ロスアンジェルス紀行②

*自身の備忘録を兼ねているので文章が面白くないと思います。。。数日続きますので興味ない方は読み飛ばしてくださいね。。

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ロサンゼルス界隈で今一番人気があり、予約が取れないという超人気店「MB POST」(マンハッタンビーチポスト)を朝一番に訪問。

10時40分くらいに到着なんだけどすでに満席で1時間くらい周辺で時間をつぶす。ビーチバレーやサーフィンをしているのを見ていると時間がゆったりと流れる。2013-09-22 10.38.36

この店はセレブ御用達の店で客と店員が綺麗。店内は1960年代のアメリカの郵便局をイメージ。アンチークでヴィンテージな装飾がとてもいい空気感を出している。バーもあって、ダイニングからはキッチンも見える。天井高は5メートル

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ココットを使った料理が名物。驚くことにこのお店は日商150万を売り上げ、 年商5億円オーバーの大繁盛店とあとで聞く。席数は70坪で100席。

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人気の理由はダウンタウンにあったミシェラン獲得のウオーターグリルと言う超有名シーフドレストランで6年間総料理長をした方が独立して出されたと聞く。価格はとても高めの設定。料理もタパス形式なのでたくさんの種類を頼んでしまう。

 

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メニューは1人1人封筒を渡されて、その中に書かれている。

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この店のエッグベネクトはフライパンにのっかって登場。アメリカではブランチメニューの定番ともいえる卵料理はベーコンの替わりに生ハムがはさまれていた。とってもお上品で卵の火入れも完璧。オランディーズソースも質がよくしっかりとコクと酸味があって滋味深い。この店も化学調味料不使用とのこと。

野菜もいっぱい入っていてさすがセレブ御用達と言った感じである。ランチであっても滞在時間は一時間を超えると聞く。私も1時間半滞在した。

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Bacon Cheddar Buttermilk Biscuitsはこの店の代表メニュー。。チーズの風味と生地の口溶け感が秀逸。その他の料理もとっても独創的。。

1142 Manhattan Ave.
Manhattan Beach, CA 90266

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そのあとはデリ業態の繁盛店「レモネードカフェ」

ショッピングモールの2回という悪立地なんだけど一日の客数は600人。

客層は8割女性で女子会をしている方が多いのと ファミリー と若いグループが中心。
客単価は平均15ドルと聞く。
坪数100で席数は130席。。。こういう店がありそうでなかった。日本にも似たようなものがあるのだが大きな違いはファインダイニングの一流の料理人が料理を作っているので何を食しても低価格で美味しい。

好きな総菜を選ぶもよしセットメニューを選ぶもよしサラダや温野菜、サンドウイッチ、スープ、パン、ピザ、デザートまでクオリティーに抜かりなし。

2年前に訪問したスープランテーションの店に近いが料理のレベルと内容が全く異なるために勝ち組と負け組に別れたと聞く。

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料理を注文するために並ぶんだけどこの導線が華やか。。行列になるために待ち時間が少なくてすむ。着席まで20分くらいかかる。ハリウッド在住セレブもたまに見かけるらしい。

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作業人数は案内1人、カウンター6人、キッチン7人、レジ2人。。。席数を鑑みると人事が多いかもしれないが平均値よりかなり高い売り上げ利益を上げていると聞く。天井は4mの高さでレモンイエローと白の内装は清々しい。そこにオープンキッチンのステンレスが効いていてso coolな空間を作っている。

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客の平均購買点数は4つ。。オープンキッチンで作る料理のシズル感とダイナミックなプレゼンがあるためについたくさん買ってしまう。

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もちろんレモネードCafeだからフレッシュないろんな種類のレモネードがあるんだけど普段飲み付けないのと量が多いので50才前のおっさんにはイマイチだった。

Lemonade Cafe

9001 Beverly Blvd.
West Hollywood, CA 90048

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P.F. Chang's China Bistro

(P.F.チャンズ・チャイナビストロ)

PFチャンズチャイナビストロを訪問。約4万店の中国人が経営する中華料理の分野に、「ビストロ」というコンセプトを導入。一言で言えばアメリカ人によるアメリカ人のための中華。だいたい1皿10ドルで1番高い皿でも24ドル。ジャージャー麺をスタッフが混ぜる際、アメリカ人が食べやすいように麺をカットする。

味付けは相対的に甘い。グルタミンソーダ(味の素)は不使用。いまや全米主要と自然体にカジュアルダイニング網を構築。大衆中華料理をブランド化した成功例。

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代表メニューのレタスラップ(中華のアンチョンソン)は、あまりの大ヒットで、競合各店のメニューに載るようになったらしい。日本でよく見るものだけど・・・

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モンゴリアンバーベキューはマリネしてあって異常なくらい肉が柔らかい。味は甘くて少し抵抗あり。しかしアメリカ人にとってはドンピシャなんであろう。照り焼きチキンも同様であった。

客単価は21.5ドル、店舗数207店、1店舗あたり平均年商は69000万円ですべて直営と聞く。驚愕の数字である。

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麺を啜るのが苦手なアメリカ人のためにジャージャー麺をカットするサービスには驚いた。。文化の異なりがよくわかる。メニューもすべて食材別になっているのも興味深い。アメリカ人のためのビストロなので紹興酒はおいていない。
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Pei Wei Asian Diner(ペイウェイ・アジアンダイナー)

ペイウェイ・アジアンダイナーは上記の店と経営母体を同じくする上位業態のカジュアルプラス。。低価格で「P.F.チャンズ・チャイナビストロ」と同品質の料理を提供する。

お客は立地・空間・提供方法・サービスをトレードオフすればビストロ(P.F.チャンズ)と同品質の料理を安く食べられる。
つまり、美味しいものを食べるためにビストロとの立地や空間、提供方法、接遇の差を我慢すれば一定の価値を得ることができる。ファストカジュアル業態。

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トレードオフの内容はポーションを減らす、プラスチックの器、皿の点数や薬味の品数を減らす、わからない範囲で微妙に食材の質を落とすなど・・・オーダーはカウンターで行なってあとはフルサービス。

レタスラップなどの看板商品はほぼ内容が同じであった。。この辺りが素晴らしい。P.F.チャンズのブランドを損なわずに小商圏化してテイクアウト比率を高める。。

 

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現在185店舗で80坪くらいの店舗で平均年商1店舗あたり17800万円。フライパンから火が出まくる躍動感溢れる手作り感を感じさせるオープンキッチンが特徴。。。同時に両店を見比べ食べ比べていい勉強をさせてもらった。。

その他料理洋食 海外

ロスアンジェルス紀行①

表題の旅に出る。。というかアメリカの外食繁盛店の視察。訪問した数が多いので簡潔にまとめる。

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初日の晩ご飯はリトルトウキョウにあるスパイステーブルを訪問。グリル業態で牛肉と唐揚げと蟹を所望。気候も良くテラスで友人と食す。

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100年前の建物をリノベーションしたと聞く。女性シェフが一人でグリラーを担当する。店は席数は数え忘れたけどかなり大きい。

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シンガポール、ベトナム系の料理。結構すべての料理がスパイシーでお酒によくあう。

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114 S Central Ave

Los Angeles, CA 90012
tel: (213) 620-1840

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そのあとはラーメンで締め。。夜の10時を回っていたが30分待ちの超人気店「新撰組」ロス初のラーメン屋と聞き及ぶ。15年前からこちらに進出しているらしい。トーランス、ガーデナを中心に焼き鳥とラーメン業態を展開している。
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リトルトウキョウには海鮮丼や和食店が軒をならべる。くら寿司もあった。こちらは豚骨スープの店なんだけど九州のものよりもスープはおとなしめ。。内装はかなりデザインされている。

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店員さんの「いらっしゃいませ」「ありがとうございました!」と日本語で叫ぶパフォーマンスがおもしろい。店員さんが声を揃えて2分ごとに何かを叫んでいる。映画に出てくるへんてこ日本人を絵に描いたような感じ。

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ラーメン自身は全く口に合わなかったけど大繁盛している。アメリカ人の嗜好にあわせているのであろう。

翌日から本気の視察開始。。。
その他料理ラーメン洋食 海外

ヤンゴン食遊記②

旅行中死ぬほど飲んだミヤンマービール。かなり口に合う。。そんなに苦くもなくアサヒスーパードライにかなり似たような感じ。

毎朝ランニングをする。。大阪マラソンでの足のダメージが厳しいが町並みを見ながら走るととても快適。

この日は朝からマーケットを視察する。宝石がこの国の一大産地でいろんなものが安いと思われる価格で売られている。私たちは街のはずれの魚市場を案内いただく。かなりいろんな魚が扱われていて海老などの甲殻類は横でオバサンが一生懸命からを見いてむき身にする。

鯵や太刀魚、その他イシモチのようなものが所狭しと床に並べられそこから段ボール箱に氷を敷き詰めてパッキングされる。

その後はシャン料理と言われるビルマ料理に比べるとさっぱりした民族料理レストランに行く。この店はす魚料理が中心で店頭に氷につめられた魚介類が並びそれを調理してもらう。基本的に川魚が多いようである。

私の好きな海老・蟹もいろいろあって楽しい。ブラックタイガーからロブスター、手長海老までいろんな種類の海老が並ぶ。

日本でたまに見る高級魚のハタなどもたくさん並ぶ。大きな水槽には生きたシャコや海老、魚がわんさか泳ぐ。これは少し割高のようだがどちらにしても安いので好きなものを好きなだけ注文する。

海老を数種類と貝を3種類、イカや泳いでいるハタも刺身で所望する。

まずは巨大ブラックタイガーの揚げ物。。ニンニクチップの香りがとても香ばしい。。ビールがとてもすすむ君。。パリパリしてとても美味しい。

数種類の大きな海老を会わせてスパイスで炒めたもの。。これは絶品。。火入れもかなり丁寧で身も柔か。風邪が吹き込む食堂の造りなんだけどとても料理は上質。

日本でいうマテ貝の炒め。。コリコリしてとっても美味しい。。カレー味がとても口に合う。

そしてメインの赤ハタの刺身。。いわゆる関西ではアカッポと呼ばれる超高級魚。。2キロくらいのかなり大きなサイズ。。脂のある白身でかなり美味しい。。

テーブルにはキッコーマン醤油と韓国製の生わさび。全く問題はない。

魚のアラはスープにして頂く。。身はフワフワで酒蒸しのような感じ。。ミヤンマーに来て一番旨いと思った料理である。

デザートはこんな感じ。。人参があるのが面白い。かなり甘くて美味しい。。

帰りは自家製のバナナの皮で作ったまんじゅうを試食。この国の人は本当にフレンドリー。。。いくらでも食べろ食べろと言ってくれる。この後JETROのヤンゴン事務所海外投資アドバイザーの山口哲氏と面談しこの地の現在の状況をブリーフィングいただく。

その後に山口氏おすすめの日本食レストランを訪問。タイで何十店舗もやっているお店でミヤンマー初進出らしい。かなりお金のかかったデザインの入ったお店。

ディスプレーはこんな感じ。お客単価は1200円くらい。ミヤンマー人は基本お酒を飲まないので定食が受けるらしい。

お刺身や焼き魚などが入った定食800円なり。その横はカリフォルニアロール。お店の席数150席。料理士は4名くらい。奇麗な服装でマスクをし衛生管理もかなり行き届いているのに驚く。日本人のオーナーはタイ人の奥さんをもらって展開しているらしい。。

ざるそばは乾麺。。普通に美味しい。。いろいろと参考になった。。この店がヤンゴンでの日本料理のベンチマーク店に成子とは理解出来た。

その後立て続けにヤンゴンで十数店舗展開するローストダックの店にいく。この店も200席以上ある大型店で満員なのに驚く。

主力商品のローストダックは北京ダックとは違って焼いているだけ。。身も皮も一緒に頂く。。そんなに旨いとは感じなかったがミヤンマーの人はこれが大好きらしい。

その他にもいろんな中華料理を所望する。。。特段変わったこともないんだけど人に暖かみがあってすべての料理がおいしく感じる。初めて訪れる国なのにふるさとに帰ったよう。。

その他にもいろいろ頂いたが日本に帰ってからカメラを失くしてしまい友人が撮った写真での報告となる。ガイドと次回の再会を約束して帰国する。


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