裏なんばにあるシンガポール料理のお店。2007年にマルイの裏の路地で中国人テナントオーナーに雇われてマレー人コックのご主人と妊娠中の日本人の奥さんと2人で必死のパッチでお店を運営していて客が来なくて嘆いてた記憶がある。。その頃の名前は「宏亜楼」だった。子供も2人できて長男はもう小学生・・・
そのあと現在の裏なんばのビルの2階に移転して客席も倍以上になりコックも2人雇って昨年は淀屋橋に2号店を出したと言っておられた。辛い時期を知っているので自分ごとのように嬉しい。
タイガービールで乾杯をしてまずは定番の「カンコン・ブラチャン」(880円)を所望。いわゆるマレー料理のピリ辛の空芯菜炒めで唐辛子と干しエビをペーストした調味料のサンバルブラチャンと油を吸った空芯菜がビールにとてもよくあう。空芯菜は下ごしらえが大変で若くて細い茎と葉っぱを丁寧に分けて準備しないといけない。
海老の黒胡椒炒め1300円は大きな海老がゴロゴロと4匹入って食べ応え満点。花巻パンを頼んでソースをつけて普段はいただくんだけどダイエット中なんで我慢する。この店ではあまり食べている人を見かけたことがないけど魚の頭がゴロリと入ったフィッシュヘッドカレーも名物。タマリンドやクミンとかがしっかり効いて酸味があるのが特徴。
口休めに点心盛りあわせを所望するがこれは冷凍の出来合いもの。あとこの店の名物が海南チキンライス。チキンを茹でた出汁で御飯を炊くのでスパイシーな香りが病み付きになる。中国の海南から伝わった料理だけど今はシンガポールの名物料理となっている。皮はツルツルなのが海南仕様。
こちらのご主人はシンガポールではロースト専門で仕事をしていたらしく北京ダックとこちらのショーヨと言われる皮付き豚のローストが得意料理でこの店でも一番のスペシャリティーとなっている。皮はパリパリで肉はとってもジューシー。。酸味のある中華醤油でいただいたり目の前にあるいろんなタレをつけていただく。塩だけで食してもいい。このローストポークの美味しさには頭が下がる。
他にも海鮮の入ったミーゴレンも美味しいし骨付き豚のリブを漢方のハーブで炊いたパクテーもかなり美味しい。お店が広いのでゆっくり食事が出来ます。普通の酢豚や唐揚げ、春巻きもあるので子供さんも大丈夫。店員さんもいろんな国の留学生ばかりなので雑談も楽しめます。
大阪府大阪市中央区難波千日前13-6大一ビル2F
06-6631-7979
シンガポール料理 梁亜楼 (東南アジア料理(その他) / 難波駅(南海)、近鉄日本橋駅、日本橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5