社内で春にリリースするお弁当の撮影会。終了後デザイン会社の超美形セクシー女性社長と昭和町にある表記のちゃんこ鍋屋さんを訪問。鍋だけでなくあらゆる料理がおいしくてかつリーズナブルなので季節を問わずに定期的に訪問する。店主は出羽の海部屋出身の元幕下力士の雷光山。2階が座敷になっていて団体の宴席にも対応。
14席の一階カウンターには大鉢に入った卯の花などの季節料理の肴がならぶ。これもこの店の楽しみの一つ。ビールで乾杯をして鯛の子の炊いたのを所望する。
カウンター内には店主と愛想の良さそうな奥さんと若い料理人が3人で人口密度の高い調理場となっている。数年前から料亭で修行をされたご子息がお店に戻ってきて料理に厚みが出てきた気がする。それぞれの持ち場で忙しそうに動く調理人を見るのも楽しい。
この日は雪だったのでいつも満席のカウンターも空きがあったよう。お店は落ちついた雰囲気なんだけど従業員がガッツを持って働いているせいか店内にはいい緊張感がみなぎる。
お造りはてっさを所望。鍋の前の一杯にちょうどいい。全国いろんなところでちゃんこ鍋を頂くがたいした料理修行もせずに店を出す方が多く、それありに美味しいんだけどどうしても家庭で食べる鍋のようになってしまっているものが多い。
しかしながらこちらはお店を出す前にご主人がしっかりと料理の修業をされているので和食職人がちゃんと作ったできばえとなっている。
若ゴボウの炊いたんは春のおとづれを感じさせる。卯の花や筑前煮やこういったもんが美味しいお店は必ず繁盛すると言うセオリーがある。
ちゃんこ鍋は、しょうゆ・味噌のどちらかを選ぶ。今の時期はてっちり。最近は山形牛すき焼き3800円も登場。
ソップ出汁であっさりしたテイストのしょうゆは2200円。どちらかと言えば女性好み。鶏肉と豚肉、穴子、魚のつみれが入る。
この季節はニンニクの入った味噌をいつも頂くようにしている。価格は2400円。とにかく体が温まる。大人2人でいただくんだけどお店の方が「1人前で充分です!」とのこと。
一人前でもてんこ盛り。脂ののったサーモンは背の部分とお腹の部分が一切れづつ。とにかく量が多くて人数分注文すると食べきれない。
日本海味噌(麹味噌)と白味噌をブレンドさせたスープに脂がのったサーモンが良く合う。バターのコクとまろやかな風味。ニンニクの香りもとってもいい。
唐辛子を少し入れると絶妙な塩梅となる。イワシのつみれとジャガイモもいい。豚肉もとってもおいしい。
追加の具で牡蠣と豚肉を所望。味噌バターに牡蠣をあわせる。最高のマリアージュ。甘口の酒との相性もいい。今シーズンもう一回くらい訪問予定。
大阪市阿倍野区阪南町2-4-22
TEL 06-6623-0917 PM4:30~PM11:00
定休日:月曜