表記の店をフレンチシェフの友人と訪問。
谷町4丁目駅から北西に3分歩いた場所に位置する。近くには蕎麦の「守破離」や「ビストロカメキチ」や「ブーランジェリアン」のあるグルメ激戦区。
モダンでカジュアルにデザインされたファザードが特徴的。広々としたおしゃれな店内はカウンタ−12席とテーブル席合わせて45席くらいのキャパ。小さなパーティーなどにも対応出来ると言っていた。
キッチンには特注の日本製の渋すぎるピザ釜が鎮座。煉瓦製ではないピザ釜も最近は珍しい。煙突のデザインも際立っている。
アミューズ250円は鰤とグレープフルーツのサラダ。ビジュアルの美しさとソースの美味しさにビックリ・・・
この座付きをいただいただけで期待感が高揚する。
最初に白ワインをソムリエでもある友人に選んでいただいて冷製盛り合わせ3種900円を所望する。ワカサギのエスカベッシュとハム2種盛り、オリーブ2種に柔やわの鰯のコンフィ、一見カポナータのような野菜の煮込みは酢や砂糖が入っていないフレンチテイスト仕様。ボリュームたっぷりでどれもパンチの効いたエッジの立った仕上がり。
こちらのオーナーシェフの竹中氏はナポリピッツァの名店「イゾラ」で働いた後、ナポリのイスキア島の「ダ・ガエターノ」で3ヶ月修行をされたと聞き及ぶ。しかしながらその前は大阪のサウスタワーホテル(現スイスホテル大阪)の立ち上げの際のスタッフで当時は冷菜の魔術師と言われていたぐらいのフレンチの腕利きであるということは誰も知らない。
いただいた冷菜3種盛りを始めどの料理もワンランク上の美味しさで食材の良さと丁寧な仕込み、ソースのバランスなど界隈のイタリアンとは一線を画した美味しさを作り出している。
マダムお薦めの「のれそれ(穴子の稚魚)と酢橘、山葵菜のカルパッチョ480円」はオリーブオイルをベースにしたソースが秀逸。冷たい総菜は280円からいろいろ・・・ピザを食べる前のワインのアテにぴったり。
レモンは国産を使用とのこと。食材に対するこだわりが半端でない。。
タラの白子をピザ釜で焼いていただく。2種類のソースがとてつもなく美味しい・・・この他にも「太刀魚とカボスと新玉ねぎのカルパッチョ580円」や「ホタルイカと菜の花・蕪のサラダや紅ずわい蟹を使ったシーザーサラダ680円」、「淡路産牛リブロース炙り焼きが1380円」、「ウマヅラハゲの土鍋白ワイン煮込み1280円」などピザ以外にも食べたいもののオンパレード。
お薦めピザは看板商品のDOC1600円。かなり大きなサイズでシェフ曰く、このサイズが一番、焼き上がりが良くてモッチリ感が感じられるらしい。焼き加減も完璧でソースの味も軽くて好み。サクサクとした味わいであっという間に完食。
18時半に入店して気がつけばあっという間に終電タイム。気がつけば2人でワイン3本で5時間の滞在・・・最後にチーズ盛り合わせをいただいてフィニッシュ。。。このチーズもワンランク上の味わい。
ワインをはじめとするドリンクの値付けも良心的で何をいくら頼んでもビックリするくらい安い。相場観で言えば周りの有名ピザ店の半額くらいの支払だと思う。フレンチで培った技量を用いて作る前菜だけでも来店する価値はある。こちらは月内再訪確定なり。久しぶりのスマッシュヒットでした。
大阪市中央区鎗屋町1-3-4
電話: 06-6941-1008
営業時間: 11:30~14:30 17:00~23:00