2021年07月

山岡ピザ

平均斜度20%、最大斜度37%という、まるで壁を登っているかのような錯覚に陥る凄まじい角度の「日本一急な国道」と呼ばれる「暗峠」を登った先にあるピッツェリアをランチタイムに訪問…。

今回はあじさい園の見学を兼ねた生駒登山の最後に向かう。登山なので当然「徒歩」での訪問なんだけど本来ならまず車でないとたどり着けないような場所に位置する。

この日は9時過ぎに新石切駅出発。石切神社を横目にいろいろな雑貨や食料の並ぶ参道を通って石切大仏を見学して辻子谷ハイキングコースといわれる山道を通って生駒方面に向かう。縦走路までかなりの坂なので結構足にくる。

縦走路の途中に目の覚めるような紫陽花の大群。。雨上がりだったのでひときわ美しい。

出発から3時間半かかって目的地のピザ店到着。奈良市内を一望できる山の麓にあって眺望のすばらしさは比類なきもの。完全予約制の予約困難店なのでお店は当然満席。。

最初に熟したすももとフルーツトマトのサラダ1000円をいただく。すももの独特の酸味がが疲れた体に染み渡る。

大きく膨れた生駒自然卵のオムレッティ1000円は食べ応え満点。。

ピッツァはほとんどの客がマルゲリータを頼むらしいがスタッフさんお勧めの本日のビスマルク3000円。松坂牛とジャガイモとモッツアレラと真ん中に半熟の生駒自然卵を乗せたもの。発酵が強めで生地はかなりのモチモチ食感。
塩分も強めで焦げ目がとても香ばしい。牛肉を卵につけていただく。。。ボリュームもあってお腹いっぱいになる。。

オーガニックのイタリアのスパークリングはスッキリだけどかなりクセが強い。。山頂でいただくといい風とともに心も洗われるような気分。ごちそうさまでした。。帰りは暗峠の劇坂を下って新石切駅から帰阪。。

奈良県生駒市鬼取町455


カテゴリー 奈良県, イタリアン |

グリル まるよし

あべのキューズモールの北側にあるviaあべのwalkの表記の店を久しぶりに訪問。このViaあべのWalkは、阿倍野再開発の以前からこの地で営業されていた地権者が集まるエリアで、グリルマルヨシも「あべの銀座」の路地裏にあったお店。

創業1946年ということなので75年間この地でお店をされていたことになる。私も35年くらい前に路地裏にあった店によく通った記憶がある。当時はフランス語を巧みに使う創業者のヒゲのオーナーと神戸のレストランで修行された2代目と数人のコックで切り盛り。

現在も看板メニューとして残るロールキャベツやクリーミーな子牛の脳漿フライ、当時珍しかったエスカルゴなどの洋食フレンチに心が躍った記憶がある。レンガで固めたかまどで石炭を燃やして大きな音とともに加熱する石炭ストーブも記憶に残っている。

聞けば2代目のオーナーは今年3月にお亡くなりになり現在は3代目が社長として切り盛りされているとのこと。こちらの場所に移転されてからは洋食色が強まりいろいろなセットメニュなどお得なメニューもたくさんあるようになった。

最初は17センチくらいあるピリ辛のジャンボフランク650円を注文。ボリューム満点で食べ応えあり。

続いて昔からあるメニューのメキシコサラダ。ローストビーフ、ハム、果物、セロリなどを自家製マヨネーズで和えたもの。お皿の柄も当時のものを踏襲。

ブルゴーニュ産エスカルゴは3個1000円。特製のガーリックバターソースがとても美味しい。

メインは看板メニューの特製ロールキャベツ1500円。トロトロに煮込まれたゲンコツよりも大きなロールキャベツにデミグラスとカレーの2種類のソースがかかったもの。中の肉もとても美味しい。昔のことを思い出す青春の味わいなり。

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1
06-6649-3566
平日 11:00~15:00 16:30~23:00
土日 11:00~23:00
月曜定休


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 洋食 |

トムクリオーザ

過日、江坂にあるイノベーティブ中華料理店の明に食事に行った時にカウンターで同席した方が表記のリストランテのオーナーシェフということで予約を取っていただき友人と訪問。

ミシュランを数年間獲得されている予約困難店でポンテベッキオで料理長を勤めていた浅井努氏が2013年北新地で独立。

場所はJR東西線 北新地駅から徒歩5分くらいでANAクラウンプラザホテル、ダイビルからほど近くの雑居ビルの2階に位置する。

店内はカウンター4席とテーブル8席のみ。今回はシェフの手元が見えるカウンター席をリザーブいただく。コースは15000円のみ。

最初の一皿は2種類のトウモロコシの冷製スープ。とうもろこしと水だけで作られた超シンプルな料理。真ん中にトウモロコシのアイスクリームを乗せて甘みと冷たさと温かさを味わうスープ。

続いては冷たい細いパスタ(フェデリーニ)茄子のスープに潜らせてキャビアをてんこ盛りにしたもの。たっぷり添えたキャビアの塩分と酢橘の清々しい香りが夏らしくて心地いい。茹でたパスタは直に水に晒さず、油を吸って甘味を増した茄子と合わせて煮込み、味を吸い込ませながら氷煎で冷やしていると言っていた。

続いては旬の鮎が登場。4時間コンフィして表面をフライパンでカリッと焼いているので丸ごと食べることができる。あしらえはセロリ、シャインマスカットを合わせた生野菜。

こちらのお店のスペシャリティの24ヶ月熟成させたペルシュウ。パルマハム職人多田さんが作ったものでイタリアベルケル社製の電動ハムスライサーで超薄切りにして提供。

脂身の甘さや口溶け感、香りなど普段食べている生ハムとは全くの別物。途中であつあつご飯をペルシュウでくるんで贅沢おにぎりにして頂く。

ハムのお供は昨日に千葉県木更津の竹島さんが作って本日届いた水牛モッツアレラ。フレッシュ感がとてもいい。

さらに青イチジクとゆで卵、ルッコラ、ジャガイモのニョッキなどをペルシュウで巻いて頂く。白ワインがすすみまくる。。

メインの魚料理はオマール海老のリゾット。トマトソースが上にかかる。海老は炭火でローストしたもの。

肉料理はシャラン産の鴨とチコリのロースト。。火入れも良くてとても美味しい。

えんどう豆と空豆のタリオリーニはモチモチの食感。ソースが麺にしっかりと馴染んでかなり美味しい。

デザート一皿目はパイナップルとパッションフルーツ。

定番のピスタチオを練りこんだ濃厚なパンナコッタ。エスプレッソとの相性はとてもいい。。

この日、おまかせで選んでいただいた濃いめの樽の効いたイタリアのシャルドネ。15000円くらい。。お腹も一杯になり大満足で店を出る。ごちそうさまでした。。

大阪市北区堂島1-2-15 浜村サンプラザビル2F

 


カテゴリー 梅田/JR大阪, イタリアン |