2015年10月

ボデガ【大阪市 西田辺】

長居でランニングのあと風呂に入って西田辺に今年8月に出来たピッッアリアを訪問。内装も西海岸チックでかなりカッコいい感じ。店内にあるピザ窯はよくあるレンガではなく初めて見る形のもの。聞けば日本製と言っておられた。

ビールで乾杯なんだけどビアグラスがあまりにも小さいので皆が驚きまくり・・・

2015-10-16 22.08.24

ビールのあてに前菜盛り合わせを所望する。1人前1600円・・・写真は三人前なので4800円税別。真ん中はパテドカンパーニュー、手前からローストビーフ、鴨ロース、カポナータ、人参の甘酢、白身魚のカルパッチョ、サラミ、自家製ロースハム。。すべて丁寧に作られていてとても美味しい。価格が安ければ文句なし。

看板商品のピザはマルゲリータとマリナーラのみ。ともに税別1500円・・

2015-10-16 22.29.25

生地は厚めだが食感はモッチリしてしっとりしていて喉越しがいい感じ。最近の繁盛店舗と同じようなさらりとしたテイスト。炭の香りとともに生地の味(塩気)もとてもいい。ソースもトマトの果実味がしっかりと感じられてチーズと相まってとても美味しい。オリーブオイルもかなり美味しい。。

2015-10-16 22.38.14

もう一つのマリナーラはトマトソースに、にんにく、オリーブオイル、
オレガノをのせて焼いたもの。にんにくがきいていてワインにぴったり。

2種類に絞り込んでいるだけあって双方とも界隈にはない美味しさ。価格がもう少し安ければしょっちゅう通えるのに残念なり・・・

大阪市阿倍野昭和町5-12-14
06-6623-0188

大阪市 西田辺 イタリアン

又三郎 10月【大阪市 長居】

前回の訪問からあまり日が経っていないが、おいしい肉を食したい禁断症状が出てヘビーユースする表記の店を訪問。最近はインバウンドの客も多く、この日も中国人の一人客を含む5組くらいアジアの客が来店すると言っておられた。

2015-09-03 13.50.40

こちらの店のオーナー店主の荒井世津子氏とは旧知の仲で最近は一緒にアメリカにまで繁盛店視察に行ったり国内の話題店を訪問することも多い。そんなこんなで最近は私に「又三郎予約お願いします」という知人が多くなっている。そんな私であっても食べログ焼肉部門ナンバーワンに長期間君臨するこちらの店を確実に予約することは至難の技となっている。

近隣に作った2号店の「スタンド又三郎」もあるのだがこちらも大人気で席が取れない。先日荒井オーナーと一緒に東天満の天ぷら屋を訪問したところ、ふとした会話から又三郎の熟成肉の話となりその店の店主も数日後に又三郎を訪れることになっていることが判明。隣の熟年カップルも「久しぶりに又三郎行きたいねぇ」という会話・・・・食事が終わってから遊びに行ったゲイバーのママも又三郎ファンとのこと・・・まさに大阪を代表する高級飲食店であることは確か。

荒井オーナーの食肉に対するこだわり、食全般に対するこだわり、チョモランマよりも気高い審美眼は提供する料理だけではなくメニュー構成や店内のディテイルに如実に現れている。この日はオードブルと熟成肉2種類の食べ比べをリクエストする。

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いつものようにこれから焼かれる肉のプレゼンテーション。50日くらい熟成させた土佐あかうしのウデ部分と岩手産黒毛和牛のサーロイン部分。

2015-10-12 19.02.44

前菜は生ハムとマコモ茸のフリット、自家製の熟成肉の入ったサルケッチャ、食用ほおずき、熟成肉のリエット、銀杏など・・・

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ワインはカリフォルニアのオーボンクリマ<Au Bon Climat>

複雑で豊かなピノノワール。果実の酸味とタンニンも程よく効いて熟成肉ステーキにぴったり。樽の香りの余韻もあってとても上品でエレガントな印象。

2015-10-12 19.32.14

この日はジーンズ姿の荒井世津子オーナーが自ら焼いていただく。強火で何度も焼いて何度もアルミホイルに包んで休ませる。焼きながら四方山な話をされるのだが笑のセンスも抜群でどんな客であろうと客席を楽しくさせる話術というか技術は吉本の大御所も勉強されに来ると聞き及ぶ。現在は取材やテレビ出演の依頼も殺到で東京でのデパートの祭事では日本一の熟成肉美魔女オーナーとして紹介されたらしい。

本人曰く「でもカラオケは苦手」らしい・・・

この店の代名詞である土佐あかうしはドライエイジングにぴったりの肉質。熟成させて焼くとあっさりした味わいだけど繊維が柔らかくなってアミノ酸の旨みが炸裂。噛み締めたときのしっとりした食感とミルキーな深い旨みはどのような肉にも比類しない。飲み込んだあとの茶豆の香りと余韻が何ともいえない満足感となる。

黒毛和牛の方は噛み締めると甘い脂が咥内に満ちあふれる。少し冷めると重たい感じになるのはしょうがない。でも上質の和牛ステーキを食べていると言う満足感は充分感じさせる味。野生のクレソンを齧りながら岩塩や生の胡椒をつけて手間をかけて最高に美味しくなった肉を堪能する。

こちらの熟成肉は予約が取れれば最高の御馳走である。内容を考えると決してコスパは悪くない。平日の早い時間なら予約しやすいと言っておられました。

大阪市住吉区長居2-13-13長居パークホテル1F
TEL 06-6693-8534
予約必須
11:30〜14:00
17:30〜23:00

大阪市 長居 焼肉

川原崎【大阪市 扇町/天満】

友人と東天満にある2012年オープンの表記の店を訪問。いろいろな友人からの良い評判を聞き前から行きたかったお店。店内はカウンタ−9席のみでは3800円と5300円の2コースなんだけど事前に予約をすればその日の市場の仕入れで構成する8500円の特別なコースがあると予約の際に聞いたので今回はそれを所望する。

生ビールで乾杯をしてさっそくご主人に揚げまくっていただく。

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口休め用にいくらおろしと甘めの酢に浸かったピクルスが出される。最初にさい巻海老が登場。やっぱり天ぷらの最初は海老に限ると納得。永久センターである前田敦子のような存在。

そのあとはこの日ピカイチのネタの虎ハゼ。正式には「トラバゼ」ハゼと言う名のキス科の魚。関東で春に天ぷらで見かけるネタだけど裏旬で秋口にもいいものが獲れるよう。身が分厚くてふわふわしているが鱚の味を濃くした感じでほのかな磯の香もいい。

栗はそのまま揚げずに一仕事をされるらしいがそれは企業秘密。しっかりと栗の風味を残しながら水分を抜く。かなり高度なテクニックである。琵琶湖の子持ちの小鮎はかなりのレア食材。

ご主人は私もたまに訪問する関西の名店「一宝」で20年間勤められたとお聞きする。そういえば仕事ぶりがそんな感じと納得。

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上質なスパークリングや日本酒とともに一品ずつ丁寧に揚げられた旬の食材を楽しむ。途中で出てきた巨大な仙鳳趾の牡蠣には驚いた。仙鳳趾は年間を通じて水温が低いので夏でも牡蠣を養殖し年中食すことが出来る。当然のことながら身はプリプリでとてもクリーミー。仙鳳趾の牡蠣は養殖期間が短いので小さめというイメージがあったがこちらのものは特別な仕入れなのであろう。

焼き芋にしたさつま芋、レアに揚げられたホタテ貝柱(写真なし)、ホクホクした下拵えが完璧な和歌山産の太刀魚、カリカリに揚げられた活海老の脚など。

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小振りであるが私たちのために仕入れていたであろう蒸し鮑。塩をつけて齧り付くと磯の香と深い旨みに包まれる。スパークリングとの相性も抜群。大振りの松茸も食べ応え満点。とても豊かな気分になる。

北海道産のバフンウニを大葉で巻いたものも甘くて美味しい。ミディアムに仕上がった新鮮な鱈白子も塩と天だしの双方で楽しむ。肉厚の長崎産の天然穴子はしっかりとした食感で旨み抜群。火を通すことで食材の水分を抜き蒸し焼き状態で火入れされるために加熱することで旨みがいっそう増すのがよくわかる。ここでもう一度さい巻海老(車海老)の登場。海老星人の私はかなり嬉しい。。

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最後の〆は天丼か天茶を選ぶことが出来る。大振りにカットされた活け海老の甘さと美味しさが際立つ最高に贅沢な茶漬けである。最後にシャーベットが出てコース終了。すべてにおいて上質な食材とその特性を充分に活かした揚げ方で旬の素材を最大限に美味しく楽しめます。軽く飲んで2人で25000円くらいでした。

リーズナブルなお昼のセットもあるようですので詳しくはお店のFacebookを参照ください。

大阪市北区東天満2-8-13
TEL 06-6881-6525
営業時間 11時半〜14時 17時半〜22時(L.O.21時)
定休日 水曜日・第4火曜日

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大阪市 扇町/天満