堺の宿院の住宅街にある表記の店をランチタイムに訪問。この地で30年くらい前からある老舗中華そば店。店名と同じ名前の「プノンペン」という商品が看板商品。
2代目の店主はカンボジア人ではなく日本人。店内は昭和な内装のラーメン店。店内には店を訪れた著名人の写真やこれまで受けた取材記事が壁一面に飾られる。
時分時は駐車場を含めて満席になるので開店直後に訪問するのがお薦め。カウンタ−10席と4人掛けテーブルが3つくらい。メニューは「プノンペンそば(1100円)」とそばの入っていない「プノンペン(800円)」のみ。この日はプノンペンそばを所望する。その他、オプションとして
●「焼き豚」 800円
●「焼き豚のせ」 400円
●「野菜大」 400円
●「ライス・替玉」200円
●「ビール」 500円
●「日本酒」 400円
プノンペンそばに焼き豚をトッピングするのが一番人気。その次は麺なしのプノンペンとライスという取り合わせもなかなか通な感じ。この日はデフォルトのプノンペンそば1100円を所望する。
出てきたプノンペンそばは緑の杓子菜に覆われてボリューム満点。スープは日本酒、中国醤油と鶏ガラベースの優しい味わい。その後すぐにニンニクの香りが追いかけてきて微かな辛味がやってくる。セロリやトマトも一緒に炒めているので途中でエスニックな爽やかな酸味も感じられる。
牛バラ肉も地味だけどいい仕事をする。一見小松菜のように見える杓子菜のシャキシャキの食感がとてもいい。聞くと近くの畑で知り合いに作ってもらっているらしい。味の素のせいか中毒性のある何層にも後を引く味になっているのもお見事。
柔らかめの加水率の高い縮れ麺は特注の玉子麺とのこと。食べ終わって周りを見渡すと厨房内も古いけどビックリするくらい清潔。嫌な臭いもなくて掃除と整理整頓が行き届いていてピカピカ。店の前に専用の駐車場があるのでとても便利です。
堺市堺区中之町西3丁2-33
072-238-3287
営業時間 11時~19時30分頃