魚金総本店

東京ビックサイトで展示会を見て夕方に新橋の表記の店を訪問。新橋を中心に都内で店舗展開をしている魚を主力にする居酒屋の本店。
同業の友人にこの店は「俺のフレンチ」とともに必ずベンチマークしなければならない店と何時も言われこの日に初訪問となる。イタリアンバルやビストロなどの業態もたくさん出している。1995年に30坪の居酒屋をこの店で始められ今や新橋周辺で10店舗以上東京では31店舗。従業員数500名(正社員数210名)の巨大企業となり今でも店舗をドンドン増やし続けておられる。

4時半開店なので4時過ぎに並ぶとあっという間に大行列。ほとんどが予約客でオープン時間には大量の客がお店に流れ込む。入れなかった客は7時の入店を予約するか他の店舗を紹介されると言う仕組み。食事ををしている間もドンドン客が入ってきて満席と告げられドンドン出て行く。

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お店は赴きのある外観と金の看板文字が印象的。店内のスタッフもよくトレーニングされている感じで元気もよくて目配りもしっかりされている。店舗は地下から3階まで約100席くらいと思う。。最初にビールをいただいてマストメニューの作り盛り合わせを所望。魚金といえばお刺身と言われるくらい有名で6点もりは1980円。ほとんどのグループはこれを注文している。カウンターの調理師の前に座ったんでライブ感満点。大きなお皿に大振りの切り身を切りまくって盛りまくる。6点盛りだけど12点くらいのせまくる。

私は玉手箱と呼ばれる2人盛りのもの1580円を所望する。

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出てきた玉手箱はバイ貝の煮付け、タイラギ貝、タコ、ノルウェイサーモン、鯖寿司、鰹、鮪(ひっさげ)鯛、生ガキ、カンパチ、玉子焼き、かまぼこ、エイヒレ梅肉の盛り合わせ。

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毛蟹の甲羅詰め1380円は甲羅の底まで身がぎっしり。価格を考えるとお値打ち感はありまくる。魚以外にも肉のメニューやご飯、焼きそばみたいな居酒屋メニューもたくさんあって客層も会社員から女性のグループ、子連れの家族など様々。

飲み物も色々そろっていてビール、酎ハイ、ハイボール以外にもハイコスパなお店お薦めの日本酒がたくさんそろっている。
この日も「尾瀬の雪解け」というものをいただいたがかなり美味しい。

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銀ムツの煮付けは小盛りをお願いしたが充分過ぎるくらいのボリューム。甘い身もホロホロほどけて日本酒と最高のマリアージュを見せる。この他にも焼き白子580円やとらふぐの唐揚げ980円をいただく。名物の「青のり豆腐680円」はお腹いっぱいで食せなかった。

すべての料理が大きな器に入ってハイボリューム。しかし全く値段を心配しなくてもいいのですべての客が幸せな気持ちで会計をすることとなる。
比類なき企業努力に敬服して退店する。

港区新橋3-18-3 第2富士ビル
03-3431-1785
月~金17:00~23:30
土16:30~23:30
日・祝16:30~23:00

魚金 本店魚介・海鮮料理 / 新橋駅汐留駅内幸町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

居酒屋 関東地区

ビモン

東京出張にて在京友人と東京駅内の表記の店を訪問する。

東京駅の八重洲北口改札を出て左にキッチンストリートというエリアの一番奥。かなり辺鄙なところで大行列のタン料理のお店を横目に見ながら入店する。知らなければわざわざ行かない場所であることは確か。

ハンバーグが有名なのでランチメニューの「すねバーグ」を所望する。和牛のすね肉だけで作っているということであろう。「とろバーグ」というバラ肉を合わせたものもあったが価格がかなり高いのでパス。「すねバーグ」は170g、255g、340gから選ぶ170gで1430円という超強気の価格設定。

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スープ、サラダもついているけどいずれも凡庸。すねバーグはミディアムの焼き加減らしい。こんがりした焼き具合でかなりの粗挽き。つなぎも少なめのごりごりした仕様。箸で肉を割るとホロホロ崩れて食べにくい。味付けは岩塩と黒コショウのみらしい。肉本来の味が楽しめるとメニューに書いてあったがそんな感じでもなく全体的に塩っぱくて真ん中の生の部分がネッチャリして個人的には厳しかった。。

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大根おろしも添えられていて醤油を落としていただくらしいが大根おろしの水分が多くてハンバーグとマッチしない・・・・ソースがないので後半は味が単調に感じられ飽きてしまった。。肉汁は全く感じられない。しかし食べログのレビューを見てみると「脂分が甘い」「肉の味再発見」「軟骨がいいアクセント」「本物のハンバーグを食べた」・・・東京人の味覚恐るべし・・・

千代田区丸の内1-9-1 東京駅名店街 1F キッチンストリート
営業時間 11:00~23:00
定休日 無休

ビモンステーキ / 東京駅大手町駅日本橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

洋食 関東地区

地鶏の立呑み 浅草 安兵衛

フレンチのランチを食べたあとに浅草界隈を散策。

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浅草ロック座の裏通りに遠目から見ても「いかにも」というような人で溢れかえっている店を発見。ここまで来るとさすがに観光客は来ないようである。

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一見すると立ち飲みのようだがよく見ても立ち飲み店。女性客も数人いててすごいオーラが店から出ている。完全なオープンな店で一部の方は道路で飲む。一見客は店の奥に案内されるがあまりに楽しい感じだったので表のほうで場所を確保する。賑やかな感じがとても楽しい。観光客も外人も若い方も爺さんもみんなが好きなように酒を飲む。

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店内は30人くらいがはいるスペース。日曜日だったので店内のテレビで全国の競馬のレースの実況が流れそれを見ながら盛り上がる。冷酒注文率がかなり高いがホッピーやレモンハイなどおもいおもいのお酒を飲む。
お金はその場で支払うキャッシュオンのシステムで料理や飲み物と交換。見れば見るほど実に混沌とした空間である。

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40才くらいの女性店主のあっちゃんと若いお姉さんの二人で経営する。あと焼き鳥の焼き場の兄さんが一人。若い姉さんが適当に手作り料理を作りまくってあっちゃんがそれを客に売り歩く。「立田揚げ揚げたて一つ100円だよ〜」「出来立てだから美味しいよ〜」って感じ。200円渡すと3個入れてくれるのが嬉しい。知った顔が前を通ると「寄って行ってよ〜」と大きな声で呼び込みをする。

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観光地価格の店ばかりが乱立する中で手作り料理を安く提供されている事に驚く。定番のモツ煮込みじゃなくて塩味の煮込みは300円。酎ハイを注文するとかなりアルコール度の高いものが来た。焼酎を炭酸で割ったのが酎ハイで東京で関西風の酎ハイを飲む場合は「レモンサワー」と注文するらしい。キリンラガー大瓶は550円、生ビールは400円でレモンサワーは200円、ホッピーセットは450円で2杯分。すべてプラスチックのコップを使用する。酒はかなり濃い。料理はぺらぺらのプラスチックの皿。まるで花見状態・・・・

道路で飲んでるおじさんはずっとニコニコしながら右手を上げて踊り続ける。。。

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黄色いほっかむりをしたおじさんは「ほっかむりのおじさん」と皆に呼ばれていた。

表にある店のゴミ箱の蓋がどういうわけかテーブルと化す。でも誰もそんな事は気にしない。みんなハッピー状態。おでんを食べながら飲んでいる白髭の帽子を被った兄さんは漫画のコミックをゆっくりと味わいながら声を出して読む。

料理はやきとん・やきとり等の串焼きメインに、焼き魚、煮炊きもの、揚げもの、珍味系など種類はかなり多い。ニラレバ100円、タンドリーチキン250円やおつまみカレールー250円、秋刀魚刺身350円、しめ鯖350円などカレーのルーをあてに日本酒を飲むのは初めて見た。店の表では炭焼きの焼き鳥をジュウジュウ焼く。一応地鶏らしい。。新しい客が入ると店の姉さんが「お客さん2人はいりました〜」と大声で叫ぶ。客は「よしわかった!」と言いながら席を空けてくれる・・・

自家製漬け物を注文すると「味の素かけますか〜」と聞かれ「お願いします」と答えると思いっきりかけてくれて少し得した気分になる。空気の流れがとても早いんだけど居こごちは最高。お姐さんの目配りが素晴しくてお酒があいたらさっと近寄って聞きにきてくれる。その間にも酒の肴を売り歩く。しまいにはサービスでなんか食べるものをおいていってくれる。。

まさに「安い、安い、旨い、早い」。。この店は常連さんとの話が最高の肴になる。。

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近くには250円弁当を売っている店。いい場所だなここは・・・

台東区浅草2-11-7
03-3841-2525
火〜金/10:00〜21:00、土日(競馬開催日)/8:00〜18:00、
祝(競馬非開催日)/10:00〜18:00  月曜休※第3(月/火)連休

地鶏の立呑み 浅草 安兵衛立ち飲み居酒屋・バー / 浅草駅(つくばEXP)田原町駅浅草駅(東武・都営・メトロ)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

バル 関東地区