稲家 7月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の表記の店を友人と訪問。店主の稲家氏は三ノ宮の超人気ミシュラン店「植むら」で6年修行期間を経て、2021年2月にご自身のお店をこの地にオープン。

北新地の永楽通りのこちらの新しいビルには、「纐纈」「ぬま田」「TOMONO」などの有名店も軒を連ねている。店内はカウンター8席のみ。この日は18時一斉スタート。料理はおまかせコース18,000円(サービス料10%、消費税別)。

ほとんどの料理はご主人の稲家氏が作る。今年34歳と言っておられた。脇を固める調理師はあと2名。

最初は麦焼酎のソーダ割りとともに大きく包丁した蒸し鮑。胡麻ダレと糸南京が添えられる。

煮物椀はふわふわに仕上げられた万願寺唐辛子の真薯と車海老。出汁の味わいが突き抜けた美味しさ。

お椀の蓋には花火の蒔絵。当然特注・・・

日本酒を所望すると江戸切子の盃を選ぶことができる。

最初は十四代の中取り純米吟醸から。。

お造り一品目は長崎産のメイチ鯛の薄造り。。脂もあってもちもちした食感。。

刺身2品目は加太産の鯵。。。芽ジソと茗荷とともにいただく。。

鯨の鹿の子と馬場茄子の炊いたもの。。茄子の色出しの仕事が素晴らしい。。

日本酒は新政と爾今。。

焼き魚は炭火で焼いた真魚鰹と桃のピクルス。。

続いて九州産のヤイトハタのフライ。マヨネーズを使わないタルタルとともにいただく。

続いてサシの見事な和牛のプレゼンテーション。。。

出汁でしゃぶしゃぶにしてポン酢と鬼おろしでいただく趣向。。脂が強いけどしゃぶしゃぶなのでなんとかいただけた。。

釜焚きの枝豆御飯に梅干しの叩いたものと紫蘇を混ぜたもの。。とてもさっぱりとした味わい。。

炊きたてのアルデンテな白御飯。。

続いてのラーメンは細めの麺がかなりおいしい。。

名物の牛しぐれ丼。。ここまでくるとお腹がはちきれそうになる。。

デザートはぶどうを使った冷やしぜんざい。趣味のいい一品。。上にはデラウエアが載る。手際よく料理が出てくるので2時間少しで終了。。お腹いっぱい大満足。。ご馳走様でした・・

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
TEL:06-6341-3177

大阪市 梅田/JR大阪 ラーメン和食

末広亭【大阪市 梅田/JR大阪】

福島にある表記の中華料理店を訪問。近くを通ると急に食べたくなる名物料理「ローメン」がある大衆中華料理店。

場所はJR福島駅から北に進んで大淀中学校前交差点を西に入ったところ。古くて赤い暖簾が目印。

昭和の空気感満載の店内は4人掛けの小さな赤いテーブルが4卓とカウンターが4席。床はコンクリの打ちっぱなし。壁には手書きの中華メニューがずらりと並ぶ。全て昭和価格のリーズナブルさ。

早速、名物のローメン600円を注文。しばらくして着丼。。。

ビジュアルはかなりパンチがある。表面張力が強烈。他に比類のない代物。。表面のあんかけを減らさないとこぼれそうなのでレンゲであんのみをしばらくいただく。

180℃くらいありそうな固めにとじられた超熱々のマグマのようなあんはスープか具か区別がつかない。

味はしっかりと化学調味料が効いた強めの醤油系の中に酸味も少し感じられる。具材は豚肉、玉ねぎ、人参、ニラ、白菜に溶き玉子も使われている。この粘度の高いスープが食べても食べても全く減らない。

しばらくゲル状のあんを食べ進んでから麺に取り掛かる。細めの縮れ麺はあんに良く絡んでこれも食べ応え満点。

あんの粘度が高いために麺を持ち上げるのに四苦八苦する。割り箸がしなって指が痛くなるくらいの重さ。片栗粉の力恐るべし・・・

なんとか麺を平らげると鉢にはまだラーメン2杯分位の量のあんかけが残ってしまう。。申し訳なく思いながら完食を諦める。はるか昔は残ったあんにご飯をダイブして食べた記憶があるが・・・・腹パンになって店を出る・・

大阪市北区大淀中2-2-3
06-6458-6278
定休日:日曜日・祝日

末広亭中華料理 / 福島駅新福島駅西梅田駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 ラーメン中華料理

コントワールフー【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地にある表記の店を訪問。こちらは連絡先非公開、紹介制のお店。
訪問した客が帰りに予約をして帰るので一般客の来店が困難なお店の一つ。

料理の内容は超豪華食材を使ったフレンチをベースに、イタリアン、和食、中華の垣根を超えたイノベーティブ。

座付きは200度のオーブンで2時間焼き上げた百合根の上にロシア産のキャビアをてんこ盛りにしたものからスタート。キャビアは塩の代わりで百合根をいただく料理とのこと。

続いては淡路産のメヌケ鯛を熟成させたものに青海苔とガスパチョで作ったスープをかけて五島列島の赤ウニをてんこ盛りにしたもの。食材の組み合わせの意外性にびっくり。

和歌山産の柑橘で酸味を効かせた酢飯状態のご飯に甘鯛を熟成させた角切りを混ぜ込んだもの。この料理は香りの設計がとてもうまく出来ている。

締め鯖の皮目を炙ったものに九条ネギのソースと黒七味をかけていただく。夏の鯖だけど上質な脂が乗っていてシャンパーニュにとてもよく会う。

一度マッシュした富田林産の海老芋の上にローストしたエビを添えたもの。。香辛料とソースの立体感が秀逸。

シャンパーニュはミッシェルツルジー。。とてもドライでフルーティー。。この店の料理は最後まで泡でいただくのがオススメ。

揚げた巨大サイズののどぐろの上にその日解禁のアルバ産の白トリュフをこれでもかというくらい摩り下ろしたもの。トリュフの香りでカウンター席が一瞬で華やかになる。

10人の客の料理を一度に一人で作るんだけど提供する温度や盛り付けのタイミング、サービスも全く隙がないことに敬服する。

柔らかく戻したフカヒレの上には熟成させたクエが鎮座。食材と調味料の出会いも素晴らしい。

黒毛和牛の千本筋部分を3日間かけて柔らかく戻して自家製のラー油で和えた中華風の一品。

途中で大きなキャビアの缶が開かなくなって少しお手伝いをしたら「お駄賃」と言ってキャビアを少し供していただいた。小さな気遣いがとても嬉しい。

締めはマグロ節をベースに魚介のアラを炊き込んだスープを混ぜたラーメン。。このスープが美味しすぎて飲み干しそうになった・・・次回の予約は来年の6月とのことです・・・・会計は自分史上最高の支払いでこちらも記憶に残るものでした。。

コントワール15ビストロ / 西大橋駅四ツ橋駅心斎橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 梅田/JR大阪 フレンチラーメン