2021年04月

ひろせ 4月

心斎橋の畳屋町の雑居ビルの1階にある表記の和食店を訪問。オープンしてからほとんど毎月伺っているヘビーユース店。店主の広瀬氏の作る蹴れんのない料理は何を食べても美味しいと思う。カウンターから炭火を使って様々な料理を作る姿を見るのも楽しみ。

広瀬氏はソムリエの資格も持っているのでワインや日本酒の造詣も深い。料理は月替わりのお任せコース11000円のみ。他店でいただくと2万以上はする内容。

先付けはパンパンに身が膨れたホタルイカ、貝塚産木積の筍の先部分、片栗の葉と花、独活、路地の木の芽を使った味噌が突き抜けた美味しさ。。

続いて稚鮎の天ぷら、タラの芽、一寸豆。辛味の少ない雪塩と自家製からすみをおろしたものでいただく。

続いての刺身用に愛知の生酒を所望。しっかりした飲み口がストライク。。

名物の刺身はコリコリ食感の脂のよく載った鯛のお腹部分、鯛の皮、大葉を射込んだ細魚、鯛の昆布〆、桜鱒の昆布〆博多押し、甲烏賊、赤貝が盛り合わせられる。飾りやつまなど一切使用しない豪速球かつ美しい盛り付け。

刺身2品目は脂乗りまくりの千葉産の金目鯛を炭火で炙ったものはポン酢で供される。日本酒が進みまくる。

煮物椀は旬のメバルを揚げたものと蕨、蕗、吸い口は路地の木の芽。かなり高級な昆布を使用しているのがわかる一品。

備長炭でレアに焼き込まれた桜鱒の木の芽焼きは鯛白子のソースで供される。あしらえはコゴメとスナップエンドウ。。

酢の物はアスパラとフルーツトマトの黄身酢かけ。ビロードのような口当たりの美しい黄身酢がびっくりするくらい美味しい。。

焼き肴は木積産の筍の下部分を炭火で照り焼きにしたものと鴨ロース煮。。春らしい逸品。筍の灰汁の少なさとクリアな味わいはブランド筍ならでは。

食事は桜エビを素揚げにしたものとワラビと碓氷豆のご飯。とても香ばしくて御代わり必至。

蓬のブランマンジェとイチゴのデセールでフィニッシュ。この日も大満足。。何をいただいてもワンランク上の美味しさ。コスパも素晴らしい名店です。予約必要。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

 


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 和食 |

懐石料理 徳

休日にJR福知山線の廃線跡をハイキング。西宮名塩駅からスタートして武田尾駅まで。川のせせらぎを聞きながらトンネルを通ったり大正時代の建築物を見たりしながら7キロくらいをゆっくりと歩く。

桜はほぼなかったけど遅咲きのものがあったりして楽しむことができました。お楽しみの昼食は自分のお店のお弁当を持参。先週まで阪急百貨店梅田本店で販売していた貝塚・岸和田産の朝堀筍を使い蕗と一緒に炊いた筍ご飯弁当。一寸豆や粟麩、高野豆腐、海老艶煮、椎茸旨煮などが入る。

筍ご飯がとてもしんみりとした味わいでかなり美味しい。。帰りは年季の入りまくった武田尾温泉元湯で汗を流して帰阪しました。

懐石料理徳 仕出し料理のHPはこちら
*大阪・堺市内は総額5000円から自社配送しています。


カテゴリー 北加賀屋, 住吉公園, 住吉大社, 和食 |

蕎麦と肴 温月 4月

阪堺線安立町駅徒歩0分に位置する表記の蕎麦店を友人と訪問。近隣に浜口湯という露天風呂のある銭湯の帰りに伺うのがマイルートとなっている。

店内はテーブル3卓だけなので予約が必要。蕎麦店なんだけど和食出身の若いご主人の作る料理が美味しすぎてなかなか蕎麦までたどり着かない。毎日の仕入れで献立も変わり、そしてリーズナブル。サーブス担当の美しい奥さんと2人で切り盛り。

徳島産の生ダコ790円と鯖きずし炙り750円は大きな皿に盛り合わせ。。丁寧な仕事で全ての料理の盛り付けが美しい。

山芋と海苔のポテトサラダ450円は初めていただく味わい。とてもいい取り合わせで予想以上の美味しさにびっくり。傍に蕎麦を揚げたものが添えられる。

旬真っ盛りの筍と帆立貝柱の木の芽和え。。優しい味わいの味噌和えは日本酒が進みまくる。

日本酒も辛口のお酒を中心にいろいろ取り揃えている。

揚げたての自家製練り天ぷらのイカ天690円はホクホクの味わい。たっぷり入ったイカの食感がとてもいい。

ぱっと見はイカ焼きなんだけど小麦粉ではなくそば粉でガレット風につくったもの580円。イカがたっぷり入っていてマヨネーズと唐辛子がいいアクセントになっている。

締めの盛り蕎麦800円は最初は塩や山葵のみでいただく。汁の塩梅もとてもよく喉越しのいい蕎麦が味わえる。今回もとても美味しくいただきました。帰りはご夫婦そろってお見送り。。ありがとうございました・・・

過去の温月はこちら

大阪市住之江区安立2-1-22

 


カテゴリー 安立町, 蕎麦, 和食 |