マルナカ豚汁店【大阪市 心斎橋/四ツ橋】 【大阪市 長堀橋】

南船場で筋トレをした後でランチタイムに表記の店を訪問。場所は長堀通りから中橋筋を北に入り、一つ目の通りの角に位置する。

もつ鍋・唐揚げ・串カツの「とつぼ」という店の間借り営業。豚汁の定食500円のみというわかりやすいビジネス。店内はカウンター8席のみで若い女性客も利用。

大きな丼鉢に具沢山の豚汁が着丼。具沢山で大量の豚肉・たまねぎ・にんじん・ごぼう・だいこん・こんにゃく・里芋・豆腐などが入る。豚肉が甘くてとても美味しい。

合わせ味噌を使った味噌汁自体が美味しくてご飯がとても進む。ごはんは十六穀米で大・並・小と選べるようになっている。別料金で生卵のオプションもあるので卵かけご飯にしてもいいらしい。健康にとても良さそうなランチでした。

大阪市中央区南船場2-5-21 居酒屋とつぼ内
06-6265-1025

マルナカ豚汁店日本料理 / 長堀橋駅心斎橋駅松屋町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 心斎橋/四ツ橋大阪市 長堀橋

いわや 3月

休日に丹波篠山にある表記の店に猪鍋を食べに訪問。JR篠山口駅からはタクシーで20分5000円くらい。今回は大阪から自家用車で1時間半のドライブ。篠山城跡近くのメインストリート300m以外は田んぼと山ばかりの鄙びた場所に位置する。日が暮れると道中は真っ暗がり。

創業くらいで篠山では近又の料亭とともに超繁盛有名店と言われる。生の猪肉を食すことができるのが10月から3月下旬まで。それ以外の時期は冷凍の猪肉を食すことができる。

17時にお店到着。早咲きのシダレ桜があちこちで咲き誇るのを見ながら入店。木造平屋のお店は板の間に囲炉裏が設えられている。この時期はほとんどの客が「ぼたん鍋」5400円を注文。地元客や常連は猪の網焼きの注文が多いと聞き及ぶ。

猪肉は子供を産んでいない3歳のメス猪を一頭買いして提供とのこと。囲炉裏には炭火が施されてシニアの女性スタッフが食べ方の説明や甲斐甲斐しくお世話をしていただける。

最初に猪肉を全て味噌鍋へ投入。続いて山芋や大根等の根菜類を投入する。ひと煮立ちしてからは葉野菜や葱等を投入して、更にひと煮立ちすればいただけるとのこと。

数種類の味噌を合わせた出汁は全くアクが出ず、煮詰めても辛くならないのが不思議。
あっさりした味噌出汁と旨みたっぷりの脂身を纏った猪肉との相性が抜群。猪肉は噛み応えもあって野性味もあるけど嫌な癖や臭みは全くない。手作り感のある適度な噛みごたえのこんにゃく、黒豆豆腐、地元特産品の山芋、白菜、大根をはじめとする野菜の美味しさは特筆もの。

オプションでアマゴ塩焼き600円を所望。串刺しにされたピクピクと動くアマゴを囲炉裏で焼き上げる。片面20分ずつ炭火で焼き上げると骨までいただけるとのこと。

焼きあがったアマゴは串のまま丸かじりする。フワフワの食感がとてもいい。

結びは自分の田んぼで作るコシヒカリを使ったご飯。丹波産のコシヒカリはブランド米で価格もトップレベルと聞き及ぶ。お鍋の中に生卵を入れ3分くらい煮立てて半熟になったところを白いご飯の上にONする。猪肉と野菜のエキスが染み出た味噌味の黄身ご飯は驚くくらい美味しい。春は地元でとれる山菜鍋がお勧めとのこと。

過去のいわやはこちら

兵庫県篠山市火打岩495-1
079-552-0702
営業時間 11:00~20:00
定休日 4月~9月(毎週木曜日)10月~3月(無休)

兵庫県

イルポーペロ ディアボロ 3月【大阪市 大国町】

大国町にある木津市場の横の木津まち横丁の一角にあるイタリアンを訪問。私が敬愛する羽田シェフの料理は卸売市場で仕入れる上質の魚を中心にしてシェフならではの独創性と芸術性と論理的、科学的な異なる食材の組み合わせが突き抜けている。また和のテイストを料理に忍ばせながらシェフならではの世界観のある唯一無二の料理にいつも酔いしれてしまう。

このブログでもこちらのお店はよく紹介させていただいているが個人的にこちらの店以外のイタリアンは全く行く気がしない。

店名の由来は羽田シェフの修行先のミシュラン一つ星の北イタリア、リミニ州の同名本店から暖簾分けを許されたもの。シェフは現在は辻調理師専門学校の先生もされておられる。

ここ最近はカウンター6席だけを使いシェフが料理をしながら接客・サービスもしておられる。緻密に料理を作る手元が見えるのも嬉しい。

座付はワカサギのフリット。あしらえは菜の花にモロコのペーストとクルミとジェノベーゼソースをかけたもの。その下にはカボスの発酵ソースとカボスの皮のピュレが敷かれている。

続いては細かくカットした新鮮なアオリイカとフキとウイキョウ(フェンネル)のサラダ。添えられたイカゲソとイカ墨を合わせた固形物が香ばしくて美味しすぎる。

続いては旬のヒラスズキの上に根セロリのスライスと山ワサビを添えたもの。
フレッシュヨーグルトとデコポンが敷かれていてさっぱりした柑橘系のソースはヒラスズキの骨で取った出汁ととレモンを煮詰めたもの。。

青森産ののガス海老(トゲクロザコエビ)とアスパラのソテー。上にはアーモンドミルクの泡がかけられて底には海老の頭と卵黄のソースで作ったさっぱりしたソースが敷かれる。

ソース一つとっても手間暇がかけられていてシェフは朝の9時から17時頃まで休む間も無くずっと店で仕込みをしていますと言っていた。

フルーツトマトをオーブンでセミドライにしてマグロのスープを使って戻した物の上に
鱈の塩漬けに鱈の白子を合わせたムース状のものを乗せてイワシとオレガノのスープとともにいただく。口休め的なものだけど手間がかかりまくり。

丁寧にフライパンだけでミディアムに火入れされた鰆のローストと新玉ねぎをガルバンゾブイヤーベースをスパイシーに仕上げたスープと一緒にいただく。付け合せは赤玉ねぎ、アンチョビ、ケッパーを刻んだ物。

オプションで尾長鴨の胸肉のロースト。料理を始める前に食材のプレゼンテーション。1ヶ月熟成させたと言っておられた。

この料理はイタリアの修行先のスペシャリティとのこと。時間をかけて焼き上げた肉の塊を丁寧に解体するシェフの姿を見ながらワインをいただく。

レアに仕上げた胸肉部分と別にササミと内臓とモモ肉も添えられる。内臓の香ばしさが秀逸。あしらえは新じゃがのピュレと金柑のキャラメリゼと葉ニンニク。

最後はフグの身と下仁田ネギとレモンの入ったラビオリのスープ仕立て。スープはスッポンとトビウオで取ったもの。とても滋味深くて和食の椀物のよう。

ドルチェは白豆を氷のパウダー状にしたもの苺とラム酒のソース。香りづけに桜の葉の塩漬けが入る。かき回していただくとパウダーが溶けて全体が馴染むようになっている。

安納芋とハトムギが鋳込まれたチョコレートドルチェをエスプレッソでいただく。

この日はワインペアリングでお願いする。最初のシャンペンから料理にぴったりのオレンジワインや桃の香りのするワイン、シャルドネから鴨に合わせた赤まで幅広く楽しむことができた。最後はオリジナルのウオッカにコーヒーを混ぜた食後酒までサービスいただき大満足。こちらのお店だけは支払い価格が気にならないプライスレス。。この日も幸せな気分で帰ることができました。

過去のディアボロはこちらこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン