2022年08月

C:GRILL(シーグリル)ロブスターバー

肥後橋のコンラッド大阪の40階にある表記のレストランを訪問。6月9日から9月中旬まで(予定)の限定期間でシーグリルレストランのカウンター9席のみを使ってロブスターとシーフードメニューをカジュアルにいただけるお店。いわゆるレストラン内レストランのスタイル。週末のみの営業でかなりの人気とのこと。この日もスタッフさんに無理を言って席をリザーブしてもらう。

ランチ・ディナーとも10種類のアラカルトのロブスターとシーフードメニューをいただける。3品または5品を自由に選んで組み立てるプリフィクスのコースもあり。今回は5品7500円のセットを所望する。普段のテーブル席よりもシェフやバーテンダーの方との距離も近くよりカジュアルに食事を楽しむことができる。

アミューズは薄くてサクッとしたクリスピーな生地の中にロブスターの濃厚で高貴な香りのビスク(甲殻類のスープ)が射込まれる。たこ焼きをイメージしたものとのこと。素手でいただく事を勧めていただく。このアミューズで次の料理の期待が一層高まる。ロブスターはカナダ産を使用。

続いては「ロブスタービスク グリルドロブスターとサフラン」ロブスターの殻から取った濃厚なスープに少しの酸味のあるトマトテイストとサフランをカプチーノ風に仕立てたものを合わせた逸品。グリルしたロブスターは少し燻製がかかっている。

9人分の料理をカウンター内でワンオペで仕上げるシェフはワシントンDC出身のライアンダトファルザという長身のイケメン。

グリルロブスターのソフトタコスはトウモロコシで作ったトルティーヤがかなり美味しい。全てを巻いて大きな口を開けていただくと色々な複雑な味わいが口の中で広がる。海老や野菜の旨味や食感、ハーブのアクセントとライムの酸味と香りが渾然となって気分が一気に高揚する。赤のディッシュウエアもとてもいいセンス。

ロブスターにあうカジュアルなスパークリングやカバ、赤白ワインがいくつかあって今回はお任せで5種類のものを料理に合わせていただく。

ローカルマッシュルームのリゾットはイタリア産のリゾット米を使用。このリゾットがびっくりするくらい美味しい。ロブスターの頭の味噌や殻の旨味が強烈で米の一粒ずつに海老が入り込んでいるような感じ。ロブスターテイルのグリルは不要なくらいでリゾットだけお代わりしたいと思った。写真では見えにくいけど巨大なマッシュルームのソテーも添えられていてローカルということで六甲シャンピニオンを使用されていると推察される。

シェフのリコメンドメニューのロブスターのラビオリ。ロブスターの身とリコッタチーズをトマト味のモチモチ食感のラビオリ生地で包んだもの。焦がしバターのソースも濃厚でセージの香りもとてもいい。

ブラウンバター風味のロブスターロールはロブスターにカダイフを巻き付けて油で揚げたものを挟んだサンドイッチ。緑色のブリオッシュにはエストラゴンが練りこまれている。タルタルソースが添えられていてそれをつけていただく。ザクザク食感も楽しく、旨味の強い高級なエビフライサンドをいただいている感じ。

セットメニューと別にメインディッシュとしてロブスターの薪焼きを追加でいただく。爪の部分も美味しくてディル風味の苦味のあるソースも大人の味わい。どの皿もローポーションなんだけどお酒も美味しくてお腹いっぱいになり大満足。デザートは辞退して同フロアにあるラウンジ(40スカイバー)で一休み。

ずっと昔から演奏されている方を久しぶりに拝見。演奏後に一緒に写真を撮っていただきいい時間を過ごすことができました。海老好きの私には天国のようなレストランでした。

大阪市北区中之島3-2-4 コンラッド大阪 40F
06-6222-0111
金・土・日・祝
11:30〜14:30 17:30〜21:30


カテゴリー 梅田/JR大阪, 肥後橋, フレンチ, その他料理 |

割烹とんぼ 8月

上町通りの上町2丁目の交差点北東にある表記の割烹料理店をランチタイムに訪問。こちらは創業180年のなにわ料理の老舗店で現在の場所でも既に50年くらいになると以前聞いたことがある。30年くらい前にはこの店で食事ができるようになれば1人前と人によく言われた記憶がある。当時店を仕切っておられた年配の奥さんは今はもういない。

店に入るといきなり厨房が見える。その横を通って個室仕様になったそれぞれの客席(椅子席や掘りごたつ席など10室くらいあったような気がする)に案内いただく。個室に入るまでは昭和の頃の路地に迷い込んだ既視感を覚える。

こちらのランチメニューの名物は15年前くらいから始まった大きな海老を使用した天丼1450円。そのほかにもマグロ漬け丼や鰹漬け丼、うなぎ定食、天ぷら定食やミニ懐石などもある。

それぞれの部屋には銅鑼や太鼓、鐘や鈴など異なった鳴り物が置いてあり、店の方を呼ぶときに鳴らすルールとなっていて、店のスタッフさんはそれぞれの音色を聞き分けて客の元に行くようになっている。。

しばらくして着丼。丼の中にそそり立つ大きな海老が2本と大葉と海苔のシンプルな構成。海老天は「巻き揚げ」で揚げられていて細かいサクサクの衣がとても香ばしい。海老は食べ応えのある大きなシータイガーを使用。プリプリの食感と海老の旨味がなんとも言えない美味しさを醸し出す。濃すぎない上品な関西風のタレも口によく合う。すぐ隣にコインパーキングあり。。昼からいいご馳走をいただきました。

大阪市中央区上町1丁目26-13


カテゴリー 谷町六丁目, 和食 |

あげたて饂飩 つきろう

西成区津守にある表記のうどん店を訪問。地下鉄四ツ橋線北加賀屋駅2番出口から徒歩4分。コインパーキングは周りにたくさん点在する。テーブル3卓とカウンター5席だけのお店なので昼時は超満員。11時の開店直後か14時以降の訪問をお勧めする。

ご主人は大阪讃岐うどんの名店「はがくれ」で修行。「うどん」そのものと和風出汁味と21種のスパイス味の2種類のカレーうどんの美味しさで有名。見ると店内カレーうどん注文率が多い。

この日はこの時期ならではのシーズナルメニューの冷やしカレーうどん980円を所望する。(白ご飯セット1060円などいろいろオプションあり)

しばらくして着丼。店主の仕事ぶりが観れる入り口近くのカウンター席はかなりお勧め。湯がきたてで冷水で締められたうどんはピカピカと光り輝く。ツルツルで軽いグミ感とむっちりした食感とコシのバランスがとてもいい。個人的に好きなうどんのタイプの一つ。

さらりとしたつけ汁はターメリック、コリアンダー、クミン、カルダモンなどのスパイスに鰹、昆布、ウルメ、サバ、イリコなどの和出汁を合わせたものに麺に絡むように卵が流される。つけ汁そのままでも飲める塩梅もいい味わい。

具の湯がきたての温かい豚ロースしゃぶと冷たいシャキシャキのオニオンスライスもこの出汁によく合う。暑気払いにぴったりの栄養価も高いランチでした。

過去のつきろうはこちら

大阪市西成区南津守7-14-7
06-6652-4408
営業時間
11時00分~14時30分
17時30分~20時30分


カテゴリー 北加賀屋, 麺料理 |