カレーライス

ナラヤニ

西宮にある表記のインドネパール料理店をランチタイムに訪問。阪神西宮駅から徒歩5分。店の横に駐車場が3台分あり。こちらは西宮では最も有名で美味しいインドネパール料理店と聞き及ぶ。常連の友人の紹介なので温かく迎えて頂く。

店の名前のナラヤニはネパール中部にある県の名前だそう。

店内は約30席のテーブルが並ぶ。キッチンには3名のネパール人コックさんが忙しそうに仕事をする。流暢な日本語を話すスタッフさんもとても親切。ランチメニューはカレーをはじめビリヤニやネパールの定食のダルバートなどもある。ダルバートにはチャパティ(全粒粉の)がつく。この日は初めて見るグリーンセット1000円なるものを所望する。

しばらくして着皿。皿の真ん中に緑色の巨大なナンが鎮座。ほうれん草が練り込んでいるとのこと。味はまろやかで甘味がある。

ほうれん草の入ったチキンカレーもかなり美味しい。中に入っている鶏肉もとても柔らか。セットにはスープ、サラダ、ライス、ソフトドリンクもつく。予想以上のカレーの美味しさにびっくり。ボリュームもあって大満足。次回は夜に訪問予定。

西宮市戸田町3-30
 0798-32-7687
11:00~15:00/17:00~23:00
年中無休


カテゴリー 兵庫県, カレーライス |

堕楽暮 1月

最近よく行く阿倍野にある表記のスパイス料理店を一人で夜に訪問。チンチン電車の松虫駅に隣接。「スパイスカレーの天才」と言われる堕天使カッキーさんの8月末にオープンした店。ランチタイムはスパイスカレー、夜はスパイスを使った様々な酒肴とお酒を楽しむ店となる。昼と夜で暖簾のデザインも変わる。

この場所をガッキーさんの仕事のベースにしているんだけど出張料理とイベント出店も多く、店の営業日には開店前からファンというか全国の信奉者が並ぶ巡礼地のような存在となっている。

ビールをいただいて10種類くらいのメニューの中から最初にデストロイヤーのマジョラムポテサラ・マンゴースイートチリソース500円を所望する。デストロイヤーは最近よく見かける皮が紫色の長崎産のじゃがいもでホクホクの食感。マジョラムは紫蘇のようなスパイスでオレガノにも似ている。ハーブやスパイスは店先で栽培しているとのこと。

河豚皮と子持ち高菜のバイマックル酢漬け和え600円。バイマックルを入れるだけでトムヤンクンを食べているような不思議な感覚になる。子持ち高菜は和食でたまに使う蕾菜のこと。シャキシャキの食感が心地いい。

BGMはかっこいいレコード。緩やかな時間が流れる。

ワインのおすすめはノージャケットの国産のもの。作り手から直接購入するらしい。5本のボトルから直感的にチョイスする。穏やかな辛口で口当たりも優しくてこちらのお店の料理によく合う。

豚軟骨カカオルーロー煮込身・熟成蜂蜜添え900円

この日のカレーは鱈と鱈白子のベジ煮込みカレー・海鼠(なまこ)とウルイのキウイハーブ添え・真鴨の柚香るサフラン炊き込みご飯1200円とかなり尖ったもの。写真手前の鱈と鱈白子はわかるけど海鼠のカレーは初めていただいた。赤海鼠をスライスして生で使用される。しかしながらそれぞれがとっ散らかっていないので一定の調和の中で全てがスルスルと胃の中に収まっていく。それぞれのカレーの香りが鼻から抜けてなんともえない余韻を残す。

カレーの後は残ったワインと共にカッキーさんの相棒の「小麦のレ」さんが作るスパイスを使ったスイーツをいただのもお楽しみの一つ。この日はグラニースミスと紅玉(共に酸味の強い焼き菓子用のりんご)の薄焼きタルトのチーズクリーム添え500円をチョイス。選んだワインにドンピシャで嬉しかった。

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その2日後に友人に誘われて再訪する。

この日のワインは白なんだけど色のついた不思議なもの。でもこくがあって香りも高く、かなり美味しい。

和牛のバラと新キャベツを使った黒酢炒めは選んでいただいた白ワインにピッタリ。

はなが豚というブランド豚と宇和島みかんを使ったスパイス餃子は皮も手作り。しっかりした味付けがされていてこれもお酒によく合う。

たら白子と岩津ねぎのスパイス蒸し焼きはタジン鍋に入って供される。トマトとスパイスの融合した味なんだけど出汁も入っていて和のテイストも感じられる。

なまこと潤、ミントのひはつ酢醤油和えは目の覚める酸っぱさ。なまこをスパイス料理にするのは初めて見た。

岡山の日生産の牡蠣を使ったクリームリゾーニ。一見リゾットに見えるけどお米のようなパスタ。もちもちした食感と小麦の味わいがなんとも言えず美味しい。

最後に「小麦のレ」というスタッフさんが作るスパイス焼き菓子で締める。この日は柚子ピールとやまつ辻田の一味唐辛子の入ったスコーン(写真なし)。最高にパンチのある逸品でしばらく唐辛子の海の余韻に浸ることができた。

この日は全国からの信奉者と言われる団体予約客も多く立ち飲み状態。すごい店です・・・

お店の営業日は不定期でインスラグラムをチェックして事前予約での訪問をお勧めします。

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4


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New order

中央区の空堀にある表記のスープカレーの店を訪問。谷町6丁目と松屋町の駅の中間くらいに位置する。界隈にコインパーキングあり。空堀商店街の北側の住宅地から路地を入ったところに位置する。外観は昭和な長屋というか民家なのでそこにカレー店があるとは誰もわからない。

こちらは知人のカレー店主に紹介いただいた大阪のカレー店で現在、最も話題になっているお店で、元々は東京で営業されていたと聞き及ぶ。

店内は古民家を改装した雰囲気のある内装。年代を感じさせる趣味性の高いレトロなインテリアもこだわりを感じさせる。この日は若き女性店主さんのワンオペで摺りガラスで区切られた厨房の中で調理の音だけが聞こえる。カウンターの他にテーブル席も6席ほどある。

スープカレーは3種類(新・海・菌)でどういうわけか「幕末スープカレー」という名前になっている。

<幕末スープカレー>
・新 1,600円
・海 2,000円
・菌 2,100円

<スープベース>
・スタンダード +0円
・味噌チャーガ +200円

<辛さ>
・1辛~5辛(2辛がスタンダード)

<ご飯>
・大盛り +0円
・おかわり +100円
・七味ご飯 +100円

<トッピング>
・海苔天 +100円
・蓮根天 +100円
・椎茸天 +200円
・人参と茗荷のかきあげ +200円
・がごめとろろ昆布 +200円

「新」は16種類の野菜、「海」はそれに海苔天やら海藻類にお豆腐がプラス、「菌」は更に木の子類がプラスされるとのこと。今回は初めてなので「海」を所望。スープはスタンダードにする。スタンダードスープ以外にトマト、味噌、ココナッツ、熟成酒粕をプラスすることもできるとのこと(+200円)。

先にご飯が到着。玄米っぽいけど食べやすい。酢橘を絞っていただくとのこと。

こちらはランチ時も予約を優先というシステム。予約なしでも訪問できるが、ワンオペの為予約なしの場合は席が空いていても入店できないことがあるとのこと。

しばらくしてボリュームたっぷりのカレー「海」が熱々の土鍋で供される。

たっぷりの野菜は人参、蕪、春菊、冬瓜、エノキ、ブロッコリー、蓮根、ジャガイモ、菊芋、アスパラの芽、里芋、白葱、ミニ青梗菜、さつまいも、カリフラワー、青大根、等々多種のものがさまざまな調理法で入っており、ビジュアルの美しさもあってかなりヘルシー。

ベースの野菜に「おぼろ豆腐」、香り高い「海苔天」が追加される。一切動物性の食材は入っていないんだけど香り高くナチュラルで力強い味わい。とにかく野菜のおいしさが飛び抜けている。スパイシーなんだけどバランスのいい透明感のある美味しさ。

期待値を遥かに超えたすごい仕上がりのスープカレーに感動する。自身の今までのスープカレーやスパイスカレーの概念をひっくり返すくらい純粋に美味しい。ごちそうさまでした。。

大阪市中央区谷町6-13-21
NEW○RDER
06-6777-6305
日曜・火曜 11:00~16:00
月曜・土曜 11:30~21:00
水曜・木曜・金曜定休
Instagram @neworder_gate
にDMにて予約可(詳細はインスタにて)

 


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