日曜日に一人で長居公園を走った帰り、どうしても肉が食べたくて早い時間に訪問。この日はカウンター席でご主人と話をしながらお任せで頂く。こちらのお店最近は大人気で毎日ほぼ満席状態。辺鄙な店なんだけど遠方から予約はいりまくり。土日の席の確保はかなり困難。遅い時間は肉がなくなっているので早めの予約がお勧め。
店の人気ナンバーワンはサシの入りまくったサーロインを手切りで薄切りにして甘くて辛い濃い〜タレにもみこんで強火で焼いて仕上げにレモンをかけたもの。周りの客はほぼこれを注文する。白い御飯がどんどん進みまくる最強兵器。最近のこちらのお店の売れ筋看板商品。
お母さん手作りのナムルと合わせていただくと最高の出会いとなる。店主に「ウチモトビビンバ」お願いしますと言えば裏メニューで出てくるのでとってもお勧め。
最初はゲタカルビ。当然塩焼きで頂く。アバラとアバラの間にある細長いで牛1頭からわずか約2kgしか取ることが出来ない希少部位。肉の味を味わう為の塩焼きなんだけど最近の楽しみは別にある。
旨味がしっかりとある部位で丁寧に包丁しているので柔らかい。これをカリッと焼いてニンニクのオイル焼き350円に使うエキストラバージンオリーブオイルにしっかりと浸して食すとお酒が超すすみまくる。
ボルドーのハーフワイン(原価を聞くととても良心的すぎるので驚いた・・)と合わせると止まらなくなる。このワインかなり良質。。
火が通って柔らかくなったニンニクをつまみながら肉にオリーブオイルをつけて食す。突き出しのキャベツをさっと火を通してこれもオリーブオイルにつけて頂く。
肉の味がオイルに溶け込んで高級なオイルフォンデュ状態。これは必ずクセになる事間違いなし。店主が自家製の唐辛子を栽培して干しているので近々それも入る予定。
この食べ方はかなりお勧めで軽めのリーズナブルなワインも入荷予定と言っていた。肉の脂とバージンオイルと赤ワインのマリアージュは失神もの・・・
のどちんこ950円はのどの軟骨部分のウルテでもなく胸腺肉でもなくノドスジと呼ばれる食堂管なのかよくはわからないがしっかりと包丁が入って焼くとチリチリと丸まって脂もあって肉の味もしっかりして深い滋味を感じる。
一度この食べ方(オリーブオイル)で頂くとレモンをつけて食べる気がしない。
ご主人がワインのあてにと羽曳野の有名店で仕入れるさいぼし。現在は裏メニューなり。右がバラ肉で作ったもの左がモモ肉でつくったものらしい。いわゆる馬肉の薫製でワインとの相性もそうだけど焼酎のもぴったり。生姜醤油で食べるのが一般的だけどこの日はご主人お勧めの二杯酢に一味を入れたもので頂く。
これは言葉にできないくらい旨い・・・・・焼き肉屋でエキストラバージンオイルとさいぼし肉・・・これぞ進化なり。
この日はサーロインの薄切りは封印してオリーブオイル漬けを楽しむ事にする。あまり脂の多い肉やホルモンよりは赤身肉やあっさりした内臓肉がよく合うと思ったのでセンマイを所望して同じようにさっと焼いてオリーブオイルとニンニクといっしょに食す。素材の良さもあり思ったとおりの美味しさ。
肉の味とニンニクの滋味がしっかり溶け込んだオリーブオイルは持って帰りたいくらいの旨さ。オイルをバケットに浸けて塩焼きにしたセンマイを浸けて頂く事を提案したら一度試してみますとの事。焼肉店でのバケットも面白い。近日メニューに載ると思われる。
〆はいつもの卵と若布のスープ。お母さん手作りのええ出汁が出て人柄同様とても優しいお味。この店これ以上進化したらただでさえ予約とりにくくなってるのにえらいことになってしまうな・・・
今度関西ぴあで焼肉店の中で殿堂入りすると聞く。今のうちに食べとかないとほんとに入れない店になっちゃうよ!!
大阪市住吉区長居1-12-4
電話:06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日