができる。

謙虚な人柄のご主人はいつもニコニコ笑いながら客の話に合わせて仕事をされる。その姿は見ていてとても気持ちがいい。高級店なんだけど敷居の高さを感じさせない。。

ビールで乾杯をして座付は胡麻豆腐と渡り蟹、醤油漬けにした内子を、ジュレ状の醤油を合わせたもの。。

続いての作りは旬真っ盛りのアマテカレイとイサギの2種。。少し塩をつけていただくと身の甘さがさらに引き立つ。

ご主人が自信を持って勧める愛知産の生とり貝は強烈な甘さに悶絶。

この日のお酒は京都の総次郎の純米大吟醸と山口県のさっぱりした雁木の純米酒。。双方タイプが異なるので全く飲み飽きない・・ちなみにご主人は日本酒ソムリエ。

旬の和歌山産の鰹のお造りなんだけど私は苦手なので巨大な足赤エビを出していただく。海老星人の私はとても喜ぶ。頭の味噌部分が日本酒にとてもよくあう。

泉州のイワシの焼き物。。脂が乗りまくっていて癖もなくとてもいい塩梅に仕上げられている。これも日本酒が進みまくる。。。。

ご主人得意の煮物椀はかぶらと鰻。。透き通った一番出汁のおいしさは秀逸。。

煮アワビも完璧な蒸し加減でやわやわの仕上がり。出汁にスダチ果汁をいれてさっぱりとした口当たりにしているのはさすが。。うずら卵の温泉卵のようなものをあしらえにする。

巨大なタイラギ貝の磯辺焼き。。言葉にならない美味しさ・・・・

粽を解くと中はクリームチーズの粕漬け。。。日本酒との相性もバッチリでいい口休めとなる。。

タコの柔らか煮は三杯酢でさっぱりといただく。あしらえはブランドきゅうりと生湯葉。。

握りの扉は旬を迎える鱚から。独特の繊細な香りと食味がなんとも言えない・・・続いてはコリコリの食感の剣先イカ・・・中トロは苦手なのでパス。。濃い色の赤貝は九州産。脂乗りまくりの金目鯛、泉州産の釣りのアジと続く。

笹の葉に包んで焼き上げる「平野」譲りの穴子は煮詰めと塩でいただく。。ふわふわの食感は例えようのない美味しさなり。

巨大サイズの足赤海老はぽりぽりの食感と甘さが秀逸。白ミル貝の甘さも悶絶級。淡路産の赤雲丹、ケンサキイカの耳部分と続いて干瓢巻き、3時間かけて焼き上げる玉子焼きでフィニッシュ。ご馳走様でした〜

大阪市北区西天満4丁目11番8号
営業時間:17時〜23時
Tel:06-6809-469

過去のふく吉はこちら

大阪市 西天満 寿司

丸まさ鮨【大阪市 昭和町】

会合で昭和町の表記の店を訪問する。
一階はカウンターとテーブル席。週末なので超満席。昔から地域に根ざした繁盛店。

ビールで乾杯をして座付は立派な本カラスミと大根。。もずくもとても上質。。

炊き合わせはかぼちゃ、うすいえんどう、淡竹、トコブシ、タコの胴ビンなど・・しっかりとした味付けで麦焼酎が進みまくる。

ここでこちらのお店の名物の「ばくだん」なるもの。若芽、納豆、烏賊、葱、沢庵、うずら卵、いくら、山芋などを橋でかき回して食べるという趣向。沢庵の歯ざわりも良くてなかなかいい料理。。見るからに力がみなぎりそうな感じ・・・

お造りは走りの鱧、ヒラメ、子持ちのシャコ、旬の鳥貝、コリコリのアワビの5種盛り・・・

烏賊と活鱧のてんぷら。。

寿司は烏賊、ヒラメ、車海老(トロの代わりに2つつけてくれた・・・  )コハダ・・・ご飯の塩梅も良くて安心して食べることができる関西風の寿司。

最後はパリパリのキュウリ巻きとマンゴーのデザート。。上質な食材ばかりで大満足。お腹いっぱいごちそうさまでした。。会計は飲み放題がついて8000円でした

大阪市阿倍野区昭和町1-9-1
電話
050-5592-1825(予約専用番号)
06-6622-3351(お問い合わせ専用番号)
営業時間 12:00~14:00 17:30~22:00
定休日 月曜日

<p><a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27058720/?tb_id=tabelog_013fd1cd4589ebde44c7f8eb675210f01c810ad5">丸まさ鮨</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC010201/">寿司</a> / <a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R4979/rstLst/">昭和町駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R8907/rstLst/">文の里駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R9296/rstLst/">松虫駅</a>)
<br />夜総合点<span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.0
</p>

 

 

大阪市 昭和町 寿司

小松 弥助

金沢にある全国の鮨ファンが殺到する伝説の鮨屋を英会話の先生と訪問。金沢駅から徒歩3分。加賀屋が経営する金沢茶屋本館の入口から通り抜けた別館にある。

一度は閉店引退されたが2017年3月に待望の復活を遂げ現在は昼の部の3回転のみ。御年87歳というご主人が一人で握られる。店内はカウンター10席とテーブル席が2つ。

私が赤身の寿司が苦手と告げると全く嫌な顔をしないで「わかりました〜」との返事。握りの扉は付けマグロだけど私はコハダ。。スダチの香りも清々しくてワンランク上の美味しさにびっくり。

続いては剣先イカを三枚におろして繊維に沿って包丁をしたもの。甘さが引き立ってシャリとイカが混ざり合う驚きの美味しさ。

続いては漬けの上に雲丹、山芋、海苔が乗る「白山」なるもの。私には漬けの代わりにイカで作ってくれた。かき混ぜて食べると極上の旨さ。

トロの代わりに肉厚のアワビ、巨大でプリプリの甘エビと続く。

時折「おいしい〜?」と笑いながら愛嬌の尋ねてくるご主人。客が「美味しいです!」と答えると「そう、よかった〜」と答えてくれる。

米酢を使用したシャリは空気がしっかりと入って人肌丁度で口中でタネと一体になってほろほろとほどける絶妙な握り加減。周りのスタッフも楽しそうに仕事をしているのが印象的。

弾むような食感で味が深い白バイ貝(写真なし)。梅肉を乗せたヒラメも秀逸。焼きたての鰻を胡瓜と一緒に巻き込んだ物は熱々ふわふわのトロトロで最高の鰻料理。笹で包んで焼きこまれた煮穴子、煮蛤と続く。私はいただかなかったけどネギトロや漬け鉄火などは皆が満面の笑みで食していた。

鮨職人界の生ける伝説・森田一夫氏の握りを味わえたことがとても感無量である。忙しいのに記念写真にも気軽に応じてくれて本当に頭がさがる思いで店を出る。

全ての客が笑いながらご主人に手を振って帰るのが印象的。わざわざサンダーバドに乗ってこの寿司のためだけに訪問する意味は十分あったと思う。

帰りは一人で金沢21世紀美術館を訪問する。。

石川県金沢市本町2-17-21 金沢茶屋別館1F
営業時間 【三部制】
① 11:30 〜
② 13:00 〜
③ 14:30 〜
定休日 水・木曜日

<p><a href="https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17010524/?tb_id=tabelog_ff5da7abdb8fe4b2cf9626277c8e1f5c83cba565">小松 弥助</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC010201/">寿司</a> / <a href="https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/R9021/rstLst/">北鉄金沢駅</a>、<a href="https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/R2499/rstLst/">金沢駅</a>、<a href="https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/R7189/rstLst/">七ツ屋駅</a>)
<br />昼総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0
</p>

 

寿司 北陸地区