ムラタ料理店 4月【大阪市 昭和町】

3月の訪問に続いて表記のイタリアンの店を再訪。文の里駅から徒歩5分の住宅地のど真ん中あたり昭和町駅からは徒歩8分、市立工芸高校の東側あたりに位置する。目的来店でないと絶対にわからない場所。

今年の初めにオープンした店だけど既に毎日満席が続く繁盛店となっている。

長屋をリノベーションした店内はコンクリート系のスタイリッシュな内装。島之内のフジマル醸造所にいらっしゃったシェフの独立店で「なにわ野菜」や「なにわポーク」などの地元食材などを中心にワインに合うアラカルト料理を気軽に楽しめるお店。今回もカウンターのシェフの目の前の席に案内いただく。

最初にイタリアのスパークリングと一緒に「新玉ねぎと日向夏のピクルス440円」を所望。アラカルトメニューーは取り分けて提供いただけるのもありがたい。

続いてスッキリ系の白ワインと一緒に「稚鮎と八尾産若牛蒡のカルピオーネ(イタリア風南蛮漬け)990円」をいただく

温前菜として「イサキのローストあさりとトマト春野菜のソース1760円」をいただく。2皿に分けていただいて濃いめの白ワインと一緒に楽しむ。

軽めの赤ワインと一緒に「コウイカとウスイエンドウのショートパスタ1430円」あさり・イカの出汁のソースで珍しいイタリアの捻れたパスタを楽しむ。

メインは「難波ポークのロースト ハニーマスタードソース」をしっかり目の赤ワインと一緒に所望する。何度も肉を冷ましながら丁寧に火入れ。脂身がかなり甘くて美味しい。肉も野性味があってガシガシといただく。メインはこの他にも紀州鶏や猪、鴨を使ったものもある。

最後にグラッパとともにイタリアのウォッシュタイプのチーズを代表する熟成の効いたタレッジョを所望。ウォッシュ特有の風味とマイルドな味わいはとても食べやすい。
中身はむっちりとした弾力。

ワインはグラスで好みに合わせて選んでいただける。以前に私がいただいたワインや料理を記録されていたことにびっくり。シェフの料理を作る姿を見ながらワンランク上のイタリアンを美味しいお酒と一緒にいただけるお店です。親しい人としか一緒に来たくない隠れ家のような素敵な場所でおすすめです。

///////////////////////////////////////////////////////////////

4月中旬の休みの午後のランチタイムに再訪する。

イタリア産のスパークリングで昼飲み。

ランチはワンプレートに主菜の盛り合わせ。この日は「鶏肉のコンフィ」「大分産の鯖」「カジキマグロ」の3種盛り合わせ。

選べるパスタは貝塚産の筍を使ったペペロンチーノを所望する。パスタ自身も綺麗に乳化されたソースもかなり高いレベルであっという間に平らげてしまう。

食後は隣のカフェでコーヒーとケーキ。このカフェもかなり素敵です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回のムラタ料理店はこちら

阿倍野区文の里3−2−15
06-7777-5528
11:30〜14:00 17:30~21:00

 

大阪市 昭和町 イタリアンその他料理レストラン

リストランテ野呂

京都の二条城近くにある表記の店を友人と訪問。全国から支持される超人気店でジャンルはイタリアンをメインにしたフュージョン料理。JR二条駅から徒歩5分の場所に位置する。店内はカジュアルだけどライブ感溢れるカウンター席と2階のテーブル席、離れの個室からなる。今回は早くから野呂シェフ正面のカウンター席を予約。オーナーの野呂シェフは京都の人気ビストロ「洋食おがた」でも仕事をされ5年前にこの地で独立。

メニューは鮮魚を主にした冷前菜、温前菜、お肉色々、食材や麺・ソースの種類など組み合わせ自由なパスタ、デザートから構成されていてそれぞれ10種類以上の中から好きなものを選んで自分でコース仕立てにできるようになっている。2人の訪問だと小さなポーションにしてシェアも可能。かなり自由度が高く食材の量などもお腹に合わせてリクエストも可能。

座付はアスパラガスのスープ。香り高くて粘度も高くスッキリしていながら味わい深い。

20以上ある冷前菜で一番の人気が「魚の食べ比べ」。
新鮮な鮮魚を色々な味付けで盛り合わせで供される。

この日の食べ比べは12時の方向から時計回りに
・鰆の炙りローズマリー風味の葱たれ
・ヒラメのカルパッチョ自家製からすみとともに
・かますの炙りは芽ねぎと玉ねぎドレシング
・スモークサーモンのカルパッチョは青柚子の香り
・帆立貝柱の炙り
・ハマチの炙りは分葱の炊いたものと
・ユカタハタのカルパッチョはアンチョビとレモン
・鯛と甘エビのルクセル仕立て

京都のクラフトウイスキーのソーダー割りと一緒に楽しむ。

続いて温前菜は黒バイ貝とイタヤ貝と筍のアンチョビバターソテーを所望。アンチョビバターの塩梅がとてもいい。キノコや貝のエキスと合わさってなんとも言えない美味しさ。旨味たっぷりで穏やかで優しい味わい。

続いて香住産の名残のズワイガニの入ったクリームコロッケ。これもポーションを小さくしてシェアして供される。トロトロのソースも軽くて繊細なカニの旨味もしっかり感じることができる。

おすすめピノ・ノワールと一緒にいただく。ワインの値付けもとても優しい。。

メインディッシュは名物のミンチカツと京丹波高原豚のトンテキりんご醤油ソースの盛り合わせ。ミンチカツの材料は黒毛和牛、平井牛と三元豚の京都ポーク。

熱々のメンチカツは中はミディアムの火入れ。外はさくさくで玉ねぎの甘みが主張するデミソースにバルサミコが入っているので濃厚だけど酸味のあるさっぱりとした味わい。

B級のミンチカツとは異なる繊細な味で流石のリストランテの技巧と感心。トンテキも脂の甘さと軽さが秀逸。

パスタはホタルイカとホワイトアスパラとイタヤ貝のペンネをバジルソースで所望。これも野呂シェフの手にかかればあっという間に出来上がる。お腹いっぱいになったのでデザートはパス。

高度な技術のイタリアンをベースに洋食と和食のエッセンスを加えた独自の料理スタイルに敬服。またアラカルトスタイルで様々な客の要望にも対応し、カジュアルに好きなものを好きなだけ頂けるのはかなり嬉しい。

店を出て駅に向かっていると野呂シェフが店の前から大声で「ありがとうございました!」と頭を下げて挨拶。振り向くと両手を振ってお見送り。。店は満席なのに大恐縮。。流石の人気店と納得しながら帰阪する。

お店のHPはこちら

京都市中京区西ノ京職司町67-14

リストランテ野呂イタリアン / 二条駅二条城前駅大宮駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアン洋食レストラン 京都市

釜揚げうどん 一紀【大阪市 大国町】

西成にある表記の超繁盛うどん店をランチタイムに訪問。JR環状線の今宮駅より南西に5分ほど、国道43号線となにわ筋の交差点の一本南側に位置する。車でなければかなり行きにくい場所。ビルの1階で暖簾が目印、お店の隣にタイムズ24(駐車場)がある。

店内はカウンターが3席とテーブル6卓の全26席。昼のみの営業で、開店から常に満席の店内は広々としていて木目を基調とした温かみのある雰囲気。ご主人以外は全員女性スタッフさんで切り盛り。

大阪に数店ある、八尾の釜揚げうどんの名店の「一忠(閉店)」門下生の中の一つ。ご主人はお客様に大きな声で挨拶をしながら、うどんを湯がいたり天ぷらを揚げながら製麺も行う。
店名の釜揚げうどん(並2玉 700円)が看板商品だけど、ぶっかけや釜玉、生醤油うどん等もある。店内はカレーうどん注文率がかな高い。

おにぎりやかやくご飯などがついたセットメニュー等もあり選択肢も多く、とても利用しやすい親切なお店。今回は油かすの入った釜揚げかすつけうどん小(1玉)1000円を所望する。

しばらくして着丼。かなりインパクトのあるビジュアルのつけ汁は脂カスと水菜、薄揚げと黒胡椒。脂カスが界隈でよく見る薄っぺらいものではなくてスライスした小腸の形がしっかり残った甘い味わいのもの。その油かすの旨味が入った甘めの出汁を黒胡椒とおろし生姜の辛味が引き締める。

うどんは太めでモチモチの食感でねじれもあって手打ちそのものの味わい。喉越しも良くてストレスなくいくらでも食べることができる感じ。この店は7時半からの日曜限定朝うどんも有名で朝から行列となる。地域密着のいいお店です。

前回の一紀はこちら

大阪市西成区南開1-6-10
平日:11:00~14:00/18:00~21:00
日曜:7:30~10:00/11:00~14:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 麺料理