福島に所用がありその前に一人ランチで表記の店を訪問する。
JR大阪環状線の福島駅を左に出て福島6の信号まで歩き、右折して梅田ランプ西の信号少し手前の右側にある蕎麦店としては超有名なお店。
店内は左にカウンターが5席ほど、それに続く調理場、右は四人掛けの椅子席が三つ並ぶ。ご夫婦で経営されているようでホールを担当する奥様の気配りがとても冴えておられるのが印象的。
こちらのお店の代名詞ともいえる「すだち蕎麦」もいいんだけど、この日は肌寒い日だったので温かい「鴨南蛮そば(1550円)」を所望する。周りの客は盛りそばか盛りそばと田舎蕎麦をアソートした二色蕎麦の注文率が高いと見る
小振りの丼に入って出てきた鴨なん蕎麦の構成は蕎麦、出汁、鴨肉、鴨のつくね、焼き葱、青柚のシンプルなもの。鰹節の香りもしっかりと感じることが出来、出汁の美味しさが飛び抜けている。
塩分濃度も完璧で鴨のエキスが混ざって淡味溢れる最高のスープである。
ミディアムに火入れされた鴨肉もプリプリでこれだけを熱燗で食したいほどの内容。つみれも風味がよく口いっぱいに鴨の香が広がりあと口もサッパリしたかなりレヴェルの高い仕上がりとなっている。白ネギの火入れもとても丁寧でじっくりと中まで美味しく焼かれているのはお見事。出汁に浸かった焼き葱は鴨肉、柚子とともに蕎麦をおいしくさせる触媒の役割を担う。蕎麦は歯切れ感もよくレベル的には自身の最高ランクに位置する。
出汁もすべて飲み干してお支払いを済ますと奥様が忙しいのにお声をかけてくださり玄関外までお見送り。ミシュラン店としての矜持をすべてに感じる佳店である。
大阪市福島区福島6-11-13
06-6453-2828<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27002682/?tb_id=tabelog_57b0f15f1039c69cf2d152d9762ac2ec5acc4c0d”>まき埜</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/soba/”>そば(蕎麦)</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R8708/rstLst/”>福島駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/R7333/rstLst/”>西梅田駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R5287/rstLst/”>新福島駅</a>)
<br />昼総合点<span style=”color: #000000;”>-</span><span style=”color: #A9A9A9;”></span>
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