和食

割烹 千ひろ

雑誌dancyu11月号の「この秋に行きたい憧れの名店」の記事についていた読者招待企画にどういうわけか見事当選。東京の編集部より電話があり急遽京都へ・・ 現在和食の名店といわれる「割烹千ひろ」にご招待 京都の板前割烹の先駆者といえる「千花」の次男で3年前から八坂神社の近くの路地裏で開業。 店に入り席に招待されるとご主人が「おおきに~」と大きな声であいさつ。 小さくささやくように「当選おめでとうございます」といわれすこし嬉しくなる 白木の一枚板のカウンターは8席のみ。料理はほとんどがご主人が目にも止まらぬ速さで作られそのライブ感にも圧倒。隣の当選した客は埼玉から来たらしい。 まずはビールを注文し、先付けの巨峰の酢の物。薄くスライスされた巨峰の下には焼き目をつけた帆立貝が鎮座。酢を出汁で割った旨酢にていただく。 (写真右上から参照) 続いて付だし三種。名残の黒豆の枝豆をほっくりと薄味で炊き込んだものといくらのしょうゆ漬け、コリコリとした食感が不思議な鱧の浮き袋の梅肉和え。 素材重視の直球勝負。ここから純米酒に切り替える おつくりは鯛と中トロ。もちろん素材は最上級。鯛は山葵醤油と細くきった塩昆布を上に乗せて食べる事をすすめられる。また中トロは大和芋と共に食す。このような組み合わせで旨みをさらに引き立てる術はさすが・・・ 続いてクライマックスの煮物椀。 蟹真丈と干椎茸、玄米餅に柚子。出汁は限りなく淡く澄んだ味。 雑味が一切感じられず胃袋までストレートにすっと通るきめ細かさ 具の味を生かす加減は評判どおり。 お椀の蒔絵は紅葉と桜がびっしりと描かれた雲錦模様。 明治のものらしい。 このお椀だけでも小宇宙と季節の流れを感じる事が出来るまさに逸品。 続いて鯛の頭の酒蒸し。 脂の乗りきった天然鯛の頭を限りなく薄い味で酒蒸しにしポン酢で食す。 目玉はもちろんその裏のゼラチンも手つかみでしゃぶりつくす。 唇の部分もプルプルでしかも鯛特有の魚臭さは微塵も感じられない。 下ごしらえの確かさが光る一品。これは麦焼酎のロックでいただいた。 このあと出てきた湯葉汁。ぱっと見たら豆乳かなと思ったが、いただくとまさしく 生湯葉の味。出汁と割ってあるらしく滋味あふれる味わいで口の中がさっぱりと洗われ胃が覚醒するのを実感 続いてまたまた小皿3種。百合根を蒸かして裏ごしたものに梅肉を乗せたもの 銀杏の塩煎り、牡蠣の煮ひたし。単純な料理だが素材のよさが光る逸品 ここから日本酒(剣菱)の冷に切り替え 海老芋の煮揚げも味噌の加減がすばらしく、胡麻豆腐も温かくねっとりと胡麻の香気が 立ち上る 最後は松茸のフライ。今日で最後らしく大きく傘の開いた丹波産の松茸は香味抜群 油っこさもまったくなし。ここで場の雰囲気は最高潮 食事はホクホクの栗ご飯となめこの味噌汁 デザートはフルーツジュース一杯。 みかんとオレンジとリンゴのミックスで甘味料使用していないが 甘みたっぷり すべての料理が素材が主張し淡味という表現がぴったり 店主とのウイットに富んだ会話もご馳走。 至福の2時間であった。 京都府東山区祇園町北側279-8 日曜休み 河原町から10分 075-561-6790 11318398622150[1].jpg


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ニューハマヤ

友人に「ダブダブいこか!」と誘われて淀屋橋のニューハマヤに。 大阪・本町界隈に自社ビル3店舗を構える知るヒトぞ知る有名店 ここはいつ行っても不思議な店である。昼食時はいつも行列。 ここには、メニューはただひとつ。「焼肉定食」 ここは店の名前はみんな「ダブダブ」と覚えてます。 70歳くらいの主人の前に大きな鉄板、目の前やや左に山のように 積まれた(ホント山になっている・・) なんか分からん肉の細切れの焼肉を従え、 中央の鉄板に次々と玉子を割っていき (この割り方がハンパやない。タマゴに怨みでもあるかのように 次から次へと割ります。) それをバターで味付けして半熟の状態にしたものを焼肉 にのせて供してくれます。これの呼び方が焼肉通常、 玉子通常が「シングル」。焼肉通常、玉子2倍が「ダブル」。 焼肉2倍、玉子2倍がこの店の愛称「ダブダブ」です。 ごはんは、お櫃入りのがお代わり自由。味噌汁と福神漬けつき。 隣の客は肉のたれで3杯目のご飯を食べていた・・ 味はかなりしょっぱく、すっぱくよく分からん味 ご飯が進む事・・ 客はおっさんばっかり・・ 場所は日商岩井ビルのすぐ近所で、福仙楼という中華料理屋の隣。 詳しくはこちら http://www.geocities.co.jp/Foodpia-Olive/9108/newhamaya.htm 113075161411432[1].jpg

ニューハマヤ 北浜店定食・食堂 / 淀屋橋駅なにわ橋駅北浜駅


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板前焼肉 一斗

西成の飛田ロータリーの前の板前焼肉を標榜する店 入り口に肉の小売もしており迫力満点 意外と店は広く2階には宴会の出来る座敷がある 若いスタッフも7人くらいいて感じがよくきびきびと動き回っている メニューを見ると知らない肉ばかり・・・ 内ヒラ、外ヒラ(ももの赤身らしい)ミノサンド(これは結構あるね) カッパ、かいのみ、まるしん、らむしん、まるちゃん、ねじ、ひぐち・・・ 別の世界に来たよう・・・・・ 片っ端から注文する。 個人的なおすすめメニューは特上ヒレ・特上ハラミ。 感想はとにかく安い。安いと言っても、カルビ一人前480円 の店のレベルではなく、通常2500円から4000円程の品物 が980円で食べられる大変お得な安さ。 それぞれの肉はかなり分厚く普通の切り身の3倍くらい しかし食べやすくするために隠し包丁を入れたり 肉によってつけだれを変えたりという工夫には脱帽。 さすが板前焼肉・・・ よく「食べる」人でも3500円前後で特上クラスの肉が腹いっぱい 食べられると言ってました。また、ホルモン関係の肉も新鮮そのもので、 テッチャン、マルチョウなどは油の臭みなどいささかも感じさせず、 ただただ美味いの一言でした。 なかなかディープな場所ですがわざわざ行く価値あり・・ 住所:大阪市西成区天下茶屋東1-23-18 *隣に一時預かり駐車場有 1時間200円 泊まり800円   (この駐車場にもサプライズ・・) 電話:06-6659-8618 休み:月曜 営業時間:17:00~24:00(23:30LO) 商品:佐賀牛特選サーロインステーキ 3130円(税込)    特上ロース 1030円(税込)    特上イチボ 1030円(税込)    特上ネジ 710円(税込)    特上ヒグチ 1030円(税込)    特上バラ 920円(税込) 113074943026310[1].jpg

板前焼肉一斗 天下茶屋本店焼肉 / 今船駅松田町駅今池駅


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