大国町

すし寛 4月【大阪市 大国町】

ヘビーユースする西成の表記のお店を後輩君と訪問する。この日は休日だったので開店直後に入店するがその時点でも満席なのに驚く。

日曜日は客層もいろいろでひとり客から家族連れまで地元客を中心に大繁盛。瓶ビールを頂いて好きなものを所望する。

2015-04-03 16.34.35

まずはマストアイテムのトコブシの旨煮。大振りの身がてんこ盛り。付け合わせのカボチャや蕗もしんみりとした味付けでかなり美味しい。

2015-04-03 16.35.04

鯛の子を注文したら新しい平目の肝と卵のいいのがあるという事で頂く。全くクセもなくかなり美味しい。

2015-04-03 16.45.21

水槽に泳ぐオコゼを所望。一番大きいものを頂く。コリコリで旨味満載。

2015-04-03 17.00.15

オコゼの肝と腸と皮を湯がいてポン酢で和えたもの。滋味深くてコリコリしてまさに珍味なり。

2015-04-03 17.33.36

オコゼの皮は赤出汁か骨煎餅にして出してくれる。長野県の真澄を所望する。燗にするとかなり美味しい純米酒。

2015-04-03 17.06.04

大きなふぐの白子もタレにつけて焼いてもらう。スダチの酸味と唐辛子の辛みが濃厚な白子にいいアクセントを与える。これも日本酒にぴったり。。

2015-04-03 17.27.21

大きなタイラギ貝は握りでいただく。。鮮度の良さは見ただけでわかる。食べ応え満点・・・

2015-04-03 17.29.31

後輩君の大好物のサーモン。。

2015-04-03 17.29.58

穴子の握りは大振りのものが一丁付け。脂がのってかなり美味しい。。

2015-04-03 17.54.03

いわゆるこの時期だけの小さめの鯛。皮のピンク色が美しい。しこたま食べて飲んで会計は驚愕の値段・・・さすが西成ナンバーワン,60年続く人気店なり。

2015-04-03 18.42.30

表に出ると熟睡する親父発見。

2015-04-03 16.06.24

ファザードもとってもナイス・・・

2015-04-03 16.07.54

生ジュース。。。?

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休

大阪市 大国町 寿司 未分類

Il Povero Diavolo(イル ポーベロ ディアヴォロ) 再訪【大阪市 大国町】

2週間前に訪問し、感動のために帰りがけに再度の予約を入れた個人的本年衝撃度ナンバーワンのイタリアン。場所は大阪の卸売り市場の「木津市場」の東隣の阪神高速の高架下に2013年10月にできたグルメゾーン「なんば木津まち横丁○(エン)」の一角。御堂筋線の大国町や今宮戎駅から徒歩5分くらいだけど、この場所は繁盛イタリアンがあるような立地ではない。

夜は人通りがほとんどないために新しい店が出来ては潰れ出来ては潰れを繰り返しこちらのお店以外はこの日もほとんど人がいないような状態。空き店舗も多数。こちらの店もプレハブ造りで入り口はビニールシート。しかしながらデザインがしっかりと入っているのでチープさは全く感じない。テーブルやイスの調度品から壁や電灯の色まで計算し尽くされた店内は見ているだけでとても楽しい。シェフに聞くとビックリするような内装代でした。コースはこだわりの7500円のみ。

2015-03-12 18.56.48

この日は飲食関係の友人3人と一緒に相伴する。ビールを頂いてまず最初に出てきた料理が「黒ムツとカブ」この時期に脂がのって最高に美味しい黒ムツは木津市場でその日に吟味して仕入れたもの。ソースは黒ムツの肝をペーストにしてかつお出汁と合わせたもの・・・と思う。ココナッツの味もする・・・サービス君もとても若くて明るい・・提供時は食材しか言わないのでどうやって作るとかソースの解析など話題に事欠かない料理である。すべてが魚料理で且つ和風のエッセンスが入ってとても馴染みやすい。つい「うわっ」と声が出る食味である。お箸もあるのでとても食べやすい。

2015-03-12 19.04.18

最初のワインは前回も頂いたラバスコロザートラサリータ2013 モンテブルチアーノ種のロゼワインでしっかりしたボディで強烈なアタックがある。春らしくて綺麗でとても素敵なんだけど今まで飲んだ事のあるロゼワインとは完全に一線を画すものである。

2015-03-12 19.07.16

「マテ貝 あさり さざえ さざえの肝」磯の香のする泡のソースなんだけど底にサザエの肝のペーストがあって驚きの連続。。舌がビックリするというか頭がついていけないような今まで食べた事のない美味しいソース。

2015-03-12 19.22.18

「ヒイカとアスパラガス」ウイキョウとほうれん草のソース。ウイキョウ(フェンネル)の強い芳香がとても刺激的。

2015-03-12 19.39.12

ワイン二本目は思い切ってこちらののお店で一番高額な白ワインのヴィンテージ・トゥニーナを所望する。今やイタリアの白ワインの造り手としてナンバーワンと言われるイエルマンのもの。

冷やし過ぎ厳禁で一口頂くと辛口の重口でコクもあって蜂蜜や果物のようなアロマも強く感じる。シャルドネや、ソービニオンブラン、あと樽香のある知らない品種のものを混ぜまくっているのでかなりエレガントなんだけど個性的で複雑な味となっている。「あっ飲みやすい・・」と言った感じではない事は確か。

ジャケットもエッチな感じでなかなかエキゾチック(死語?)感を増幅させる。

2015-03-12 19.45.56

最初の主菜は白身魚を揚げたもの。魚は10kgオーバーの大ヒラメ。この時期によく獲れる。3種のソースは柚、マーマレードか金柑?、蕎麦茶。和のテイスチャーがしっかりと組み込まれているて且つ盛りつけは斬新かつシンプル。

2015-03-12 20.00.24

お店はこの日も当然満席。テーブルが3つとカウンターのみなので予約は取り合いになる。

2015-03-12 20.01.42

「鰆とオレンジ」。しっかりと脂ののった鰆とオレンジのソースの相性が素晴しい。

2015-03-12 20.18.30

一見カンナ屑のような料理が登場。旬の桜鱒をさっと薫製にして冷凍にして薄く削る。それを紅しぐれ大根の甘酢漬けの上にかけたもの。ぐちゃぐちゃにスプーンで混ぜて一気に口に入れると鱒の凝縮された旨味が口一杯に広がる。この料理を考えるイマジネーション力とデザイン力に敬服。。

2015-03-12 20.19.30

3本目はピノネロの赤。昔はイタリアのピノはエレガントさにかけるとよく言われてたけど最近はほぼ遜色なし。かなり豊かな果実実とカシスの香りがしてしっかりとした酸味とタンニンも感じられかつ滑らかでコクのある、私見であるが鰯のオイル漬けとかに合うであろうワイン。

2015-03-12 20.36.08

「イイダコとと緑の野菜(多分メカブであろう)」のパスタ。タコはミンチになっている。ほうれん草と大葉も入っているであろう。

2015-03-12 20.55.29

メインは「銀鱈と新ジャガ」マッシュポテトと新ジャガの揚げたもの。濃厚なアメリケーヌソースは塩分の立ち方が半端ではない。シェフの修業先のイタリアの同名の店のスペシャリティらしい。脳幹に突き刺さるような塩使いのソースと脂ののった銀鱈とピノネロとのマリアージュはここ最近のベストデザインである。

2015-03-12 21.10.31

シャベーットのようなものと固形のクッキーのようなものとミルクのエスプーマーが入ったものをぐるぐるとかき回していただくとコーヒーになるイリュージョンのようなドルチェ。

2015-03-12 21.25.11

名物の「チョコとバナナ」。このドルチェの仕掛けも面白い。薄いチョコの中は滑らかなバナナアイス。前回と献立も変わっていて大満足。。

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアンレストラン

大和【大阪市 大国町】

僕は20代の頃は木津卸売市場に毎日仕入れに行っていた。5時前に起きて軽トラに乗っていくんだけどその帰りに朝食でしょっちゅう行ってたうどん屋さん。当時のご主人は上田実さんといって割烹出身で食材にこだわりまくりながら高いけどおいしいうどんを作りまくっていた。。いつも食材自慢をしながらうどんを作っていた。。

天ぷらの入ったカレーうどんが名物で鼻からうどんが出そうなボリューム感に堪能した記憶がある。そのご子息が当時2人いたけどどちらかが跡を継いだんだと思う。ご主人は日本橋で「難波亭本店」という名前でお店を今でもされてると思う。しゃぶしゃぶうどんが絶品。。。

10年くらい前に市場が改装されて路面に場所が変わってからも大繁盛。昼前にはいつも大行列。「このお店も立派になりはったなあ」と近くを通ったときにこの行列を見るたびに思ったものである。今日たまたま気になる食材があったので市場に行ったところ朝の8時でちょうどお店がすいていたので数年ぶりに入店する。この店の行列は10人で45分が目安。並んでいるときに注文を聞いてくれるので入店すれば早く出てくる。

価格は数十年前とほとんど変わっていない・・・昔もよく食べたこの店のシンボルとも言える「海老天ぷらカレーうどん」1580円を所望する。若いときは白い御飯も一緒にいただいたがこの日はうどんだけにする。

2015-03-03 08.09.05

4人掛けテーブルが2つと2人掛けテーブルが2つの12席。忙しいときは当然相席。店はかなり狭い。店主一人と超高齢となった女将さん。。。いまだに現役で働かれているのには頭が下がる。出てきたカレーうどんは昔とは器も変わって備前のもの。かなり重厚な感じでビジュアルもいい。

大きくそびえ立つ海老天とアスパラガス。昔よりもボリュームが上がっているのに驚く。スパイス感があり片栗でとろみをつけたカレールーの味も昔と全く変わらず。。甘くて辛くてしっかりとした味がいい。かなり大振りの海老天はカレーに浸かっていないものとどっぷり浸かっているもので食感が異なるのがいい。海老のサイズも大きくて薄衣でカリッとした仕上げ。。文句のつけようなし。

かなり上質のホタテ貝柱の天ぷら、茄子の天ぷら、霜降り黒毛和牛もどっさり入る。和牛独特のええ味が出汁にしみ込んでかなり美味しい。あと蓮根のカリカリの天ぷらに大黒シメジとししとう。大量の貝割れと葱がいい仕事をする。茹でたての麺は柔らかめだけどモチモチして適度なコシもありカレーうどんにドンピシャ。量もしっかりとあって嬉しい。

普通はこれだけ繁盛したら食材の質を落としたりオペレーションの軽減で手を抜くと言うか作業の効率を図るはずなのに全くそんな気配はみじんもない・・・逆に昔よりも美味しくなっているかもしれない。。

ボリューム、カロリーは相当なものでこの店の天カレーを完食できたら体調のいい証拠と自分では決めている。この日もはち切れそうになりながらなんとか最後まで食べることが出来た・・・この和牛を使った肉巻定食もおすすめ。出汁巻の中に大量の肉が入っている。。。次はいつ来ることが出来るだろう。。

大阪市浪速区敷津東2-2-8木津卸売市場
tel06-6632-0494
営業時間05:00-14:00
定休日日曜・祝日

大阪市 大国町 麺料理