2021年07月

佐藤

日曜日に九州小倉にてベストボディコンテストに参加した帰り表記の和食店を訪問。界隈では超有名な平成6年創業のミシュラン2つ星店。今回は北九州で有名な「照寿司」さんのご紹介で休日に開けていただく。

お店は小倉駅から徒歩2分ぐらいのとてもいい場所に位置する。この日は22000円のおまかせコース。

靴を脱いで古民家風の店内に入ると正面に10席ほどのコの字カウンターと奥に個室カウンター。今回は個室に案内いただく。数ヶ月前からこの日のためにダイエットしていたので久しぶりにいただく乾杯のビールがなんとも言えず美味しかった。

最初の一品は氷の器に盛り込まれた稀少な山口県萩の赤雲丹登場。かなり大きなサイズで量もたっぷりで食べ応え満点。雲丹の下には長芋素麺が隠れている。

こちらのお店では使用されるほとんどの素材が九州もしくは山口産とのこと。

向付は有明産の天然車海老をレアに火入れしたもの。海老の味噌がたっぷりかかっていてびっくりするくらい甘くて美味しい。。玄界灘の赤いかは梅のジュレで供される。

温かくて物腰の柔らかいご主人との会話もとてもいい味わい。

目の前の銅鍋に入った昆布出汁で産卵を終えて肥えてきた夏河豚をさっと火入れしてちり酢でいただく。そぎ切りとぶつ切りで味の違いを楽しむ趣向。。味も深くてびっくりするくらい美味しい。

残った河豚の出汁を使って丸茄子、冬瓜を炊き込んだ椀物。。淡味だけどとても滋味深くて内臓に染み渡る美味しさ。日月のお椀も美しい。

四国産の天然鮎のプレゼンテーション

飾り塩をつけずに炭火で一気に焼き上げる。頭は唐揚げ状態。身はふわふわの仕上がり。。濃い蓼酢で供される。

続いての天然ウナギの白焼きも脂が乗りまくっていて秀逸。。こちらもさっぱりと蓼酢でいただく。


使用される食器や酒器もとてもいい。九谷をはじめ京焼や備前焼などオリジナルの竹酒にも風情あり。

パンチのある料理がどんどん続く。大振りにカットしたアワビのステーキ。先に蒸し上げているのでびっくりするくらい柔らかい。。たっぷりの肝のソースと叩いたオクラと黄身酢でいただく。

鱧の寿司と鯛の粽寿司。。

土鍋で炊きたてのご飯をアルデンテの状態でまず一口分供される。お供は新鮮な鰯をさっと付け焼きにした物など。汁はとうもろこしのすり流し仕立て。

2膳目からは練りこんだからすみを小さく固めた物と実山椒の入ったじゃこご飯をいただく。からすみが口の中で解けてとても美味しい。

水菓子は巨峰と桃を使用。口の中がさっぱりする。。

甘味は葛切りを黒蜜で。

ガラスの器で抹茶が供されるのも珍しい。ここまでで約90分料理は次々と出てくるのでストレスがない。。ご主人のお見送りをいただいて店を出る。。評判に値する北九州を代表するいいお店でした。

福岡県北九州市小倉北区京町3-5-7 KSKコアビル 1F
093-541-3767
日曜休業


カテゴリー 九州地区, 和食 |

酒解 天王寺

あべのキューズモールの北側にある史上最強のハイコスパ海鮮立ち飲み店。天下茶屋駅前に本店があってそちらもいつも超満席。JR天王寺北側の阪和商店街にも数年前に出店。時短中だけど若い客層を中心に4連休中は特に昼間から賑わっている。

店主が市場で毎朝仕入れる新鮮な高級鮮魚を使った料理を安く提供。その日のおすすめメニューは珍魚や高級魚でいっぱい。

初めての客は名物のパンドラの箱999円がオススメ。その日仕入れたいろいろな魚の盛り合わせがてんこ盛り状態。。

この日は加圧ジムの帰りで脂肪が少なめでミネラルやカルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、カリウムなどの栄養素を含む貝を中心とした食事にする。最初にハイボールとバイ貝の旨煮380円を所望。このボリュームでこの価格は驚異的。

身体に良さそうだったので万願寺唐辛子180円を所望。。柔らかくて甘くて苦くてとても美味しい。。

殻を割りたての北海道厚岸産ツブ貝の刺身468円は磯の香りとコリコリ食感がとてもいい。

最後の一つの白蛤の焼き物144円も普通に美味しい。一人で調理しているので提供時間がかかるけど安くて美味しいから誰も文句言わない。。店内の空気感も柔らかくてとてもいい。

千葉県房総半島産の大人の握りこぶし以上の大きさのさざえ1999円は壷焼きで供される。身はもちろんのこと肝の大きさと美味しさに悶絶。支払いは約4000円。サクッと食べて飲んで店を出る。。

過去の酒解天王寺はこちら

大阪市西成区天下茶屋3-22-8
06-6657-0211


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 居酒屋 |

カルネジーオ ウエスト

六甲山登山の帰りに阪急三番街の北側「茶屋町あるこ」という施設にある表記の店を友人と訪問。日曜日なのでお店は超満席。立ち飲み居酒屋のように大きなオープンキッチンを囲んでカウンター席が配置。照度を落とした高級感ある内装と場所柄でほとんど若いカップル客ばかり。

過去にも何度か訪問しているのでソファーのある奥のカウンター席をリクエスト。オープンキッチンの中では熟練の3名のスタッフさんが必死のパッチで料理を作りまくる。料理を作るスピードも素晴らしいけど丁寧に食材をカットしたりなんども味見をしたりする所作も見ていてとても楽しい。

乾杯はなみなみスパークリング。登山で喉が渇いていたので一気にいただく。

前菜はいつも注文する幻のハムと言われるクラテッロとプラッターチーズ1200円の盛り合わせ。以前は950円だったけど最近大幅値上げ。注文ごとにハム切り用のスライサーで紙のように薄くカット。上に乗ったオリーブオイルのかかったフレッシュプラッターチーズと合わせていただくととても美味しい。

お通しの焼きたてパン300円は燻製のホイップバターを添えて供される。今週まで炭水化物を制限しているのでこの日は我慢する。ワインと最高に相性のいいスモークバターが秀逸。

和牛のタルタル1800円は目の前で塊肉を切り出して丁寧に作る。薄くカットされたバタートーストと一緒に供される。口に入れると解けるように溶け出す脂の甘みと肉自身のシルキーな舌触りにびっくり。程なく塩、胡椒、オリーブオイル、レモン果汁で味つけられた旨味が追いかけてきて、ピクルスとエシャロットのキリッとしたアクセントが合間ってなんとも言えない複雑な深い味わいとなっている。

口直しの春菊爆弾500円はパリパリの食感と爽やかな香りでエグミが全くない。味の素風味なのが少し残念。

メインの豪州産ヘレステーキ「ビステッカ」は200g  4000円。。和牛肉もあるけど価格はほぼ同じ。スタッフさんはこちらをお勧め。

鉄板で焼きこんでオーブンで仕上げられた肉は塊のまま音を立てて熱々の皿で供され、サービス係の女性スタッフさんが大きなナイフで目の前で切り分けてくれる。焦げたバターニンニク醤油もメイラード反応でとても香ばしい。

残ったにんにくバターソースでガーリックライスを勧めていただいたけどダイエット中なのでこちらもパスする。総じてリーズナブルで雰囲気も良くて美味しくいただける普段使いの大好きなお店です。

過去のカルネジーオはこちら

大阪市 北区芝田1-6-2 茶屋町あるこ1F

予約はネットから。。。現金決済不能です。


カテゴリー 梅田/JR大阪, イタリアン |