英会話のレッスンの前に表記のお店でランチ。最近とても有名でいろんな方に紹介いただく。何度か訪問しようとしたんだけど定休日や長蛇の行列などで今回やっと初めて入ることが出来た。場所は地下鉄谷町線中崎町駅近く、天五中崎町商店街入ってすぐ。2011年4月4日オープンと聞く。
店名は「フスマにかけろ中崎壱丁」、通称「フスカケ」というらしい。と隣の客が言っていた。お店は昭和チックな古屋を改装している。
昼間は塩ラーメンオンリーで夜は醤油らーめんオンリーらしい。この昼間の塩ラーメンを、通称「ひるしお」と呼ぶらしい。結構何でも略すお店。
店の前には「塩専門店 ひるしお」と書かれた看板。その名の通りこちらは昼営業は塩専門の「ひるしお」、夜営業は醤油専門の「醤油ナイト」として2枚看板で営業されとります。中崎壱丁 塩らーめん 元ソバ(チャーシュなし):580円 肉ソバ:680円 大盛:780円 生チャーシュー:+380円 味付けユズ塩玉子:+100円
店内の壁には「麩」(ふすま)の意味が書かれた張り紙が。「麩」とは小麦の外皮部分の事でお米で言う「糠」。いわゆる小麦の皮の部分。鉄分、カルシウム、マグネシウム等の成分が豊富でとても香り高いとの事。胚芽入りのご飯のようなものか。
お茶は冷たいジャスミンティー。ご飯はセルフで招き猫の貯金箱に気持ちだけ入れるスタイル。。私は50円入れさせてもらった。テーブルの上にはご飯用のふりかけ(さんまのでんぶ)あり。
これだけでこの店の店主のセンスの良さを感じる。
麺は2種類。つるつるとした食感とされる「麩1号麺真空リングイネ」もしくは、 もちもちとした食感とされる「国産小麦100%ホクスイ3号麺」のどちらかを選ぶ。
「麩1号麺真空リングイネ」は、小麦粉にオーストラリア産のプライムハードを使って真空ミキサーでミキシングし打たれた麺とのこと。こちらがおすすめと言われたのでその通りにする。麩チャーシューの乗った肉そば680円なり。全粒粉の麺はたまに見かける。最近はうどんに使っているところもある 。
テーブルの上には、食べ方指南のPOPがおかれていた。お店の指南通りに食べるのがラーメンを食す原理原則なり。
10分くらいで出てきた肉そばの玉子トッピングはこんな感じ。食べ方のPOPに従いまずはスープをいただく。一言で言えば「かなり美味い。。。」ホント驚いちゃうくらい旨い。鶏がら主体の動物系に魚介が入っている。そこらにある魚粉で誤摩化しているようなものではない。2階に鯛の骨を干してあったが多分そういったものを使っているのであろう。見た目よりはしつこくなくでも個性的です。節はさばか秋刀魚かよく分からんがかなりしっかりしている。
どちらかと言えば動物よりも魚介主張が強いが海老とアサリの慈味が融合してかなりいい旨味を作り上げている。スープの素材としていろんなものが入っているが味重ねが厚化粧にならず素材が喧嘩せんと奇麗にしあがっているのが凄い。
麺には、店名にもなっている麩(ふすま)が練りこんでありぶつぶつ感を感じる。平打ち麺で和風のリングイネ。つるつるして食感もいい。小麦の香りもしっかりした低加水の麺。麺の表面のざらざらがスープに良く絡む。
そしてトッピングは真空調理で68度で3時間37分加熱されたレアに仕上げられた肩ロースを使った豚チャーシューとこれも低温調理されたレア鶏チャーシュー、さらにはアサリに貝割れ大根、穂先と軸の両方入ったメンマ。スープの底にはミントが一枚。焦がしネギもはいる。
特に半生チャーシューは、とてもやわらかく、肉の旨みを感じることができてとても旨い。まるでローストビーフのよう。味玉は醤油にマーマレードを入れたたれにつけ込んでいると店主が言っていた。。。黄身にも味がついていたので多分注射器で味を入れていると確信。。
指南書に従い途中でオレンジ色のエビオイルをスポイドで4~5滴たらすとスープがエビの味に変わる。個人的にはデフォルトのもとのスープで充分である。
最後はスープにご飯を入れると魚介のリゾット出来上がり。個人的には大阪トップの塩ラーメンだと思った。すんなり並ばずに入店出来ればラッキー。次回は夜に訪問してみようと思う。
大阪市北区中崎1-6-18
06-6371-3456
営業時間
11:30~14:30
18:30~22:30
不定休
フスマにかけろ 中崎壱丁 (ラーメン / 中崎町駅、天神橋筋六丁目駅、扇町駅)