カテゴリー:関東炊

たこ梅 北店【大阪市 梅田/JR大阪】

言わずと知れた弘化元(1844)年から続く、日本一古い関東煮屋(おでん屋)の梅田の支店を訪問。こちら以外に道頓堀にある木造建築の本店と梅田店のすぐ近くにある文店、ホワイティ−梅田にあるお店と現在4店舗を展開。大阪を代表する関東炊きの店として東京の方からも大好評。

16時から営業しているが開店と同時に満席となる超繁盛店。終電間際の閉店迄客が途切れる事がない。この店の名物の燗酒はひとつひとつ錫のタンポで、湯煎されて出される。コップもハンドメイドの錫製で中が空洞になっていて冷めにくくなっている。店に入って目に付く関東炊きの鍋には山盛りの具材が入る。

最初に創業からの名物料理の甘露煮2本600円を所望。柔らかく炊き込まれていて燗酒との相性も抜群。

続いて鯨の舌のさえずり900円を所望。癖や臭みは一切なくトロトロの舌触りと上品な鯨の旨味と風味があとから鼻に抜ける。

続いて名物料理のコロ900円は皮鯨。多分ゴンドウ鯨と推察する。鯨の皮脂肪を鯨油で揚げたもので今となってはかなりの高級品。

好物の竹輪300円は原材料の上質さが判る逸品。スジ肉800円は当然の事ながら鯨肉のスジ。これがこの日のクリーンヒットで丁寧に脂を抜いてこりこりとした食感を残して鯨の旨味が咥内で満ちあふれる素晴しいもの。

続いてビールと一緒に2度炊きしている大根200円と厚揚げ200円を所望。

焼売2本300円でフィニッシュ。店員さんも親切で友達の家に遊びにきたような接客をされる。スタッフ含めて店中の皆が笑顔のお店ってとてもいい。

新梅田食道街内

大阪市 梅田/JR大阪 関東炊

花くじら 歩店【大阪市 福島】

大阪では有名な福島にあるおでん屋さん訪問。近辺に3店舗あって今回は歩店という所に行く。行列が嫌なので遅掛けの時間を狙う。

ビールと一緒に部厚くカットされてホロホロに煮込まれた大根は鉄板のおいしさ。手作りのがんもに柔らかなスジ肉。。

じゃがいもに玉子、蛸を所望。。普通に美味しい特に蛸は上質。。

オクラは2本で200円・・・そりゃないぜ

竹輪とUFO。UFOは卵白と魚の練り。形がUFOに似ていることからだと思う。ふわふわの食感で味が浸みておいしい、

春菊はダシにサッと通してすぐにお皿に入れて長芋トロロをぶっかける。シャキシャキの春菊と出汁とトロロのハーモニー。。出汁はどちらかと言えば薄い方で飲み干す事が出来る。

チーズロールキャベツは中に肉は入っていない。チーズを味わう料理で濃厚なチーズとあっさり出汁の対比がいい。
これで会計は一人2000円まで。。。接客の愛想はないけど安くて美味しいから許す。

<p><a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27001229/?tb_id=tabelog_5ba8eba5b853e5f68fe5826d654527705407df29">花くじら 歩店</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC0108/">おでん</a> / <a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R5287/rstLst/">新福島駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R8708/rstLst/">福島駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/R11301/rstLst/">中之島駅</a>)
<br />夜総合点<span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.0
</p>

 

 

大阪市 福島 関東炊

新橋 お多幸

有楽町の居酒屋からの2件目はサラリーマンの聖地の新橋に移動。お目当てのお店が満席だったので時間待ちで表記の店で軽くおでんをつまむこととなる。こちらのお店は創業昭和7年、有名な「日本橋お多幸」ののれん分け店。純血の東京のおでん文化を継承しているお店の一つといわれる。

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地下に降りたお店の入り口には創業当時の写真が飾られる。清潔な印象の店内はカウンタ−席とテーブル席があり喫煙者は奥の板の間に案内される。

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平日で結構広いお店だけど店内は超満席状態。

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早速日本酒を所望すると醸造酒の熱燗が運ばれてくる。突き出しは鰊の炊いたもの。普段食べつけないので逆に新鮮。カウンタ−ではご主人がおでんを担当される。
定番ネタから季節ネタまで毎日25種類くらいあるらしい。

おでんだけではなく刺身の盛り合わせや焼き鳥や焼き魚もあるので居酒屋使いにもいいと思われる。

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おでんはお決まりの盛り合わせもあるけどこの日は好きなものだけを所望する。

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出てきたおでんは驚きの真黒けのけ・・・しっかり煮込まれた玉子220円、大きな鶏団子380円、ちくわぶ220円、薄揚げで巻かれたえのき茸270円、こんにゃく220円、すじ220円、しらたき220円・・・・

東京のおでんは江戸時代に濃口醤油ができた頃に起源があると聞いたことがあるがここまで真っ黒にしなくても・・・砂糖もしっかりと入っていて甘くてダルくて辛くて喉が渇く味加減。「ちくわぶ」はネチャネチャした食感とすいとんのような味のない粉っぽさに何とも言えない寂しさを感じてしまう。

スジは牛スジではなくて白身魚のすり身にサメの軟骨を加え棒状に固めてボイルしたものらしい。何とも言えない不思議な味。此方の店では牛スジも用意しているらしい。どれもが何とも言えない濃厚なパンチのある伝統の味に感動する。

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名物の「玉子焼き540円」も所望する。これも甘々の味加減にビックリ・・・ここまで味をはっきりさせなくてもいいのにと思いながらその甘さに東西食文化の異なりを再確認。玉子焼きは砂糖を入れると日持ちがするのと焼いたときの発色が良くなる。熱燗と一緒にいただくと相性は悪くない。。お腹いっぱいだったのであまりたくさん食べれなかったがこの辺りで次の店に移動する。

東京都港区新橋3-7-9 カワベビルB1
03-3503-6076
15:00~23:00
定休:日曜・祝日

関東炊 関東地区