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喫茶グリル サンレモ【大阪市 姫松】

阿倍野の播磨町交差点にある表記のお店で昼ごはん。店構えは寂れた普通の昭和の喫茶店、店内もふかふかのクッションの椅子が鎮座するレトロテイスト。店に流れる昭和ナンバーがいい空気感を作る。この日は奥村チヨさんの「最終列車」。

調べてみると今年で奥村チヨさん70歳で歌手を引退されるらしい。最終列車は40万枚売った大ヒット曲。。時間の止まった空間につい和んでしまう

メニューはカレーライス450円 チキンライス450円 オムライス480円 ハイシライス600円 トルコライス500円 スパゲティナポリタン・ミートソース各450円 ミックスピカタナポリタン550円 ビーフステーキ1800円 ミルクセーキ350円・・・・価格も昭和の値付け・・・家族経営のなせる技なり。

この日はスイスライス500円を所望

こちらのお店のトルコライスは以前食したことがあるがケチャップライスに白身魚のフライが乗ったもの。スイスライスはその派生系でラードでカリッと揚げられたウインナーソーセージのフライがピーマンとタマネギのチャップライスの上に目玉焼きと一緒に鎮座しハヤシライスのソースがかかったもの。一見懐かしくてジャンクな感じなんだけどご主人が丁寧に作っておられるのでとても高いクオリティーを感じる。これでサラダがついてなんと500円・・・癖になります・・・

食事の前にこの店の南にある森森舎というカフェの彫金教室で作ったシルバーのバングル。イメージ通りで自画自賛なり。

大阪市住吉区万代東1-1-32
06-6692-3340
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月曜日

過去のサンレモはこちら

大阪市 姫松 洋食カフェレストラン

7月雑記

最近お気に入りの住吉区粉浜にあるwa coffeeさんは夏場は焼き菓子と自家製アイスクリームを提供。写真はアップルサイダードーナツで林檎ジュースに数種類のスパイスを加えて煮込んだ自家製のアップルサイダーを生地に練り込んだもの。サクサクの食感とシナモンやスパイスの香りが特徴。

梅田で飲んだ帰りに新梅田食道街の新京でタンメン650円を頂く。普段は飲んだ帰りにラーメンは食べないんだけど昔からある此方の店の懐かしい味についつられてしまう。
鶏ガラベーススープに胡椒を多めにかけて頂くと安心の美味しさ。高齢のご主人との世間話も味のうち。

住吉区のカフェ「森々舎」はカレーと自家焙煎の珈琲と夏の間の自家製シロップを使ったかき氷が秀逸。この日は富良野から直送されたラベンダーが大量に入荷。店中が優しい香りに包まれる。陶芸教室や彫金教室を隣接する工房でされていて私もたまにお世話になっております。

最近よくチョイ飲みで使うJR長居駅横の松すしはほぼすべての商品が300円均一。創業50年の家族経営なので商品も価格を考えるとかなりいい。天然鯛の炙りは柚子胡椒をつつけて頂くのが特徴。自家製の肉味噌や塩辛で鹿児島産の芋焼酎と一緒に楽しむと時間を忘れる。寿司店の隣に立ち呑みの店も併設されていてそこでも寿司やお造りを頂く事が出来る。

昭和町駅前のミスタードーナツの入るビルの2階にあるs.201は点心専門店。昼間は女性のグループ客でにぎわう。夜はバー使い出来る事はあまり知られていない。此方の店のハチノスのサテ炒めと一緒にバレンタインをソーダーで割って頂くのが大好き。

柔らかくてムチムチした食感のハチノスは上湯でしっかりと煮込まれていてそれをカレーベースのサテソースで炒めたもの。ココナッツや干し海老やニンニクや香草などいろんなスパイシー味がするけど癖なく優しい味加減に仕上げているのはさすが。後口も良くてハイボールにぴったりの夏の肴。

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そばがき屋 ぐうちょきぱー【大阪市 東部市場前】

今から17〜18年位前に大正区の泉尾という辺鄙なバス停しかないところで「凡愚」という個性的な蕎麦屋が開業。廃屋のような外観で入り口には大きな犬がいて週の半分は休みで天井は卵ケースでできている意味不明の店だった記憶がある。数年後にマスコミで取り上げられてあっというまに大阪を代表する蕎麦店となる。

驚くような太さの蕎麦を塩で食したりどういうわけか天野酒と早寿司があったり、店のご主人は元カメラマンで奥さんはデザイナーなんだけどいつも自然体で偉そうじゃなくていい空気のながれる空間でゆったりと真面目に作られた蕎麦をいただくのがとても楽しみだった。あまりに繁盛しすぎてここ8年くらいご無沙汰であった。しかしながら昨年8月に和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野という里に移転され新しい凡愚として「あまの凡愚」を始められたと聞き及ぶ。

その大正のお店で10年間ずっとホール担当をされていた女性が東住吉区で関西で初めての「そばがき」の店を始められたと聞いたのでランチタイムに訪問する。彼女は開口一番に「凡愚」のそばがきに魅せられて始めたと言っておられました。

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場所は杭全の住宅街でかなり判りにくい辺鄙な場所。近くにコインパーキングはない。個性的な暖簾のデザインは店名のぐーちょきぱーを表しているらしい。駄菓子屋のガレージを改装した感じで入口のレトロなガラス戸もいい味を出している。気の温もり漂う店内はゆったりとしたカウンターが10席。テーブル席が2つ。

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デザイン性が高くて手作り感溢れる内装は知人の大工さんにお任せしたと聞いたがかなり計算されたカッコいい造りになっている。ドーム型天井が印象的。

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白い壁の店内は趣味のいい絵などがさりげなく飾られる。ちなみにこの絵は昔に凡愚にかかっていたものだったと思う。そばがきは蕎麦粉に湯を加えて加熱して箸やへらで手早く混ぜて粘りを出して塊状にして食す保存食のようなもの。福井県などの蕎麦の産地では子供でも作れるので昔はおやつの定番だったと聞き及ぶ。こちらのお店でも餡やきな粉と一緒におやつとしても提供されている。

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メインのそばがきは醤油でいただくか餡子と黒蜜でいただくかを選び、蕎麦粉のひき具合を選ぶシステムになっている。1番から5番まで選べて、細かくひけばトロトロになり荒くひけばつぶつぶが残る野趣溢れるものとなる。その他にもそばがきを付けていただく鴨汁や出汁巻などのおつまみ盛り合わせなども取り揃えられている。凡愚と同じく日本酒もあります。

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ランチタイムのお得なセットメニュー。選べるそばがきに鴨汁、キャベツの胡麻和え、酵素玄米(発酵玄米)、デセールにそばシャーベットがつく。この日はこちらを所望する。

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食器も陶器は和歌山の作家さんに注文して作ってもらったり、古い朱塗りの器は店主のお母さんが骨董品集めが趣味で揃えられたのを使っていると言っておられた。かなり上質で趣味性が高いものばかりである。

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カウンタ−に飾られる野花も品がいい。しかしながらこの店の若い店主がこの花よりも明るくて快活で存在だけで癒される。

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最初に酵素玄米と漬け物とキャベツの胡麻和えが供される。これをいただきながらそばが気が出来上がるのを見る。酵素ご飯は玄米を炊いて60度くらいで保温をして数日間(この日は7日目と言っていた)置くことでモチモチとした食感となる最近は木村拓哉さん等の芸能人やモデルさんが愛用する健康ご飯でブームとなっている。キャベツは素朴な味で普通に美味しい。昆布に酸味を入れて炊き上げたものや自家製の漬け物はかなり贅沢な仕上がり。

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そばがきは今回無理を言って1番と5番の相盛りにしていただく。どうしても挽き方の違いで味と食感の異なりを見たかったので・・というと快く引き受けてくれた。ヨーロッパ製の電動石臼(ミル)で福井県の丸岡産の丸剥きした蕎麦をその場で挽く。

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小さな手鍋とへらで根気よく練り上げる。そばがきはお椀に蕎麦粉と熱湯を入れて自分で練る椀がきというのもあるがこちらは正統派の加熱しながら水分を飛ばし丁寧に練り上げる鍋がきで蕎麦粉のでんぷんをアルファ化させるので消化吸収もよくヨガなどの健康食として最近は注目されている。

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加熱すると粘りが出てくる。長く捏ねないのでしっかりと風味も残る。たくさんの客でも一つひとつ丁寧に練り上げる。

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出来上がったものを擦りたての山葵醤油でいただく。挽きたてのものをいただくんは初めて。一言で感想をいえばまちがいなく蕎麦の味を上回る。普通の蕎麦は練って切って保管して茹でるあいだに酸化や劣化がすすみ風味が落ちるがこのフワフワトロトロのそばがきは香り・味、共に蕎麦よりもしっかりとした味わいを感じる。山葵醤油を付けることで甘味が更に引き出される。飲込んだあと(10秒後くらい)にフワッとした蕎麦の香りが喉と鼻に抜ける。

時間をおけば少しずつ変成(澱粉化)して固くなってくる。味わいと舌触りも山芋みたいに変化してとても楽しい。

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続いて5番登場。細かな蕎麦の実の舌触りが特徴。女性からの注文がかなり多いと言っておられた。挽きたて調理したてのそばがきをいただくのが初めてということもあって日本酒が欲しくなるが我慢する。これも時間をおけば固くなりお餅のような食感でとても面白い。

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鴨汁は出汁がしっかりととられており凡愚を思い出させる。器の品格の高さもありビジュアルもかなり美しい。そばがきを少し残してかも汁に入れていただくとそばがきの甘味を更に感じることが出来る。

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デセールは蕎麦湯で作ったかき氷が登場。柑橘のコンフィチュールが乗せられる。勿論初めて頂く味わい。

次回は夜に一人で日本酒を飲みながらゆっくり味わう予定。ここ最近のスマッシュヒットのお店です。

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帰りに播磨町の森森舎でオーガニックフルーツを使ったミックスジュースのかき氷850円を食べて帰った。少し酸っぱくてとても美味しかったけど蕎麦湯のシャーベットに負けちゃったな・・・

大阪市東住吉区杭全8-6-4
06-7710-1913
11:30-14:00ラストオーダー
17:00-20:00ラストオーダー
定休日 日・月・火

 

大阪市 東部市場前 蕎麦