北新地から御堂筋を渡って老松通りのラブホの横の路地を入ると情緒豊かな昭和チックな店が何件かあり(どの店もとても素敵)その一番奥に最近出来た現在話題殺到中の寿司店。
この店は心斎橋の大人気居酒屋ニコグループの4店目のお店。少し時間があったので北新地の硯見通りの立ち飲み生酎ハイ店の「檸檬」で一休み。友人と採用の話や四方山を語る。。この店の最近の私のお気に入りのキウイの生酎ハイ。。果肉たっぷりで身体に良さそう。。。
そのあと噂の寿司を求めて西天満へ。お店は小ぢんまりとしていて和の可愛らしさもあってかなりいい空気感を醸し出している。L字のカウンターに9席のみ。
一般的な寿司屋に有るガラスのネタケースはなく木箱に入った本格派。
スーパードライで乾杯。。。グラスはうすはり。。。
能登のモズクと北海道のホタテと長芋。。スッキリとした酸味を感じながらつるりぬるりを愉しむ。
お造り盛り合わせ。。すべて一手間かけた仕事をしている。大葉の奥に隠れているのが寒ブリの黄身しょうゆ漬け。かなり美味しい。。蕩ける。甘口の日本酒をいただく。。その横が天然子持ち昆布に甘エビの塩麹漬け。煮鮑に剣烏賊の塩辛、クラゲの和え物。。。お酒がすすみまくる。。。
握りの最初はマアジ。。。関東産(房総半島)と言っていた。赤酢仕込みのシャリはネタといい一体感があるシャリの炊き具合がとても良く舌触りにパサつきも無く滑らかで、歯応え・解れも芳しい。
すべてネタに煮きり醤油を塗ったり味付してくれるためそのままでいただけるのも嬉しい。
振りゆずと塩でいただくコチ。。。旨味も充分乗っていて美味しい。
天然ヒラメ。。。普通に美味しい。。。
サシの入り方からして養殖(畜養)であろう。奄美の本まぐろ。。私は食すことが出来ずパスする。。
酢の酸味を尖らさずマイルドに仕上がった真鯖。。旨味が存分に引き出されかなりレアの状態での仕上がり。。
ここで焼き物登場。。琵琶湖の子持ち小鮎の塩焼きらしい。。。生まれてはじめて頂く。。もちろん頭からガブリとかぶりつく。。。日本酒をさっぱりとした別の純米酒に変えていただく。山形の茶豆と青森産の亀の手。。亀の手は磯で獲れる貝の一種。和歌山の友人にいただいて食したことがある。実にいい酒の肴である。。
煮ハマグリも火入れの加減が素晴らしい。。江戸前のようにしっかり火入れしていないのがポイント。
真鯛の握り。。この時期はまさに旬真っ盛り。。もちろん天然。
スダチの汁と皮で旨みを引き立てた剣先イカ。切れ込みがあるので食べやすさと美味しさが増す。ゆっくりとした握り方なんだけどまあ丁寧。。ご主人は30代か。。。かなり若い。。
鰻の白焼きはおくどさんで蒸し上げて握るとホクホクして皮の脂もしっとりして焼いたものとはまた違った味わい。
締めは梅酢沢庵とかつおと胡麻と大葉を入れた手巻き寿司。赤味噌汁もついてお腹いっぱい。。。
すべてコースになっていて酢のもの、お造り、焼きもの、と握りで3500円!このクオリティーでは驚愕のコストパフォーマンス。席数が少ないので近い将来予約の取れない店になることは必至。。食べたりない方は追加も出来る。。。お酒を入れて一人4500円でした。。。ごちそうさまでした・・・
大阪市北区西天満4-12-17
TEL:06-6365-8500
OPEN:17:00~24:00
CLOSE:日
寿司処 鶴と亀 (寿司 / 大江橋駅、東梅田駅、なにわ橋駅)