翌日も私どものお店で会合をしていただき相伴させていただく。私を含め連日となる方もいたためにこの日は鱧鍋コース。今一番脂がのって美味しい時期で和歌山産のものを仕入れる。
先付けは薯蕷の吸い物に鯵の叩いたものを軽くボイルしたものが入ったもの。氷を敷いた大鉢に盛られて登場。涼味のある逸品。
お造りは長崎産のイサキ。。味も深くてとても美味。あしらえは胡瓜の葉っぱと金魚草と莫大海。最近いい白身魚を使うようななったと調理師の目利きを誉める。
前菜はだし巻き卵にトビアラ海老のあられ揚げ、茄子の田楽、トコブシ旨煮、鴨ロース煮、鰻の信太巻など。どれも一手間かかっていて好評であった。
握り寿司盛り合わせは鱚、蛸、太刀魚など。。。量的に言えば不要であったかもしれない。。
メインの鱧鍋は少し野菜が多すぎの感あり。玉ねぎの甘みを生かした濃いめの出汁なんだけど年配の方には不評で薄い出汁を足して召し上がっていただく。日本酒との相性がよく皆さんよく飲まれまくる。
こんな感じで提供。鱧は25秒であげてもらうようにお願いする。食べ時が難しくてついしっかり煮込んでしまいがちである。この時期の鱧はしっかり脂がのってとても美味しい。しかしながら鱧だけが国産よりも韓国産の方が値が高い。韓国産の鱧が骨や皮が柔らかくて脂がのっているといわれる。味も間違いなく芳醇で冷酒と合わせると最高である。
韓国で獲れる500グラムくらいの鱧は釜山から関空に輸出。。国産よりも鮮度がいいと言われる。
〆は稲庭うどん。。。和食なのに赤ワインや白ワインがバンバン開く食事会でした。
〆の最中は自家製でパリパリのホクホク。。これをもって帰りたいという客様が必ずひとりは出てくる逸品。この食事も7000円。。ほとんど儲けなし。。
大阪市住之江区東加賀屋3-15-9