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米増 1月【大阪市 福島】

JR福島駅をなにわ筋沿いに北に500m、歩道橋の手前に小さく佇む現在大阪で最も予約の取れないと言われる表記の和食店を訪問。本湖月、かが万という名店出身の店主と女将の二人三脚で営まれる。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席のみの2回転制。

料理のSNSは禁止となっているので毎回献立のみ列記。

座付きのみ写真掲載。。レアに仕上げられた自家製の巨大唐墨で餅米を挟みゆずり葉をあしらえにしたもの。ゆずり葉は新葉の成長の跡に旧葉が落ちることから親が子を育てて家が代々続くように見立てる正月の縁起物とされる。

続いては生の赤貝と柔らかく火入れされた蒸し鮑のぬた和えと続く。煮物椀は正月らしく蟹真薯と日の出人参、鶯菜、吸い口に刻み柚子。天然ふぐのてっさ、1キロオーバーの京都のずわい蟹の足の刺身と続く。近海産のマグロの赤身と中トロの食べ比べ、天然河豚のアラの塩焼きと続く。

カウンターの向こうには仏様の手に見えるため「仏手柑」と名付けられた縁起物の柑橘が飾られる。

続いて河豚の骨で取ったすまし汁が勧められ、八寸は真鴨のロースト、たたき牛蒡、自家製このわた、菊菜の白和え、塩数の子が正月らしい朱塗りの盆に美しく盛り込まれる。

今は珍しい塩をして乾燥させた数の子。。。かなりの希少品らしい。。

続いて北陸の鰤のお腹部分を使った鰤大根。揚げ物は辛子蓮根と蕗の薹が供される。

八寸の飾りに使われていた衝羽根草(ユリ科の多年草で羽子板の羽の形をしているので縁起物として使われる)もプレゼンテーションしていただけた。

炊き合わせはずわい蟹のお腹の部分の身をかぶらで巻いて炊き込んだもの。蟹味噌も入っているのでコクがある味わい。。日本酒が進みまくる。。。

食事は鯛飯、デザートは金柑の蜜煮。

最後にご主人自ら点ててくれる薄茶と酒蒸し饅頭でフィニッシュ。。今回も大満足でした。。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

米増 10月【大阪市 福島】

R福島駅を北に500mの表記の和食店を訪問。本湖月、かが万という名店出身の店主と女将ご夫妻、二人三脚で営む日本料理店。すでに大阪を代表する予約困難店となっている。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席の店内は静謐そのもの。

装飾もなく季節の花のみ(この日はススキの葉と茶花)が小さく生けられる。料理のSNSは禁止となっているので献立のみ列記。

座付はクルミ豆腐にもって菊を天盛りにしたもの

続いて長崎産のシメサバを薄くスライスしたものをのせた握り寿司。鯖の美味しさが秀逸。

*この日使用するきのこのプレゼンテーション。

煮物椀は湯葉真薯と信州産の松茸。吸い口は青柚子。出汁の美味しさにびっくり。

お造りは明石産の鯛の腹部分と北海道のボタン海老と本鮪の赤身部分(私が鮪が苦手なので島根産の煮鮑に変更いただく)

大きなサイズの愛媛産白真鯛と天然まいたけにかぶらおろしをかけたもの。。

大皿に盛り込まれた八寸は子持ち鮎の甘露煮、ゆり根と枝豆の団子、山形産の黒皮茸、針イカと新物のいくら、胡麻和えなど

*酒器も様々でオールドバカラを始め伊賀の作家物や奈良のものなども使われる。

酢肴は燻煙した明石の鰆に玉ねぎとポン酢をかけたもの。

ハリイカと翡翠茄子の煮物

松茸ご飯と岩手産の滑り口の入った赤出汁。

デザートは冨有柿とソルベ。もう一種は自家製の栗饅頭

最後に店主が点てる薄茶でフィニッシュ。

日々進化する米増さんの料理に大満足。新作の料理もあってかなり楽しめる。気さくにカウンターの客とコミュニケーションをとりながら手際よく料理を提供されることにも敬服する。この日の料理税別17800円。。価格以上の価値はあります・・・予約が取りにくいのが玉に瑕なり・・・

大阪市北区大淀南1-9-16

 

米増日本料理 / 福島駅大阪駅西梅田駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 福島 和食

米増【大阪市 梅田/JR大阪】

JR福島駅を北に500mの表記の和食店を訪問。本湖月、かが万という名店出身の店主と女将ご夫妻、二人三脚で営む日本料理店。すでに予約困難店となっているために今年の冬に予約してやっとこの日伺うこととなる。

写真撮影はOKなんだけどネット掲載は不可なので今回は文章のみ。。料理はお任せコース16200円のみ。。

白木のドアを開けてお香の香りとともに路地を通って店内に入る。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席の店内は静謐そのもの。装飾もなく季節の花のみが小さく生けられる。

◼️座付は神嘗祭を表した米の初穂を飾った焼き上げた「くるみ豆腐」と「舞茸」

◼️続いてはいくらを乗せた柿なますの錦秋和え

◼️煮物椀はふわふわに仕上げられた湯葉真薯と和歌山産の松茸の清汁

◼️お造りは明石の鯛と剣先烏賊を加減酢にて

◼️お造り2皿目は鰹のタタキ(私は苦手なのでのどぐろの炙りを出していただいた)

◼️焼き肴は巨大な白甘鯛の鱗焼きと焼き蕪田楽

◼️八寸は白芋の豆打乗せ、秋刀魚の南蛮漬け、くわいチップ、黒皮茸のわさび和え

◼️天然ナメコを使った本格蕎麦

◼️海老芋と穴子の炊き合わせ

◼️食事は香茸が入った炊き込みご飯

◼️水菓子はシャインマスカットと巨峰

◼️炭火で炙って仕上げる銀杏を潰して小麦粉と合わせたもので餡を包んだお菓子

◼️抹茶

たくさんの天然のキノコや秋の味覚満載の大満足のコースでした。

次回の予約は来年の7月とのこと・・・・・

大阪市北区大淀南1-9-16

米増日本料理 / 福島駅大阪駅西梅田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 和食