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井出商店

和歌山城でマグロの解体ショーの仕事があったので視察のついでに和歌山ラーメンを全国に知らしめた井出商店にいく。和歌山中心部の交差点に黄色いテントがバンっと立っている。近くのコインパーキングに一度とめたけど専用駐車場が空いているのを見つけ停めなおす。結構こういうのがうれしい。オープン直後だったけど約30メートルほどの行列。何度かあきらめかけてはもう少しだけ・・とか思いながら換気扇から出てくる豚臭にも耐えて約40分。普段ラーメンは食べなくて行列も基本しないんだけどこれも修行か・・・と自分を納得させながら待っていたらお姉さんからやっと入店許可をいただく。なんかそれだけでうれしくて涙が出そうになる。。。。 噂には聞きまくっていたがお店に行くのは初めてで店内は約8畳くらいの広さでそこにお客が肩を小さくすぼめながらひしめき合っている姿は、ラッシュ時の御堂筋線のよう。いやパンデミック発生時の病院の待ち合いか・・(見た事無いけど・・)。普段は絶対ないような隣にいる他人の距離も面白い。。 店員の手持ちのラーメンが頭の上を通る。「まるで空飛ぶラーメンや~ん!」とか思って見ていると、店員の客さばきはさすがに素晴らしい。 PB150018.JPG すぐ出てきた中華そば(600円)は小さめのどんぶりで,濃い醤油色のスープに細い麺,チャ ーシューとメンマと花形の赤い蒲鉾に青ネギが少し。スープがトンコツ醤油だけど魚粉の匂いがする。とろみのついた液体でトロトロしている。そやけど濃すぎて何がなんやらわからへん。麺は細くてスープに絡みやすいのは確か。せやけどシコシコした感じではなくべたっとした印象。色も味も濃いが麺には合うと思った。待ってる間に寿司を食べると聞いていたが満員電車でのご飯は喉が通らなかった。(結構繊細なボク・・) 肩をぶつけあいながらいただくラーメンは戦後満洲から日本に帰る列車の中の食事の風情である。(これも想像だが。。。)水はセルフ。。座る場所によっては「ごめんやっしや!」と言いながら周りの客をかき分けないといけない。。結構デンジャアラスなランチとなる。店を出ると行列が長くなっている。。並んでいる客を見ながら先に食った優越感を感じながら帰阪した。和歌山に行けば一度は食べたい伝統の味。だが二度目は5年後か。。。

井出商店ラーメン / 田中口駅和歌山駅

ラーメン麺料理 和歌山県

ビクトリー【大阪市 肥後橋】

年に3回くらい行く肥後橋のサンドウイッチ店。戦前からあるという話も聞いたこともある。 私も学生の頃何度か行ったこともある。 年季の入った店内はランチタイムはいつもいっぱい。 私の一番のお気に入りはカトルフライサンドなるイカのカツのサンド。 結構良質のいかを使用しているのもわかる。 いつも作りたて。。コーヒーが旨いのもいつもびっくりする。 YMCAの前の路地を入ったとこ。。 bikutori.jpg TEL 06-6441-4147 大阪府大阪市西区江戸堀1-23-31 定休日 日曜日

ビクトリーサンドイッチ / 肥後橋駅渡辺橋駅中之島駅

大阪市 肥後橋 その他料理

魚伊【大阪市 高殿関目】

旭区高殿にある鰻料理の名店「魚伊」さんに呼ばれた。 鰻の卸などもされて有名百貨店にもたくさんお店を出されている。 本店は1階が小売とイートインのお店。2階が料亭となっている。慶応3年に創業ということなのでえらい老舗である。個人的に関東で食べる蒸したふわふわの鰻よりもこのお店のような関西焼きのパリっとサクサク、中身ふんわりが好み。 食事をいただく前に工場見学をさせていただいた。 nekasi.JPG 仕入れた生きた鰻を10℃の温度と鰻に最適なPHに調整された地下水で寝かしている場所。30tの許容量らしい。こうすることで輸送中のストレスがなくなりまた泥臭さもなくなって脂の乗りが良くなって焼き上げた時の仕上がりもまるで違うと言っていた。鰻も台湾や中国、国産ウナギも全国各地から品質の良いものだけを仕入れると言っていました。 tyugoku.JPG 写真は中国産のウナギ。。産地偽装や薬品問題で人気が落ちているのだが年中温暖な気候で育てているので品質が安定し冬場は国産よりも商品がいいと言っていました。実際食べ比べをさせていただきましたが国産よりおいしいと感じました。。。 kokusan.JPG 上の写真は国産です。冬場はボイラーで水温を上げて餌の食いを促進させると言っていました。 鰻って完全養殖ではなくて稚魚(シラスウナギ)は冬場に漁でとりにいかなければならない。。 日本の稚魚不足で台湾、中国から輸入しているらしい。 一般の消費者は浜名湖=うなぎといったイメージが強いようですが今は鹿児島、宮崎、愛知で国内生産の8割を占めるともいっていました。 edoyaki.JPG このお店でも江戸焼きの卸の需要もあり白焼きのあとに蒸しを入れて仕上げにたれをつけて焼いておられました。 kabayakiuoi.JPG 関西焼きは腹開きのあとに串を打って数時間冷蔵庫で寝かして熟成させ備長炭で一気に焼きあげてました。鰻の質によって火床の形を変えると言ったのにはびっくり。ガスの火だと火力が弱く細かな骨が焼き切れずに残ってしまう。。そんなかば焼きが多い中でこの店はトップレベルの商品管理と焼き揚げの技術を持ってつくられてれていることに驚いた。 zensaiuoi.JPG 座敷に移って鰻尽くし会席をいただく。前菜は大好物の肝の照り焼きと八幡巻きと渦を巻いているのは鰻の燻製。。。どれも素晴らしい出来栄え。。八幡巻きはそこらにあるもんじゃなくてゴボウの風味もしっかり残し鰻はパリパリのふわふわ。。究極の焼き方をしているのは一口いただいてわかるぜ。。 燻製も予想よりふわふわしてたぶん桜のチップの香りが鼻腔をくすぐり、吟醸酒と取り合わせをと思ったが今日はノンアルコールでの食事となった。 umakiuoi.JPG 鰻巻きもお約束通りの美味しさ。。ウナギが美味しいから何をいただいても旨い。。 uzakuuoi.JPG うざくも大好物。。どこにでもあるものがどこよりも旨いというのは希少であり大きな価値がある。 sirayakiuoi.JPG 白焼きはわさび醤油でいただいた。パリっとして脂がジュワッと感じられてふんわりとした食感。 わさびを思いっきりつけると脂分が緩和されていい感じ。これはビールが必要だねと言いながら食べ進む。結構たくさん頂いたのでこのあたりでギブアップ。このあと江戸焼きのかば焼きと関西焼きのかば焼きが出てくると言っていたが残念ながらパスさせていただいた。。 まさに鰻料理の王道といえる名店。。 詳しくはこちら→http://www.sumiyaki-unagi.com/ 負けんとがんばろ・・

魚伊 本店うなぎ / 関目高殿駅関目成育駅関目駅

大阪市 高殿関目