齋華 *京都で最も予約が取れない(らしい)中華店

カード会社から招待いただいて表記の有名中華料理店を友人と訪問。京都のヌーベルシノワを代表する店と言われる。場所は京都駅からタクシーで10分くらいの泉涌寺の裏手の静謐な林のなかの一軒家。

店内は靴を脱いであがる掘りごたつ式のきつきつカウンターが12席。
カウンター席からはガラス越しに季節の木々のある庭が見える。この日はドリンク別で料理32000円のコースとのこと(別途サービス料)

料理はシェフがほぼ一人で作りホールスタッフさんが3名。接遇は冷ややかで雑、疲れている感あり。ホスピタリティは残念ながら感じなかった・・・京都らしいとも言える。

最初に春巻き登場。中には旬のホタルイカと瑞々しいアスパラガスが入る。上にXO醬がたっぷり添えられる。これはかなり美味しかった。

続いての冷菜は鯛昆布じめの上に生クラゲを乗せたもの。青ネギの中華ソースにベルーガキャビアが添えられる。少し足しすぎの感があるけどこのバランスは好みの問題。

豚肉だと思った料理は胡瓜に穴子という異色の組み合わせ。煮穴子はとても上質で上手に火入れされていた。四川紅油(ホンユ)ソースも深い味わい。

揚げフカヒレのスープ仕立ては分厚くてもっちりしたフカヒレが好印象。わざとかも知れないがトリュフは香りが完全に抜けていた。

花巻ぱんを焼いたものが供された後でスネ、タン、ハチノスの3種類の肉の煮込みを辛めのソースで和えたもの登場。肉を食べた後、余ったソースで皮もっちりの焼き餃子をいただく趣向。

続いて北京ダックが包まれた状態で登場。もちもちしてパリパリする食感の対比がとてもいい。こちらの店のスペシャリテの鮑麺が登場。加水率の高い細麺の上に柔らかく炊いた鮑が乗せられる。ソースは鮑の肝ソース。当初は鮑だけを提供していて常連の方の意見で麺を添えたとのこと。個人的には麺は不要と考える。

締めは麻婆豆腐と坦々麺から選ぶ。(両方を選ぶこともできる)シェフの挨拶は一切なしで常連客と話し込んでずっと料理がなかなか出てこないことに閉口する。また、カウンターで同席の京都人の客が大声で話しまくって最後まで居酒屋のような厳しい空気感となっていた。この店は3回ぐらい訪問すれば私にも良さがわかるかもしれないと思った・・・・

京都市東山区泉涌寺山内町35-3
18:00〜22:00

中華料理 京都市

Sunday *阿倍野の新星焼きそば専門店【大阪市 北畠】

4月16日にオープンした表記の焼きそば専門店を訪問。東天下茶屋駅・北畠駅から徒歩5分 王子神社すぐ近くの場所に位置する。多分、ネット記事としては初登場と思う。

老舗の洋品店だった場所を格好良く再生して名前もそのまま使用。店の隣では大きな製麺所がありそちらで製麺したものを使用する。40代くらいの男性スタッフさん4名で切り盛り。

一階は厨房とカウンター席、2階はテーブル席となっている。

4月末まではプレオープンで5種類のこだわり焼きそばが777円で提供される。ゴールデンウイーク明けからメニューを変更されるとのこと。この日は油かす焼きそばを注文する。

なま麺をゆがく作業から始まるので出来上がりまでは約15分かかる。麺をゆがいてから大きな鉄板で徐に焼き上げる。出来上がりのビジュアルはかなり美しい。こだわりの太麺はムチムチでコシがあってかなり美味しい。このスタイルはあまり見たことがないと思う。ソースは甘めのコッテリ味でパンチあり。

油かすのほかに豚肉、いか、キャベツ、目玉焼き、鰹節、ネギ、紅生姜が入る。ハイボールをいただきながら一気に完食。4月いっぱいまでお得にいただけます。ごちそうさまでした。

阿倍野区阿倍野元町9ー7
11:00~21:00
木曜定休

大阪市 北畠 麺料理

みやじ *堀江の老舗激シブ魚料理店【大阪市 桜川/西長堀】

友人に誘っていただいて堀江にある表記の小料理店を訪問。お店もスタッフさんも年季の入った印象。ランチタイムは海鮮丼をリーズナブルに提供。入り口近くに生簀があって色々な魚が泳ぐ。調理担当の高齢のご主人と奥さんとスタッフさんの3人で切り盛り。メニューは魚料理が中心で小鉢から刺身、焼き魚、天ぷら、その他酒肴が色々とある。どの商品も低価格で界隈の相場の半額くらいの印象。

お客さんは常連客ばかりでかなりアットホームな雰囲気。

ビールと共に「じゃこピーマン300円」「水茄子400円」「とこぶし煮600円」明太子の唐墨仕上げ400円」「めざし300円」「天然紅鮭400円」などをいただく。提供時間はかなり速い。明太子の唐墨は初めていただいた。風味を壊さずどうやって水分を抜いているのかが不思議。

このほかにも「ポテトサラダ300円」「島ラッキョ400円」「新筍煮(福岡合馬産)」などをいただく(写真なし)黒霧島4000円(1升瓶ボトルキープ)をいただきながら食べまくる。

この日のおすすめの「おこぜ1000円」は皮と腸と肝も添えられる。この商品がこの価格でいただけるのも不思議なり。「鮑バター焼き700円」はぷりぷり食感。「マグロ刺身800円」「赤貝刺身600円」もかなり良心的な値付け。

「ニラ入りだし巻き400円」もふわふわで完璧な仕上がり。「鱚天ぷら800円」も口に入れた時点で解ける食感。「長芋トロトロ焼き300円」はエアリーなお好み焼きのような感じだけどかなり美味しい。芋焼酎を飲みまくって「稲庭うどん500円」で締め

この値段でこのおいしさは天然記念物のよう。地元の方に愛されてる感満載のいいお店です。。

大阪市西区南堀江3-4-14
11:30〜14:00/18:00〜22:00

大阪市 桜川/西長堀 和食居酒屋