十日戎の日に堀川戎神社の側の表記の店を当社の社員さんとランチタイムに訪問。商店街の中に位置する地元では有名な老舗店。店内はテーブルが4卓とカウンターに数席。お店の看板はチェーン店のような感じだけど完全な家族経営のお店。
うどんはなく、そばのみのメニューは冷たいものが10種類、温かいものが10種類のみ。「初めてなのでお勧めをお願いします!」と告げると「冷たいそばを食べて欲しい」と言われ、その中で「きのこ山芋ざるそば900円」をお勧めいただく。
冷水でしっかりと締められたざる蕎麦が注文から3分ぐらいで提供される。見た目は細めの更科系で麺線はしっかりした美しいビジュアル。噛み締めるとぐいっとコシのある食感でツルツルと喉越しも良く、かなり美味しい。提供時に「なまものなので早めに召し上がりください」とのこだわりの一言あり。関西風の甘みのある角の取れた「つけ汁」も鰹の香りがとてもいい。中には舞茸と長芋が入る。
途中でご主人が厨房から出てきてテーブルの上のゆかりのような胡麻をすりおろして蕎麦にかけていただくのがお勧めと言われる。自らわざわざ胡麻をすりおろしていただき「風味と味が逃げるのですりおろした胡麻はつゆにつけてはいけない」等、丁寧に食べ方も説明いただく。かなり親切な方である。確かに最後に鼻に抜ける胡麻の香りがとてもいい。「胡麻をかけて食べるのはうちだけだよ」とも言っておられた。
最後に薄めの蕎麦湯を汁に混ぜて完飲する。ごちそうさまでした・・・・
大阪市北区天神橋3丁目8-26
06-6358-7088