2017年09月

島之内フジマル醸造所

久しぶりに松屋町駅近の表記の店を訪問。こちらはワインの醸造所も兼ねたレストラン。看板もなく地味な倉庫のような入口の階段を2Fへ上がる。

店内はカウンター席10人弱とテーブル席。テーブル席からは1階の醸造タンクを見る事が出来る。

看板商品の工場直送生樽ワインは「 メルロー(清澄白河)2016」600円はロゼのようにフレッシュなタイプで色も味も薄めだけどそれはそれでジュースみたいにごくごく飲める。

生ハムサラミの盛り合わせ480円もしっかりした品質で価格以上の価値あり。

白レバーペーストのクロスティーはいわゆるブルスケッタ。ネットリした食感の鶏レバーの旨味がしっかりと感じられてワインにぴったり。

車海老とアボガドのフリットはプリプリの海老に八尾産の枝豆とネットリ食感のアボガド。あっさりした微発泡の生ワインにぴったりの相性。

フランスのブルー・ドゥ・ラクイーユを所望。塩分が強く舌触りはクリーミー。蜂蜜をつければ味わいも変化して食べやすい。個人的には好みのブルー。

醸造所の特別な空気感もあり廉価でとても楽しく過ごす事が出来ました。いつも満席なので予約は必須です。

大阪市中央区島之内1-1-14 三和ビル
06-4704-6666
営業時間: 13:00~22:00


カテゴリー 長堀橋, バル |

まさる9月

私が15年以上ずっと通い詰めるお気に入りの表記の店を訪問。最近はメディアの露出も多く予約が取りにくくなった。夕陽ケ丘駅から徒歩8分くらいのかなり辺鄙な場所にあり暖簾や看板を出していないのでそこが寿司店とは誰にも判らない。カウンタ−12席でご主人とアシスタントの2人で切り盛り。

最初にビールを頂いてお造り盛り合わせを所望。美味しいものを少しずつ・・・赤貝、釣りの鯵。皮目を炙った白甘鯛、生のシラサエビ、皮を炙った穴子と太刀魚、剣先烏賊と淡路産の雲丹。。どれもがため息が出るような美味しさ。。これだけでビールが2杯。。。

握りの扉は軽く昆布〆にして大葉を射込んだ鱚から。すっきりとした透明感のある甘味がとてもいい。続いての「あまてカレイ」はネットリ、モッチリとした食感と脂が特徴。文字通り甘くて上品でふくよかな味わいは白身魚界の指原莉乃といったところか。

皮を炙った旬の秋刀魚もビジュアルの美しさにビックリ。肝醤油を塗っていて蒲焼きと生を同時に味わえる。口に入れた瞬間に溶け出したのにはビックリ。塩をして脱水し皮目を炙った旬のカマスも口の中で脂がぶわっと広がって驚く美味しさ。

皮目を炙って肝をのせたキンキもこの店のスペシャリティー。皮の美味しさと肝の旨味で喉の奥に一瞬にして落ちてしまう。飲み込むのが惜しいと思う一品。コハダはこの日は2枚付け。〆方も味わいも完璧なり・・・・・

大振りの煮鮑を美しく切り付けたもの。食べ続けて15年以上になるこの店を代表するスペシャリティーの海老味噌鋳込みの車海老と続く。どちらも端正で美しすぎる・・・・

旬のツブ貝は磯の香が鮮烈。渡り蟹の肩部分の大きな身と北海道のバフンウニをあわせて作る蒸しずしは美味し過ぎて失神するかと思った。

煮蛤はこの日は理想のものが入荷出来なかったため普段よりは濃いめの味にしていると事。お造りで出して頂いたシラサエビの頭の塩焼き。味噌部分がたまらない。。。

炙ってトロトロのホクホクになった鰻の巻ものもこちらの定番商品。山芋やいろいろな野菜が入った名物の袱紗玉子もしっとりとした仕上がり。まさに味の宝石箱・・・

コースの13貫と別に鯒の握りと蛸の先っぽ部分を所望。

寿司は焼き肉と同様好みが激しいものであるが私はこの店が価格とのバランスを含め最も美味しいと思う。

この店のもう一つの名物はご主人の顔面の怖さ。坊主頭でカウンターで直立不動で仁王立ちすると夢に出てきそう。でも話し方は穏やかで気さくで性格はとても優しい。。じっと横顔を見ていると怖過ぎて思わず笑ってしまう。寿司職人ではこれ以上のいい顔はない・・・

次は11月に訪問予定。。。

過去のまさるはこちら

阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

炭割烹 譽

2週間前に開店した中崎にある表記の店を訪問。ネット等での紹介は私が初めて。しばらくは紹介制との事で店前には看板等は一切なし。店には住所を頼りになんとかたどり着く。お店は古いビルの2階。カウンタ−8席のみで梅田の某ホテルの料理長を10年務めた店主1人で運営。会席仕立てのコースは8000円、12000円、15000円の3種類。今回は真ん中の12000円で用意いただく。

店の隅に置かれた炭場で肉や魚を焼いて提供する業態。最初は割り山椒の器に入った青菜のお浸しと明石の真ダコを52℃で加熱し、出汁ゼリーを掛けたもの。炭火で焼かれた旬のイサキと葱を鋳込んだ鴨ロース。

続いては活鮑を丸ごと串に刺して焼き上げたもの。。丁寧な仕事ぶりを目の前で見る事が出来るのもご馳走。

煮物椀は鰈と松茸と焼き茄子。。魚の脂が浸みでてしんみりした味わい。

ここで日本酒を所望する。どれもが炭焼きの魚や肉といい相性。。。

お造りは旬のオコゼ。肝や皮、腸管も入ってかなりのご馳走。甘い身と純米酒の相性は最高。日本海の旬の赤雲丹と北海道のムラサキウニの贅沢な食べ比べ。どちらも甘くて美味しいけどテイストの異なりは比べるとよくわかる。

続いてのオコゼの骨の唐揚げはお約束。小芋の炊いたんに蟹身の入った餡を掛けたものと続く。

琵琶湖産の小振りの鮎を3匹。頭は唐揚げ状態に仕上げるのもお約束。炭火でしっかりと焼き込んでいるので頭から骨まで一気に食す。再びビールを頂いてマリアージュを楽しむ。

岩手産の和牛は脂たっぷりサーロイン。。付け合わせは髭付きのヤングコーンと焼き松茸。

なめこの入った大根おろしで口直しをしてミニ鱧鍋。玉ねぎの甘味が鱧に移ってかなり美味しい。調理全般の技術がかなり高い。。。

食事は釜炊きご飯と天然鰻の蒲焼き。不味いわけがないがカロリーオーバーでお腹パンパン。

デセールはスイカ2種とマスカットを挟んだ抹茶アイス最中。この日の会計は一人20000円。しばらくは紹介制なので訪問希望の方は私にメールください。

shatyo@nori-net.jp

北区堂山町11−14<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27100134/?tb_id=tabelog_61caeb2e67503db1868b04c37865735402fda9fa”>炭割烹 誉</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010110/”>日本料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/R6969/rstLst/”>中崎町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/R8149/rstLst/”>東梅田駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/R1586/rstLst/”>扇町駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

 

 


カテゴリー 扇町/天満 |