地域:大阪市|ジャンル:寿司

越中屋Jr 再訪【大阪市 天下茶屋】

天下茶屋の表記の寿司店を友人と訪問。月初に初めて訪問してあまりにも美味しくて安いので感激。ここ最近では久しぶりのスマッシュヒット店。国道沿いにある西成屈指の寿司の名店である越中屋本店のご主人の若いご子息が店を一人で切り盛り。ジュニアという店名は私が命名した通称名。以前は持ち帰り専門店だった。。現在でも棒寿司を持ち帰りお願いしますという客にも丁寧に対応。

こちらの店の向かいにも越中屋という支店がある。こちらも安くて美味しいのでよく訪問する。

狭い間口の店は5人で満席。当然スタンディングでワンボックスカーの中でみんなでご飯を食べているような錯覚に陥る。背中には全くスペースがない。垂直に起立しながら食事をする。開店の17時に並んでいそいそと入店。お酒を注文(ビールと立山の日本酒のみ)してから好きなものをアラカルトで注文。

握りは全て値段が表示されていて完全な明朗会系。握り以外にも魚のカマ焼きなど数種類の酒肴あり。初めての客はおまかせ握りすし5貫1000円がおすすめとのこと。

最初にビールをいただいて酒肴の牡蠣と炙った新鮮な雲子をポン酢でいただく。1人前を2つにわけて提供いただけるのも嬉しい。

握りの扉は剣先いかの耳部分150円から。コリコリの食感が楽しい。続いて関西では珍しいニシン200円。前回は骨切りをして炙って供されていたけど今回は骨を避けて薄切りで3枚付で供される。続いてピカピカに光る大阪湾の鰯200円。皮目を炙ったカマス200円、縞鯵250円、青森産の本鮪の赤身250円と続く。

続いて新物の皮の柔らかいイクラ300円、肝を乗せたカワハギ300円、軽く炙った生穴子250円、好物の天然車海老500円は3匹注文。最後はきゅうり巻き250円で閉める。巻物はその都度海苔を炙る・・・・

生の穴子もサービスで提供。このほかにも鰻、中トロ各400円、北海道雲丹500円などあり。ネタがなくなったら終了(だいたい22時頃)

店が狭いので店主との距離が近すぎるのも一興。人柄の良さが顔に滲み出ている。食事終了したら皿を片付けて台を拭いて帰ると喜んでいただける。会計はお酒をいただいて2人で7000円でした。。

現状この店以上のコスパの高い店は見たことなし・・・開店の17時前に並んで入店するのをお勧めします。年内で閉店する期限付きのお店です。

大阪市西成区岸里1-1-9

大阪市 天下茶屋 寿司

越中屋 Jr.【大阪市 天下茶屋】

天下茶屋の表記の寿司店を友人と訪問。南海線の天下茶屋駅に併設されたショップ南海というところに越中屋東野という店があるがこちらはその向かいにある以前は持ち帰り専門店だった店を立ち食い寿司に業態変更した新店。
西成屈指の寿司の名店である越中屋本店のご主人の若いご子息が店を一人で切り盛り。ジュニアという店名は私が命名した。

狭い間口の店は5人で満席。背中には全くスペースがない。お酒を注文してから好きなものをアラカルトで注文。

ネタケースを一目見ただけでこちらの店のグレードの高さが窺える。握りは全て値段が表示されていて完全な明朗会系。握り以外にも魚のカマ焼きなど数種類の酒肴あり。

初めての客はおまかせ握りすし5貫1000円がおすすめとのこと。

最初に剣いか200円を所望。ネタはご子息が毎朝、木津市場に買い付けに行くとのこと。続いて北海道産の生の北寄貝250円と北寄貝ひも200円。小骨があるので骨切りををた関西では珍しい鰊(にしん)の炙りは300円。しっとりと仕上げられた煮蛤300円と続く。

カワハギ肝のせ300円はかなり新鮮。大好物の天然車海老400円はかなりのお値打ち。生穴子250円は歯応えと上品な脂が特徴。

蟹味噌で和えた軍艦仕立ての北海道産のズワイガニ300円もかなりお得。鯵茗荷巻き500円をいただいてフィニッシュ。その他にも天然本鮪250円や天然ぶりとろ300円などが破格の値付けで提供される。

現状この店以上のコスパの高い店は見たことなし・・・開店の17時に入店するのをお勧めします。年内で閉店する期限付きのお店です。

大阪市西成区岸里1-1-9

大阪市 天下茶屋 寿司

すし豊 10月【大阪市 東天下茶屋】

私が30年以上ずっと通っている創業50年を超える阿倍野の寿司店を訪問。国道13号線(あべの筋)の松虫交差点を南に200m、路地を東に入った場所に位置する。(チンチン電車の東天下茶屋駅徒歩3分くらいで天王寺からタクシーで1000円くらい)

昭和の残り香が漂う店内はカウンター8席と小上がり2卓のみ。ご主人とご子息、奥さん3人の家族経営。。大阪の江戸前鮨のパイオニアと言われるお店でよく雑誌にも掲載される。

こちらのお店のご主人は東京生まれで東京銀座の名店「新富寿司」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で少し修行をして自分でこの店を出したと言う話もかれこれ25回は聞いている。名前は安田豊次、だから「すし豊」。

この日は「川蟹が入ったよー」という知らせをいただき友人と訪問。川蟹鍋のコースは給仕の都合で1日3組までとなっている。

寿司の前に白雪のぬる燗と鮎の腸を入れて作る苦味満点の「うるか味噌」をいただく。この味噌少しずつ箸で舐めながら樽の香りの効いたお酒をいただき胃を活性させる。

寿司のスタートは黒胡麻を射込んだハリイカの新子から。 しっかりと締めた明石の鯛、炊き込んだ子持ちのシャコは古い江戸前の仕事が施される脂のよく乗った小肌は大きなコノシロサイズ。軽く炙ったカンパチ、秋刀魚と続く。

脂のよく乗った身厚の鱧、加太の鯖もよく肥えたもの。毎回「口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながら提供される泉州産の穴子は熱々のふわふわでスフレ状態。「提供されて15秒以内で全部食べてね」とのこと。水槽で泳ぐ名残の鮎は刺身にしてもらう。鮎の頭と骨は唐揚げで供される

寿司を一通り頂いたら鍋が登場・・・

事前に生きた蟹を冷水で締めて失神させる。それをさばいてから殻ごとミキサーにかける。それを裏ごして殻を除く。同じ事を3回くらい繰り返して丁寧に身だけを削ぎ落とす。手間をかけて取り出した生身を蟹味噌と卵のついた殻と一緒に鍋に入れて煮出す。

淡雪のような見た目と食感の蟹身は独特のコクと旨みがある。途中で殻や卵から蟹のエキスが出てきてゴボウや豆腐に蟹の味が移り、出汁と相まって最高の味わいとなる。上海蟹より上品な食味で蟹の味噌やエキスが移ったスープの味わいは超一級品。ご主人が最初から最後まで給仕してくれる。

最後に鍋の底に沈んだ甲羅部分の味噌と卵をを齧り付く。食べすすめていくと最後にご主人が鍋を持ち上げて鍋についたラー油のような蟹のエキスを出汁に戻す作業をされ、名残の濃厚なスープをいただいてフィニッシュ。

川蟹がいただけるのは11月上旬まで。蟹のあとはあまごが入って1月からは琵琶湖の天然もろこが供される。この日は思いっきりお酒をいただいて会計は一人9000円。

ご主人の東京言葉での解説や軽妙洒脱な会話もご馳走の一つ。人気店なので早めの予約がオススメ。

過去のすし豊はこちら

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 東天下茶屋 寿司