小好鮨 6月【大阪市 梅田/JR大阪】

梅田で寿司を食するときに気の張らない友人と来るのは表記の店。阪急電鉄京都線阪急梅田駅茶屋町口より徒歩1分。DDハウスやがんこ寿司のすぐ近く。暖簾をくぐると大きな三角形のカウンターとそのまわりに丸椅子が10席ほど。座ると入り口の引き戸が背もたれになるほどの狭さ。ご夫婦お二人で切り盛り。店も狭けりゃカウンターも狭い。お父さんとお母さんがコノ字のカウンターに入ると押し競饅頭状態となる。

この店平日は6時、土曜日は5時からの開店なんだけどだいたい開店時には満席。入れ替わり立ち替わりで客が入って来るのでご主人はカウンターの中からしばらくは出れない電話予約は難しいので運が悪けりゃ入れない。でも少し待てば結構入れる。この日は6時半に友人と訪問する。この店に通ってもう20年くらいになるが昔から夫婦仲がよくお二人に会いに来られる客もとっても多い。
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寿司は2つずつ出てくるので、二人で行って分けっこするといろんなネタを楽しめる。ビールで乾杯。アルコールはよく冷えたキリンラガーと黒松白鹿の常温。そして白鹿の冷酒のみ

なにせ狭いので太った方は少し厳しいかもしれない。荷物は押し入れのようなところに突っ込む。まさにワンボックスカーの中で寿司を食べている感じでこれはこれで結構楽しい。お造りは天然鯛と蛸を所望。大きく切られた切り身は口に入れるとかなり食べた感がある。鯛はしっかり熟成してあって味が深く皮の部分の脂もいい感じ。

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季節の鱧もすごい脂がのっていてとても美味しい。すべてのネタに丁寧な仕事がしてある。ええ寿司である。シャリは柔らかめ。白身魚はすだちを搾ってよい加減に塩を振って供される。個人的なこの店のおすすめは昆布締めと貝類。

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この店の一番人気のあわびちゃん。この店ではネタはすべてちゃんづけで呼ばれる。生の肝とヒモを貝殻に入れてくれて供してくれる。これは大好物で元気の源。この日お母さんはカウンターの橋に座って客の注文をメモしながらお父さんに次は〇〇握ってね!とどんどん司令を出す。

ご主人は77才なのでそろそろ引退やとよく言っている。この店海外のガイドブックでも有名で外人もちょくちょく訪れる。そんなときは客が全員で相手するのでそれを見るのが面白い(笑)

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アワビの握りはこんな感じ。雌貝なので固すぎず味も深く磯の香が咥内にしっかりと膨らむ。仕入れ値で一つ1500円くらい原価50%でも3000円か・・・と考えてしまう私は職業病なり。

ちなみにこの店にはトイレがなく西隣のコンタクトアイシティのあるビルかDDハウスを借りる。
阪神百貨店の初競りの6万円の松茸の話やタイガースの話など食べる間もないくらいいつも会話が弾む。

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マグロもおいしいと友人は宣っていた。客がそれぞれにいろんな者を注文するとお父さんが覚えられなくなるので隣の客の注文したものにかぶせて「私もそれ!」と言いながら注文するのが親切。

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大好物のタイラギ貝は縦切りのぶつ切り。。。こればかり10個くらい食したいと思う。最初にビールを頂いて黒松白鹿の常温を頂いて冷酒に移る。。。寿司も旨いしお酒も旨い店の中もとてもいい空気が流れる。。。

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名物のアナゴは注文を聞いてから親父さんがいつも「あっつ?!」といいながら焼いて握ってくれる。脂ののりも素晴らしくてふっくらしていて香ばしい。。これを手巻にして食すのもかなり美味しい。。

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雲丹も上質。。でもミョウバンの味が舌に残ったのは残念。。

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かなり大きな赤貝。。身の部分とヒモの部分でワンセット。赤貝の香りもよくて味わいも深くてとてもいい。

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〆のすり身が入ったタマゴ。ふんわりしてて上品な甘さのするお味。普段はひとり5000円くらいだけどこの日のお勘定は1億3000万円とのこと。持ち合わせがないので来月スイス銀行から振り込む事にする(笑)。

ちなみにこの店では領収書は「ラブレター」と呼ばれる。理由は不明・・もうすぐ金婚式を迎える夫婦寿司。。

とてもいい店だよ。。

大阪市北区芝田1-3-12
06-6372-5747 日曜休み

小好鮨寿司 / 梅田駅(阪急)梅田駅(大阪市営)大阪駅

 

大阪市 梅田/JR大阪 寿司

越中屋【大阪市 天下茶屋】 【大阪市 岸里】

西成区の表記の店を訪問。普段は予約しても予約が取れない?超繁盛店。コストパフォーマンスがかなりいいので小さな店がいつも満席。昔は中華そば店だった消防署の横の三角形のビル。岸里駅や天下茶屋駅から徒歩3分。

暖簾をくぐって店内へ入るとカウンター席の他にはテーブルが3つほど。この店の主人は予約のときに聞いた客の名前を覚えていて「〇〇さんきょうは・・・がおすすめです」と言われる。昔、いちびって後輩にマイカルという名前で予約させたらちゃんと「マイカルさんいらっしゃいませ」と挨拶されてた記憶がある。

店にいる間ずっと「マイカルさん!」と友人の事を呼んでいただいてた・・・その友人はそれ以来仲間内で「マイカル」という呼び名に代わりそれが今も続いている・・・というのはどっちでもいい話でまずはビールをいただく。ちゃんとキリンとアサヒの両方を揃えていらっしゃる事に驚く。

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いつもの定番のメニューはあわびのコキールなんだけどこの日は蒸しアワビに吉野餡をかけたもの。葛の舌触りと白ダツのシャリシャリした舌触り、アワビのむっちりした味わいがビールにぴったり。

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岩牡蠣を所望する。かなり大きなものにポン酢のジュレがかかる。日本海のどこで獲れたかわかんないし聞かなかったけど磯の香が口の中に広がって牡蠣の深い味わいが咥内を支配する。日本酒を頂きたかったけどこの日は我慢する。

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ワタリガニの酢の物。卵も少しだけど入っていて小振りの割においしい。。ご主人をはじめとする店の方々は限りなく親切で目配り気配りが聞きまくっている。巻舌でしゃべる堺の柄の悪い後輩と一緒だったんだけど注文ごとにニコニコと受け答えされるのは見ていて気持ちがいい。

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焼き穴子。。。そんなに大きなサイズじゃないんだけど脂ののりもよくパサパサしていない事に驚く。皮もぱりっと焼けていてかなりいい技術である。お店はご主人と若い方が2人。この店は日本酒もたくさん取り揃えていて立山の熱燗が燗上がりがしてとても美味しかった記憶がある。

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最後はこの時期よく獲れる足赤海老と名物の穴子。。どちらも予想通りの旨さ。。お店は5時からやってるのでこの時間なら予約がとりやすいよ。

大阪市西成区岸里1-4-1

06-6656-0363

越中屋 寿司 / 天下茶屋駅岸里駅北天下茶屋駅

大阪市 天下茶屋大阪市 岸里 寿司

まさる 6月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】 【大阪市 恵美須町】

数ヶ月ぶりのまさるさん訪問。。

もう15年くらい通っているのになにげに店の前を通り過ぎてしまう。それだけ目立たない外観。同伴いただいた大阪ナンバーワン焼き肉店主も「ここはひとりでは来れんわ」とのたまう。店はカウンターのみ9席。店主の顔面がいかついとこのブログで毎回紹介するとその顔見たさに客が訪れると聞き及ぶ。小さなお店なので当然予約は必須。

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生ビールで乾杯をしてまずはお造りの盛り合わせ。美しすぎて手が出ない状態である。白身は高級魚のアコウ。剣先イカに北海道産のウニを乗せたもの。シマアジに皮目を炙ったカマス。一見、鱧のように見える皮目を炙った穴子。赤貝もいい香り。。。ワサビはもちろん本ワサビ。これだけでノックアウト状態。。。

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続いて巨大な舞鶴で獲れた鳥貝をさっと炙ってもらう。炙ることで甘みが倍増。。コリコリしてシャキシャキして目が回るくらい美味しい。。美味しい食材は見た目も美しい。

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店主渾身の一夜干しを所望。この日は大羽イワシ。脂ののりも最高。。。アテも普通以上に美味しいのでいつも食べ過ぎてしまう。この日のイワシは推定30センチくらいの大きさ。旨味凝縮アミノ酸満載。。ここで麦焼酎の水割りを所望する。

ここから握っていただく。

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最初は鱚。6月の鱚は絵に描いたものでも食べよ。と昔から言われる。軽く昆布〆にして中には大葉を射込む。。口の中でふわりとシャリがほどけて思わず「おいしい!」と口に出る。

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続いてこの店オリジナルの鯵のなめろう。かなり新鮮な鯵を使っているのは口に入れればすぐわかる。。。酒・醤油・ネギ・スダチで味を整える。手を入れることで新鮮さが引き立つ。

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「アマテカレイ」はマコカレイの関西式の呼び名で同じ白身のヒラメとは違ったねっとりしてもちっとした舌触りと身にしっかりと脂が乗っていて身はひたすら甘くて若干の熟成感も感じられふくよかな食感。見た目も実に艶っぽい。。

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コハダは一枚漬けなんだけどしっかりと締められていてこれはこれでかなり美味しい。ビジュアルも美しくミニカーのようで走り出しそうな感じ。6月末には毎年シンコが登場。必殺の7枚付けは必見の価値あり。

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久しぶりに食したマナガツオ。。劣化が早いので滅多に生では食さない。関西より東では獲れないので関西ならではのレアネタ。口に入れたとたん溶ける。。融点が限りなく低いのであろう。これは本日のメガヒット。。。うっとりとする旨さ。。

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さより昆布締めはかなり分厚い細魚がひねられて握られる。繊細なんだけど豪快で昆布でしめることで確実に魚が美味しくなっている。。

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きんきは皮目を軽く炙って肝と芽ネギを乗せたもの。。皮の部分の脂分がとてもいい。握られた寿司はシャリに空気がたっぷり入っているので皿に置かれた瞬間少し沈み込む。口に入れるとはらりとほどける。。。。とにかく美し過ぎる寿司である。

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この店のスペシャリティーの車エビ。。シャリとの間にエビのミソを挟んでいる。まったりとコクがあって煮切りのせいで更に海老の甘みが引き立っている。食べやすさはもちろんこのビジュアルはまさに芸術。シンプルでかつ深遠なるセンスを持つ吉村氏のなせる技である。。

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毛ガニも今が旬。。。味噌と一緒に頂くと悶絶の旨さ。。甘過ぎる身に涙がちょちょぎれる。。

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アワビは大振りのものを柔らかく炊き込む。いつも好物のエンペラの部分を選んで切り付けてくれる。ぐにゅぐにゅして柔らかで味がとっても深い。ディスイズコラーゲン。。。

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煮ハマもこの店のスペシャリティ。伝統的な江戸前とは違ってさっとボイルして出汁につけ込む。かなりのレア感と磯の香が秀逸。身の大きさにもいつも驚く。この店のハマグリよりおいしいものは今まで食べたことがない。

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ウニは刺身の分と違い淡路産。ミョウバンを使っていないので少し崩れているが甘みが強烈。よく似たものが最近あちこちで出回っているがこの店のは粒が大きく最高の物を仕入れているので別格。。ご主人曰く史上最高のウニである。

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あさりの握りも珍しい。。寿司ネタになるくらいのものなのでかなり大きなサイズであることは見て取れる。

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目の前に獺祭の濁り酒があったので所望する。。

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ウナギも店主独特の反則技で炙ったウナギで寿司米を包み、それを焼き海苔で巻いて出される。鰻が鰻屋よりもうまいという掟破りの反則技。この店子供は連れて行かない方がいい。。店主の顔が恐すぎて夢に出て来る可能性あり。。

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〆は野菜やエビや山芋などいろんなものが入った袱紗焼き。味の宝石箱とはこのことなり。コースはこれで終了なんだけどあと10種類以上はネタを用意されている。しかし食べ始めるときりがなくお腹が破裂するまで食してしまうのでこの辺で終了とする。

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追加でかんぴょうと三つ葉の寿司のみ頂く。。お腹いっぱいごちそうさまでした。

ここは現在私が最も好きな寿司店である。3ヶ月に一度死ぬまで通い続けたいと思っている。。。

 

大阪市浪速区下寺2-3-10

TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

まさる寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅難波駅(南海)

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘大阪市 恵美須町 寿司