2021年03月

ひろせ 3月

オープン当初からほぼ毎月訪問している心斎橋の表記の店で友人と会食。ミシュラン店の「ゆうの」で修行されたご主人の緻密で丁寧で喰い味たっぷりの仕事が自身の好みととてもよく合う。カウンター6席とテーブル席でこの日もご主人の正面で世間話をしながらコース料理をいただく。

毎月変わるコースは11000円。この価格で上質で本格的な懐石料理をいただけるお店はあまりないと思う。

先付けは早春の野菜づくしで「こごみ」「蕾菜」「うるい」「独活」「スナップエンドウ」「若ごぼう」の盛り合わせを白和えの素につけていただく。山菜の微かな苦みやえぐみが滋味深くて身体に良さそう。

続いて白魚の天ぷら、ふわふわの食感とカラスミの塩加減がナイスマッチ。

この日のお造りの盛り合わせはもちもち食感の平目、ふぐ皮のポン酢ゼリー寄せ、細魚の大葉鋳込み、皮付きのハリイカ、香りの良い旬の赤貝、アカアシ海老など。。蹴れんのない盛り付けがとても良い。

辛口の無濾過の日本酒と合わせる。店主がソムリエ資格を持っているので日本酒とワインのセレクションは一過言あり。

びっくりするくらいの大きさの千葉産のハマグリ。。鰹出汁とハマグリの出汁を同割りで合わせると言っておられた。ハマグリの下は卵豆腐。。出汁の加減がとても良く記憶に残る美味しさ。。

炭火でふっくらと焼き上げた甘鯛の皮目部分を高温の油をかけて鱗を煎餅状にした鱗焼き。。ふわふわの身とパリパリの食感の皮の対比がなんとも言えない。完璧な火入れに脱帽、蕗味噌と一緒にいただく。あしらえは芽キャベツのソテーと菜の花。

酢の物はカリフラワーを裏ごしたものと北海道産の雲丹。ゼリー状の出汁でいただく。

肉料理は炭火でロゼに焼き込まれた山形の三元豚。脂身の甘さが秀逸。行者ニンニクの入った醤油だれもパンチがあってとても良い。

食事はホタルイカを叩いたものと蕗のご飯。。春の香り満開なり。

デセールは練乳のブランマンジェと さちのか苺。お酒もたっぷりいただいてお腹いっぱいご馳走様でした。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

 


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 和食 |

なべや

西成にある表記の一人鍋の名店を訪問。
最寄り駅はJR新今宮駅か阪堺線の今船駅。14時から営業しているが開店からいつも客だらけ。夜にはすでに品切れになっているものも多い。場所は西成警察の南100mくらいに位置する。

調理を担当するこちらのご主人は『なべや』としては3代目。接客担当の女性の目配り気配りも素晴らしい。メニューは壁いっぱいに貼られているものから選んで注文。鍋だけでも10種類以上で味噌味やキムチ味などのオプションもあり。名物のすき焼きから夏場にはハモ、冬場は牡蠣など季節限定のお鍋もいろいろある。

座席はテーブル席と壁際のカウンター席。テーブル席にも1人1台のコンロが置かれているので、数人で行ってもそれぞれ好きな鍋を注文して食べることができる。コンロは昔からある鋳物のものを使用。電気よりも高火力なので鍋がすぐに出来上がるとのこと。

最初に瓶ビールの大と牛肉のたたき650円を所望。香ばしく焼き込んだ肉はおろしにんにくを少しつけると味わいが深くなる。

続いて10月から4月までの限定の牡蠣鍋1500円。大ツブのかきが10個入っている。以前に比べて200円値上がりしたようだがクオリティーはとてもいい。三重のブランド牡蠣「浦村かき」を使用とのこと。

かき以外の具材は白菜、豆腐のみ。お店の方が溢れないように調整してくれるのも嬉しい。濃厚な出汁と味噌との相性がとてもよく押せ毛がとてもよく進む。臭みも一切なく、ひとりでもこの量をペロッと食べてしまう。残った出汁にご飯を入れて雑炊やうどんを入れるのもいい。財布にも優しくてとても満足・・・早めの時間の訪問がおすすめです。

大阪市西成区天下茶屋北2-6-5
14:00~21:00(L.O.20:30) ※ 早く閉店することがあります
定休 日曜日、月末の水曜日

 


カテゴリー 今船, |

立ち飲みジャックとマチルダ 3月

福島の表記の店で休日の昼に一人でサク飲み。界隈では最も繁盛していると言われる路地裏にある立ち飲み。支店がルクアの地下にもある。

昭和な趣の外観だけど店名・ロゴは今風の新しいタイプ。暖簾を潜ると若い人達や女性など様々な客層。常連率もかなり高い。

麦焼酎のソーダ割りとともにいぶりがっこの入ったポテトサラダ190円を所望。

ここのお店の秀でた部分は若い20代と思われるスタッフさんが全員、イヤなやる気ない顔で対応せず気持ちよくお客さんに接している姿。カウンターの中から声をかけたり世間話をしたり。かつ目配り気配りも素晴らしい。

横の客に「最近髪の毛染めましたよね!!」という接近戦の会話。客はよくわかったねと大喜び・・・

軽く炙って醤油を塗ったホタテの甘露焼490円。レアに焼かれたホタテがとても新鮮。。

全てのアテの値段が安いってこともあるけど丁寧に作り込んでいてとにかくおいしいし、盛りつけも綺麗。注文してから来るのも早い。安くて美味しくていこごちいい店なんで繁盛するのは当たり前・・・素晴らしいです・・

大阪市福島区福島5-6-8
15:00〜24:00(L.O.23:00)
無休

 


カテゴリー 福島, 居酒屋 |