2008年02月

グリル太平

taihei.JPG 今日は久しぶりに今里新地の中にあるグリル太平のハンバーグ 昼時の時間を少しずらしていくとゆっくりと食べることが出来る 親父の西田氏との世間話はいつもエンドレスになってしまう。 ワインの話をすると講演会のようになってしまう。 うわさによると店主のワインマニアぶりは東の田崎氏、西の岡氏も一目置く存在らしい。 界隈で世界一旨いといわれる「ハンバーグ」と「特製トンカツ」が看板商品だが 4700円の煮込みビフテキはロイヤルホテルの前進の宝塚ホテルの味らしい。 西田氏のお父さんの譲り受けと聞き及んでいる カウンター中は奥さん(推定55才)と昼間は会社勤めし夜だけ手伝われている娘さんは私の友達の同級生らしい。注文すると瞬間に出てくるハンバーグ(900円)は大人の男性の握りこぶしくらいあり(推定280グラム)度日グラスソースにまみれて光輝いている。はしを入れると肉汁があふれ出て少し甘めのソースにしっかりと絡んでさすが世界一のハンバーグといわれるだけある。もはやハンバーグ自身に貫禄さえある。自慢のワインも2500本くらい隣のセラーにあり格安で飲める。 ハンバーグやとんかつに合うワインをお願いすると最高のマリアージュを体験できる。 隣の特別室のディナーも一度味わってみるべし。(コース5000円)店主との話でお店は年中無休でここ最近正月だけ3日間休みを取るといっていた。 恐るべし職人魂 *特別室に6人以上の予約が入ると、洋食屋さんの方はお店を閉めるとのこと。  駅からは少し遠いです・・ グリル太平 大阪市生野区新今里3-20-26 06-6752-6694  11時30分~21時 17時~21時(日曜日) 不定休


カテゴリー 今里, 洋食 |

まさる

忙しくて長い間寿司を食べていないなと思い急遽自分的好みNO1の夕陽丘にある 「まさる」へいく。 このぺろぺろ日記でも何度か紹介しているせいか私の友人の間でもかなり有名。 マスコミや雑誌にもしょっちゅうでてきてもはや老舗の貫禄。 名前が売れても店主の吉村氏45歳は自身の寿司にこだわりつづけている。 この人の仕事をみれば料理するのが好きなんだなということがわかる 又接客もでしゃばらずえらそうにもせず控えめで能書きも決して言わない。 真の職人ここにあり。。 最初に生ビールとアワビの酒蒸しと蛸の柔らか煮をあてにいただく。 アワビは多分かなり大きなもので滋味深くしこしこする。蛸のやわらかさと美味しさは 粒マスタードでよりいっそう深まる。。(写真取るの忘れた・・) あとは左上から masaru1.JPG 造り盛り合わせは脂が乗り切った和歌山(多分・・)のさば、皮の焼き目が香ばしい太刀魚 旬の赤貝と寒ヒラメ。アナゴのたたきも脂がよく乗ってすばらしい仕事振り。真ん中は烏賊のウニ乗せ まったく臭みやえぐみのないひたすら甘いピュアなウニと烏賊の取り合わせはまずいわけがない これだけで日本酒3合くらい飲めるのだがお酒は抑え目にする 続いて握っていただくと まずはひらめの昆布締め。肉厚のヒラメにほのかに昆布の香り 水分がいくらか抜けているためにひらめの旨みがより凝縮されている。いきなりカウンターパンチを出すとは・・・ 次がミル貝をさっとあぶったもの これもやわらかくてかつシコシコとして貝の旨み凝縮 回転寿司のものとはまったく別の食べ物であること再認識 その次がかます。 旬は夏であるが今ちょうど裏旬で脂が乗ったものがとれる。 (ほとんどの魚は年に2度産卵するので美味しい時期が2度あります) これも皮目をあぶっているため香ばしくて皮の下にある脂が白身になじんで なんともいえない魚自身の味の深さを引き出している 金目鯛も皮を霜降りにして肝を添えていただく。 それぞれの魚の味の違いが明確にわかる。これぞこの世の贅沢なり そしてカワハギのこれも肝添え。カワハギの濃厚な肝と芽ねぎのさっぱりともみじおろしとが 絶妙のバランスをとっている。ほかの白身に比べ身がしっかりしているので 味わいもより深く河豚よりも個人的には美味しく感じられた。 名物の車えびは数年前からこのようなスタイルとなる この色艶はたぶん天然であろうと思う。又中に海老味噌のこくが感じられた・・ この海老の握りの完成度はかなり高いと思う これだけを10個くらいいただきたいと思った 鯖の握りも小袖にして白板昆布を乗せてこくを出すという丁寧な仕事振り 酢での締め具合も完璧で口に入れたとたんとろけるのには参った。 中に入った煎りゴマもアクセントでいい 名物の袱紗たまごも長芋やいろいろな魚介類が入ってしかも出汁の効き具合も よくふわりとした舌触りも手伝って口休めにぴったり。 ガリも甘くなく手製でいくらでも食べてしまう。 この漬けている酢を焼酎に入れて飲むのが又うまい(通称ガリ酢割り) masaru2.JPG 続いて出るのはウナギの海苔巻きでこれが又熱々の焼きたて。 すし屋でウナギも珍しいが旨すぎて前が見えなくなる 店主調子に乗っているのか怒涛のうまいもん攻めで 小鉢に毛がにの肉とミソを混ぜたシャリに北海道の雲丹をまぜたミニ丼を出してこられると 完全にノックダウン状態。生きていてよかったと本当に思った瞬間である ハマグリの握りはアホほど身が大きく柔らかで味がのってどうすればこんな風に炊けるのか ふしぎ・・ハマグリの調理法としたら日本一であろう。 マジうま・・バリうま・・表現の仕方に苦労する。 締めのキャベツ巻きもしゃっきりすっきり。 もう少し食べると体が欲求してきたので まずはコハダ。夏のしんこも美味しいけれどこの時期の肉厚で脂の乗ったものをしっかり水分を抜いてコハダの味がはっきりとわかるものもかなりうまい。個人的にはこちらのほうが好みかもしれない 皮の下の脂がしっかりと感じられる逸品。 よそではこれも食べれない。 あとタラの白子を軍艦巻きに。これも湯がきたての熱々を巻いてくれる。 白子の濃厚さがこれまた焼酎とぴったり 名残は尽きないがあと平らぎ貝(大好物)をいただいてかんぴょうまきで締めました このかんぴょうまきもしっかりと食い味がついてなかなかのものです。 こういう簡単なものが普通に美味しい。 この店に出会えて幸せです すし処 まさる 住所:大阪市浪速区下寺2-3-10 梅吉マンション1F TEL:06-6649-7227 定休日:水曜日 営業時間:17:00~26:00(日・祝は~23:00) 但し、ネタ切れ終了


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

たかおか

四天王寺さんにいく途中の谷町筋にある日本料理店。 丁寧な仕事と良質な材料とでかなりレベルの高い 季節の味を提供してくれる。価格の割には味はトップクラス。 ご主人の人柄がかなりよい。 しかしながら昨年末から体調を壊し出ておられないのが心配 お昼のお弁当2500円税別をいただく 一応プロなので少しくわしく 左上は炊き合わせ。旬のたけのこはもちろん生 しいたけや蕗や春野菜がてんこ盛り 自家製の厚揚げがすばらしく美味しい これだけでこの店の実力がよくわかる 右上はこれも旬の白魚をたけのこをかつらむきにしたもので巻いた酢のもの 梅肉がアクセントになってとても上品なものになっている 右下が前菜いろいろで出汁まきや山芋の黄身焼き、レンコン磯辺揚げ タラの味噌漬け、その他のものがこれでもかと入っている。 すべて細かい仕事がしてありかなり洗練されている。 左下はおつくりで甲烏賊とかんぱちをづけにしたもの 鶉の卵をおとしてかき混ぜていただく もう旨すぎて死にそうになった・・ お椀の出汁も清らかでおいしいしご飯の上に載っているじゃこも絶妙 デザートの青寄せ(ほうれん草やその他の青い野菜)でつくったアイスクリームまで隙なし。 お茶も何度も変えに来てくれてもう見習うとこばかりでした。 お昼のちょっと豪華な大人のランチに最高 takaoka.jpg 天王寺区茶臼山町1-18 天王寺エルムビル1F TEL 6779-2822

日本料理 たかおか懐石・会席料理 / 天王寺駅前駅天王寺駅大阪阿部野橋駅


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 和食 |