カレーライス

桜富士山 7月

日曜日の昼はママチャリに乗って自宅近くに移転された表記の南インド料理の店を訪問。以前は住吉大社横の細井川という場所の民家でされてたんだけど現在は粉浜のアートギャラリーを間借りして不定期営業。しかしながらカレーの美味しさは他にない突き抜けたものがあるのでファンが殺到状態。

この日たまたま同席した女性グループの方が「外食はここしかしない・・・」と言っておられたのが印象的。真っ白な店内に大きな6人掛けのテーブルがあって皆で相席しあって頂く趣向。これはこれでとても楽しく店主の玉井さんの人柄もあって客同士が瞬時に仲良くなる。

現在仮店舗なのでメニューは絞り込み中。この日は看板メニューの「ブラックペッパルチキン」少し酸味のある「ラッサム」、「冷やしカレー」「マサラ冷やし中華」にクルチャ4種類というラインアップ。今期初めて頂く冷やしカレーを所望してご飯を小さくしてもらい、クルチャを追加してもらう。

小盛りの可愛いご飯とチーズのたっぷり入ったクルチャとマサラがしっかり入った煮卵がワンプレートで登場。サッポロ赤星と一緒にいただくと一気に暑気払いが出来る。どの料理もフオトジェニックで艶かしく美しい。特に煮卵は身体を悪くしてしまうくらい一気にたくさん食べたい衝動に駆られる。

お酒も色々出されていて柑橘果汁の入ったジャバラビアもキンミヤでつくるレモンサワーも旭ポン酢のサワーもお薦め。

この日はビールのあとにアイスブレイカーという純米吟醸酒をロックで頂く。無濾過の生酒特有のパンチのある味わいでロックにしても味に深みがあって飽きずに頂ける。

アサリやエビのエキス、夏野菜がたっぷり入った冷やしカレーは水キムチのような感じだけどスパイスがしっかりと効いて、味わいはさっぱりでとても食べやすい。酢橘の香りやいろいろなスパイスが鼻腔をくすぐって食欲が蘇る感がある。先に魚介と野菜を日本酒と一緒にいただいて残りはご飯にぶっかけて雑炊というかクッパ状にして頂く。夏の食欲減退機にはこれ以上ないと思えるくらい素晴しいカレーです・・・・何を頂いてもワンランク上のまさにプロの仕事です。。。

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レトロ喫茶 みどりのひつじ

住吉公園近くの表記のカフェで昼食を頂く。レトロ喫茶というコンセプトなんだけど築40年の建物をかっこよくリノベーションしたもので外観もノスタルジーを感じるデザイン。

店内の装飾は店名の「みどりのひつじ」にちなんで羊がそこかしこに配置。ゆったり出来るソファー席、普通のテーブル席、カウンタ−席があっていろいろな使い方が出来る。照明もおしゃれなブラケット型。テーブル席の椅子はバラバラ。腕利きのデザイン会社が入っていると思うくらい洒落た雰囲気。お店は若くてかっこいいご夫婦2人でされている。

カウンタ−は古材を組み合わせたデザインセンス抜群のもの。ランチの主力はスパイスカレー。

カレーメニューは定番の「チキンカレー」「グリーンラムカレー」と日替わりの「本日のカレー」の3種類。価格はそれぞれ800円。この日のカレーは香草とナッツのポークキーマ。せっかくなのでグリーンラムカレーと合い掛け900円にして頂く。

タイ風のグリーンカレーなんだけど優しい味わいでとても口に合う。ラムは柔らかくて癖がなく食べやすい。出汁が効いているのか懐かしい和の風味も感じられる。キーマはパクチーと大葉とナッツ、分葱を合わせてぐちゃぐちゃにしてご飯と一緒に掻き込むとバランスよく頂ける。スパイス感はしっかりと感じられるけど日本人でも美味しいと思うテイストに仕上げられている。副菜のひよこ豆の酢漬けも普通に美味しい。最後にグリーンカレーとキーマを合わせて頂くと味わいが変化して楽しい。マニアックになりすぎずにうまく個性を出して作られていると感心。

食後の珈琲は奥さんの担当。サイフォンで入れられたブレンド珈琲の美味しさにビックリ。「かなり美味しい・・・」とお伝えすると「珈琲ほめられるのむっちゃ嬉しいんです〜」とのこと。

手作りのタルトやケーキもあっていろいろな使いかただ出来るローカルカフェでした。

大阪市住之江区粉浜3-15-30
営業時間:11:00~18:00

みどりのひつじ喫茶店 / 住吉大社駅住吉駅住吉鳥居前駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


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桜富士山

チンチン電車(阪堺線)の細井川駅近くの古い民家を改装して営業をされていた表記の南インド料理店が粉浜駅の近くで週末のみ限られた時間で営業とのこと。

移転先も住宅街のかなり奥まったところにあり暖簾だけで看板もない店舗に昼時には人が草木がなびくように入り出す。ギャラリーを間借りした真っ白の店内の中央に大きな8人くらい座れるテーブルに皆が相席なんだけど空気感の良さでそんな事は気にならない。
店主のタマちゃんは満席で忙しいのにわざわざ挨拶にきて頂いて私の体調を気遣ってくださるのがとても有り難かった。
この日は久しぶりに桜富士山ミールス1300円を所望する。

一口頂いた瞬間に「ああこの味・・・」と舌が答える。辛くてスパイシーでひいひい言うようなカレーが最近もてはやされるなかでこちらの味わい深くて喉から食道にストンと落ちるような味わいは本当に珍しく嬉しい。私が知っている中では唯一無二な存在である。

最初にツバス(ハマチの幼魚)のココナッツが香るスパイシーカレーを頂く。魚のエキスがしっかりと染み込みスパイスは感じるんだけどさらりとしていて和食の清汁のような軽さ。柔らかい国産の上質パクチーもいいアクセント。

キャベツの漬け物や野菜のアチャール、試しに作ったと言われるカシミールカレーを最初は別々に食してから、すべてを一気に皿の上にぶちまけてご飯と一緒にかき混ぜて食す。これぞミールスの醍醐味なり。

甘味と酸味と辛さと旨味が混ざりあって舌の上の味覚センサーを複雑に刺激する。スパイスの美しい清廉な香りと味わいが中枢神経を通過して美味しさに変り、飲込むのが惜しくなる感情に苛まされる。香草のかそけき苦味やあとから咥内に広がるコクも感じながら「味わいというものはいくつの要素から成り立っているのか」を考えてしまうほどたくさんの美味しさが一皿に存在する。

途中でつまみにマサラ煮卵と鶏肉マサラをサービスしてくれた。。小さな心遣いがとっても嬉しい。。しみじみと味わいながら頂く。。記憶に残る美味しさ。。。

帰りにこちらのお店のすぐ隣にカフェ発見。小さな看板だけがかけられて上品な奥様が1人で営まれる。前栽も美しくて靴を脱いで中に入ると4人掛けのテーブルが一つだけ置かれる。

手作りのプリン200円とコーヒーで合計400円の贅沢すぎるティーブレイク。

サンフランシスコのカフェで過ごしているような気分でゆっくりと過ごす事が出来る。こちらのカフェも食べログ等未掲載。

桜富士山のお店は現在住所未公開です。
訪問される方には個別でお伝えいたしますので「べろぺろ店主」まで連絡ください。
shatyo@nori-net.jp

過去の桜富士山はこちら
詳しくはツイッター「sakurafujiyama」にて


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