ムラタ料理店【大阪市 昭和町】

文の里の今年1月末にオープンしたイタリアンのお店を訪問。文の里駅から徒歩5分の住宅地のど真ん中あたり、市立工芸高校の東側あたりにひっそりと位置する。路地の先にある目的来店でないと絶対にわからない場所。こちらの店の情報は食べログ含め、ネットでは多分初掲載と思う。

重厚な木の扉を開けるとコンクリート系のスタイリッシュな空間が現れる。島之内のフジマル醸造所にいらっしゃったシェフの独立店で、なにわ野菜をはじめとする、こだわりの食材を使用したイタリアンがアラカルトで気軽に食せるお店。カウンターのシェフの目の前の席に案内いただく

春らしいロゼスパークリングでスタート。アラカルトは小皿料理、前菜、パスタ、メイン、デザートに分かれていて2名だと2皿に取り分けて提供して頂けるのがありがたい。

前菜から「千早赤阪村のニジマスのマリネ 難波ネギのピューレと日向夏のピクルス1430円(写真は2皿に取り分けいただいたもの)。ニジマスって普段あまりいただかないけど脂もあって香ばしくてとてもいい味わい。前菜はこれ以外に「ひっさげマグロのカルパッチョ」「対馬の穴子とアスパラのフリット」「カサゴのロースト、浅利とトマトのソース」「なにわポークのタンと春キャベツ、大麦の煮込み」など。

オレンジワイン2種。パンチの効いた味わいに目が覚める。

前菜からもう一皿「桃山ケンカ地鶏胸肉と黄かぶのコンフィのサラダ仕立て1320円」(こちらも2皿に取り分けいただいたもの)パサつきのない胸肉は歯ごたえもあってかなり美味しい。黄色のカブは門真産とのこと。

パスタは「平貝とホワイトアスパラガスと蕪の葉を使ったジェノベーゼ、自家製ショートパスタのチカティエッリ」(こちらも2皿に取り分けしたもの)を所望。チカティエッリは「目潰し」という意味らしい。パスタのモチモチ食感とエンドウ豆のペーストが優しい味わい。

長野県小布施のメルローもいただく。上質なグラスワインもたくさんあって飲み比べができるのが嬉しい。

メインは「なにわポークの肩ロースのローストうすい豆のピューレと芽キャベツの花部分を添えて」を所望。脂身がかなり甘くて美味しい。肉も野性味があってガシガシといただく。メインはこの他に「阿寒湖の蝦夷鹿の内腿のオーブン焼き」など。

食後はグラッパを所望する。

大きな塊のゴルゴンゾーラを少しいただく。

食後酒のデザートワインもチーズにぴったり。ここ最近の中でベストヒットのお店。アットホームで料理も美味しくて、価格は手頃でお酒もたくさん。通ってしまうこと間違いなしのいいお店でした。

お店のインスタはこちら

阿倍野区文の里3−2−15
06-7777-5528
11:30〜14:00 17:30~21:00

ムラタ料理店イタリアン / 文の里駅美章園駅河堀口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 昭和町 イタリアン

廉 3月【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目駅近くの空堀商店街のはずれにある表記の和食店を久しぶりに訪問。普段はカウンターに座って料理人さんの手元を見ながら食事をするんだけど、この日は打ち合わせを兼ねていたのでテーブル席をご用意いただく。コース料理もあるけど100種類近い旬のメニューの中から好きなものを選んでいただけるのがこの店のいいところ。

心斎橋にある「作一」の西店で40年務められた店主と作一時代のベテランのお弟子さんが作る法善寺の喜川を発祥とする大阪板前割烹料理を楽しめるお店。店内はカウンター8席とテーブル席が2卓。男性の見習い調理師さん2名がサービスを担当。

座付は子持ちの新子と酒肴3種盛り合わせ。

刺身は皮目を炙った「目抜け」軽く炙った「ホタテ貝柱」、コリコリ食感の「剣先イカ」、かなり甘い北海道産の「雲丹」、「細魚」、アサツキを巻いた「オコゼ」の盛り合わせ。

続いて旨味たっぷりの大和肉どりの味噌焼きを所望。しっかりした肉質は食べ応えあり。

大羽イワシのタレ焼きは日本酒が進みまくる。

名物の和牛ヘレ肉に薄くカットした食パンを巻いて揚げた「ヘレかつ」。サクサク食感で肉はひたすら柔らかい。ウスターソースをつけていただく。

大きなサイズの鯖棒寿司でフィニッシュ。。ごちそうさまでした・・・

過去の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日:水曜日、第三木曜日

大阪市 谷町六丁目 和食

料理屋 稲家 4月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の表記の店を社員くんと一緒に訪問。こちらも最近ずっと定期訪問しているお気に入り店。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビル7階に位置する。三宮のミシュラン店「植むら」で修行をされた向井理そっくりの店主が営むお店。高級店だけど席はいつも賑やかでワイワイ言いながらの食事にはいい。

リッチ特性上、ホステスさんとの同伴客が多いので18時スタートでも20時には終了する。カウンター8席で19800円(税・サ別)でだいたい支払いは3万円くらい。

2021年2月にオープン以来ずっと通っているお気に入り店で三宮のミシュラン店の「植むら」で修行をされた向井理そっくりの店主が営むお店。18時と21時一斉スタートの2回転制でおまかせコース 19800円(税・サ別)のみ。支払いは3万円くらい(高級ワインやシャンパンをいただくとかなりの値段になる)。好き嫌い、苦手な食材は事前に聞いていただける。

この日は最初にビールをいただく。ご主人のご挨拶の後は蓬豆腐をじっくりと炙ったものが供される。しっかりめの出汁をかけたもので蓬の香りともっちり食感を楽しむ。

続いて大ぶりの日月椀が登場。蛤の出汁を使った若芽と筍の入った身体に染み渡るオーセンティックな逸品。

刺身は目の前の炭で皮目を炙ったケンケン鰹の漬けが供される。私は赤身が苦手なのでトロトロの大きな甘海老の漬けに変更いただく。

旬の飯蛸は脚はさっと湯がいて卵の入った頭部分はパサつきを抑えるため低温調理。独特の。ねっとりとした食感がとてもいい。ジュレにしたタレと一寸豆と菜の花が添えられる。

焼肴は大きなサイズの太刀魚を醤油ベースのタレで付焼きにしたもの。下には芹を炒めたものが敷かれる。日本酒がすすみまくる香ばしい味わい。

八寸はベーシックな赤貝のぬた和え、かなり瑞々しい三度豆の胡麻和え、いい塩梅に味をつけた河内鴨の鴨ロースの3種盛り。

河豚の竜田揚げも目新しさはないけど日本酒にぴったりの味わい。

少し甘めの塩梅の飛露頭の炊き合わせ。ふわふわの仕上がりはさすが。。

釜炊きの白ご飯を一膳目は炊きたてアルデンテで供される。

続いて白魚を天ぷらにしたものを混ぜ込んだご飯にはカラスミがかけられる。

目の前でフライパンを使って作られるしぐれご飯。甘辛い和牛肉がとても美味しい。

酒粕を使ったやわやわのプリン。桜の花の塩漬けが載せられる。。こちらでフィニッシュ。。

この日いただいた甘口のお酒3種。綺麗な切子のぐい飲みでいただくとなおさら美味しい。ごちそうさまでした。。。

過去の料理屋 稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177

大阪市 梅田/JR大阪 和食