2016年08月

うれう 8月

私が最もヘビーユースするうどん店。開店以来、常に進化し続けてきたうどん界のシンギュラリティーを感じさせる名店。近辺のコインパーキングがなくなって訪問頻度が減ってしまったが個人的には大好きなお店。場所は玉出駅徒歩3分。カウンターのみの15席。

この日は友人と一緒に遅掛けに訪問。新商品のアボカドの冷かけ(夏季限定商品)¥900(から揚げ&ミニちくわ天付き)を所望する。

2016-08-20 12.35.30

初めて見るアボガドうどんのビジュアルは抹茶ラテのなかにうどんが浮かんでいるような感じ。最初にそのままいただいて味を確認してからネギや刻み海苔、山葵を加えていただく趣向である。

こちらのお店はアボガドのぶっかけうどんと言うロングセラーのヒット商品があるがこちらの方が冷感がありより個性的に進化したものとなっている。

うどんは熟成感がありむにゅむにゅした感じでとても優しい口当たり。讃岐系のコシがありすぎるものよりも優しい口当たりで小麦の味もしっかりと感じられる。アボガド特有の青臭さが感じられたのだがそれはそれでありかなと思う。強いて言えばレモン果汁のような酸味を加えるかマヨネーズをぶっかけるといっそう楽しい味に変化すると推察する。夏限定らしいので今のうちにレッツラゴー!!

大阪市西成区玉出中2-13-23
06-7504-8104
11:30~14:30 17:30~20:00
火曜休み

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カテゴリー 玉出, 麺料理 |

ぐーちょきぱー 8月

表記の大阪唯一のそばがき専門店を訪問。JRの東部市場前から徒歩15分。周りにはコインパーキングもない完全住宅地にある飲食店をするには超悪立地。

ここ最近何度か訪問してこちらのそばがきとお店の空気感と店主のふーちゃんの大ファンになる。ふーちゃんは大正にあった(現在は和歌山の山の中に移転)名店「凡愚」出修行され蕎麦ではなくあえてそばがき一本でこの地でされている。

店内は古材を使った瀟洒な造り。具体的には訪問すれば判る・・・

2016-08-17 11.48.05

ランチタイムは酵素玄米のついたランチセットがお薦め。圧力釜で玄米を炊き上げて保温ジャーで保存。この日のものは10日目と言っておられた。モチモチした食感がクセになる。レトルトパックしたものをよく買っていただくんだけど味わいは全く異なる。

酵素玄米と一緒に供されるのは鶏肉と胡瓜の和え物と梅干しや昆布をポン酢に漬け込んだもの、いぶりがっこなど手作り感満載のご飯のお供盛り合わせ。古物の塗りのお膳や骨董の皿なども美しい。

2016-08-17 12.06.39

そばがきは5段階の引き加減からチョイスが出来る。オーストラリア製の製粉機で「少し大きな音が出ますよ〜」とのことだが全く気にならない。それを手つき鍋で根気よく練り上げる。出来立てはふわふわで山葵醤油に付けていただくとより甘味が引き立つ。消化にも良さそうでありがちなもそもそ感や嫌なネッチョリした感じや喉に詰まりそうな感じは全くない。

2016-08-17 12.02.01

時間をおけば少しずつ固くなってきてそれを継ぎに出てくる鴨汁に入れて食す。修業先の凡愚仕込みのかも汁は言葉を失うくらいの美味しさ。器の美しさもあってとても贅沢な食事である。

2016-08-17 12.14.44

サービスで自家製の粒あんを出していただき残ったそばがきにまぶしていただく。当然不味いわけがない。。

2016-08-17 12.23.30

デセールは蕎麦湯で作ったかき氷に柑橘のコンフィチュールを乗せたものが登場。店主ふーちゃんとの会話も楽しいし常連の客も楽しく親切な人ばかり。今年のスマッシュヒットのお店です。

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大阪市東住吉区杭全8-6-4
06-7710-1913
11:30-14:00ラストオーダー
17:00-20:00ラストオーダー
定休日 日・月・火


カテゴリー 東部市場前, 蕎麦 |

蕎麦切り 大城

鶴ケ丘にある表記の店を訪問。数ある蕎麦屋さんの中で私が最も好きなお店なんだけど訪問は半年ぶり。場所はJR鶴ケ丘駅から徒歩3分。住宅街の一軒家で見落としそうな小さな看板が目印。駐車場は2台分。周りにコインパーキング多数あり。

整然とされた前栽を通り、重たい木の扉を開けて大きな石臼のあるエントランスを抜けると客席に出るという料亭のような造り。昼間はシニアの方やご近所の奥様グループが多い。

こちらはいつ訪問しても満席なんだけどこの日はお気に入りのカウンタ−席が空いていたのでそこに通していただく。忙しくても座るときにはさりげなく椅子を引いてくれるのが嬉しい。そのあと冷たいそば茶と分厚いお絞りが供される。

2016-08-18 12.50.34

特等席のカウンタ−からは良く手入れされた中庭が見える。綺麗な花や野鳥の姿を見ながら食事が出来るというのは最高の贅沢である。窓枠を通して一幅の絵のように見える景色にいつも見とれてしまう。

2016-08-18 12.59.24

ほどなく盛りそば登場。この日の蕎麦は北海道の沼田産とのこと。見た目は野趣あふれた曳きぐるみの玄蕎麦なんだけど食せばとても甘くて瑞々しくコシもしっかりして飲込んだあとに上品な蕎麦の香りが喉から鼻に抜ける。ありがちなもそもそ感はない。

蕎麦はボリュームもしっかりあって食べ応え満点。半年ぶりにいただいたんだけど訪問するたびに蕎麦が美味しくなっている気がする。

2016-08-18 12.59.28

好物の海老の天麩羅もビッグサイズ。塩を付けたり蕎麦汁を付けたりしながらバクバクといただく。蕎麦湯も美味しくて完食してしまう。

2016-08-18 12.47.00

いつも客目線ですべての料理を作られるのに敬服する。メニューは何を見ても食べたいものばかり。季節ごとの限定メニューや様々なセットメニューもあってあらゆる世代に上質に対応される。

そして最も特筆すべきはこちらのお店の南果歩さんそっくりのマダム。6年前くらいから通っているんだけど容姿が全く変わらなくてどんどん若くなっている気がする。客が入ってくると大きな声で率先してご挨拶。スタッフ教育も抜群でいつも心からもてなしてもらってるという気持ちになる。

夜は季節の食材を使った小料理と蕎麦でお酒を楽しむことが出来る。繁盛店なんだけどカウンタ−に座って庭を見ながら盛り蕎麦を食べていると信州の田舎に旅行に来たような錯覚に陥る。

言い古された言葉だけれどもまさにこちらは「都会のオアシス」なり。

大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13
06-6691-0046
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00
定休 火曜日 第2第4月曜日


カテゴリー 鶴ヶ丘, 蕎麦 |