地域:大阪市|ジャンル:中華料理

中菜Labo 朝陽【大阪市 梅田/JR大阪】

歯科治療の帰りに北新地にある表記の中華料理店を訪問する。こちらはバブル時代に西梅田にあった堂島ホテルの四川料理店「瑞兆」の元料理長の高橋シェフのお店。店舗の入るビルの店先には「北新地最強麻婆豆腐」と書かれたポスターが出ている。

ビルの階段を降りると入り口があり、中華屋チックな赤いファサートの店内へ入ります。店内も赤基調の落ち着いた雰囲気。ランチタイムは麻婆豆腐を目当ての客でいっぱい。

ランチは基本2種類で「最強麻婆豆腐」と「鼓汁清蒸魚」のみ。一番人気の麻婆豆腐セット1000円は麻婆豆腐、白ごはん、サラダ、搾菜、デザートを所望する。

しばらくして熱々の麻婆豆腐が着丼。湯気と共に花椒の爽やかな薫りが立ち上がる。スプーンを入れて一口いただくとしっかりした食感の豆腐に豆板醤や辣油の辛味を纏った麻婆餡が絡んでとても美味しい。粗め大粒の豚挽肉味噌の力強い旨みとコクに山椒の強い痺れが加わりとてもいい食べ応えを感じる。豆鼓の個性的な香りとコクや葉ニンニク(ニラ?)、辛さの中に甘味もある四川朝天辣椒や重厚な山椒油も独特の本場感をイメージさせる味わいだけどクドくなく華やかな痺れがある。オイリーさは控えめなんだけど総じてワンランク上の味わいで日本の美味しい四川料理店の麻婆豆腐行った感想。

食後のデザートの杏仁豆腐の優しい甘さも秀逸。ご馳走様でした。。。

大阪市北区堂島1-3-8 堂島リンデンビル B1F
050-5325-4650

中菜Labo.朝陽中華料理 / 北新地駅大江橋駅渡辺橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 中華料理

創作中華料理 縁(えにし) 3月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋にある表記のお気に入り中華料理店を友人と訪問する。三休橋通りの寂れたビルの地下に店は配置する。一見ではなかなか入りにくい店構え。バーの居抜きの店内は薄暗い間接照明のカウンター8席のみでミナミの喧騒を忘れさせる作りになっている。目の前には様々な紹興酒が並ぶ。

料理はカーテンの奥の小さなキッチンでシェフが一人で黙って作られる。どの料理もクオリティーが高く、注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。メニューはレギュラーのものと黒板に旬の魚介を使ったその日のお任せが15種類くらい。どの料理も全てアラカルトでいただけるのはありがたい。客はほとんどカップル。。

最初に「蒸し鶏の葱山椒ソース掛け1500円」を所望する。普段はカルパッチョをいただくんだけど今回はスキップ。柔らかく低温調理された蒸し鶏にたっぷりのネギと山椒のソースがかけられる。このソースがかなり美味しいことに感動。。

こちらのお店に来たら紹興酒が飲みたくなる。この日は紹興酒5年熟成から15年熟成までを飲み比べをして楽しむ。

続いて「海老のふわふわ玉子チリソース煮2200円」。海老マヨにしようかといつも迷ってしまう。糸のように仕上げられたふわふわ玉子がとても不思議。チリソースの辛味も和らいでとてもマイルドな味わい。辛く味付けられた大きなエビがゴロゴロと隠れていてかなり美味しい。

口休めに「フレッシュザーサイの浅漬け胡麻油和え700円」この店のマストメニューで若い紹興酒との相性も抜群。

「牡蠣の豆豉炒め2700円」はビジュアルも美しく、ピカピカ光る大きな牡蠣が食べ応え満点。豆豉ソースも深みがあってとても美味しい。中華カテゴリーでは最高の牡蠣料理と思う。

続いての肉料理は「羊肉とクミンの炒め1900円」を所望する。羊肉も一気に高級料理に昇華する。野菜は全て油通しされていて旨味たっぷりでとても美味しい。古い紹興酒が進みまくる。。

最後に名物料理の「白子入り麻婆豆腐3300円」豆腐なのかフグの白子なのか見分けがつかないビジュアルが面白い。ベースは四川風なので麻拉がピリピリしているんだけどそれを白子のマイルドな味と深いエキスがふわっと和らげてくれる。辛さも後を引かず、すっと薄らいでいくのが面白い。この他にも食指の動くメニューばかりで気になるけどお腹いっぱいで次回に持ち越し。

こちらのお店は何をいただいても美味しいし、いつもついつい飲みすぎてしまう。
ソースへのこだわりが特に強く、普通のメニューが特に美味しい。値段は決して安くはないけど心斎橋屈指の名店です。

過去の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日

大阪市 心斎橋/四ツ橋 中華料理

赤丸食堂【大阪市 弁天町】

港区の表記の老舗大衆食堂を訪問。界隈では地域を代表する有名店でデカ盛りと100種類以上あるメニューは圧巻。場所は「みなと通り」沿いで港区役所前。赤い大きな○の看板が目印。創業は昭和20年で78年続いている。闇市で小豆や砂糖を仕入れ、ぜんざいから始まった食堂と聞き及ぶ。席数78席で店内はかなり広い。

メニューは多彩で大きく分けてまずは、こちらのお店の4大メニューと言われる巨大エビフライの「スーパードラゴン」、メディアでよく紹介される「山盛りチキンカツ」、1ポンド(450g)のメガバーグ、15匹の開いたエビフライが入った「市岡海老蔵」がある。

そしてチキンカツのサイズ(量)別の横展開と海老マヨやエビチリなどを含むエビフライメニュー(「AKB」という名前のエビフライ、唐揚げ。ハンバーグのアソートなども人気)、ヒレカツやイカ天、唐揚げなどの組み合わせを含む豚天メニュー、普通の食堂にある丼やうどん、そばメニュー、オムライスやチキンライスやカレーも当然ある。ハンバーグやフライ、鉄板焼き肉を中心とした洋食メニュー、2代目が始めた中華メニューなどもあり目移りすること間違いなし。この他にもワンコイン定食や昼のお値打ち定食などもある。

店内は総じて清潔。店員さんもきびきびと動いて愛想もいい。カウンターテーブルにはオリジナル調味料が置かれていて何にでもかけていただくようになっている。
・三晃ウスターソース
・王醤
・豚天醤油
・カレーぽん酢

前回は巨大エビフライのスーパードラゴンをいただいたので今回は市岡海老蔵のハーフサイズ(エビフライ8枚)を所望する。味噌汁を菊正宗の酒粕を使った粕汁に変更(280円アップ)いただく。

周りを見ると「ごはんの漫画盛り」や、チキンカツの大盛り(大4枚)。A5ランクの黒毛和牛すき焼き丼など客の注文は様々。天保山チキンカツを完食すると完食証明書が交付されて1枚追加サービスで、さらに3枚集めるとチキンカツを10枚使う「幻の富士山チキンカツ」に挑戦できると聞き及ぶ。

小さめの開いた一口サイズの海老フライが8尾。銀皿にはキャベツ、ポテサラ、酸っぱくないタルタルソース、ケチャップ、スパゲティ付き。
エビフライは衣がサクサクでラードの香りの衣も美味しい。途中で飽きてきたら珍しい味のカレーポン酢やウスターソースをかけまくっていただく。粕汁も香ばしくて中に大きな鮭の切り身が入る。ハーフサイズにしてよかったと思いながら店を出る。さすがの老舗です。。店の裏にコインパーキングあり。

前回の赤丸食堂はこちら

大阪市港区磯路2丁目6-3
06-6571-1275
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:45)

大阪市 弁天町 とんかつ中華料理唐揚洋食焼肉麺料理