純血統金武アグーしゃぶしゃぶ金武本店

沖縄2日目の夜は表記の店で豚しゃぶをいただく。かなり仰々しい店の名前だけど正真正銘純血統種100%の金武アグーを使用したしゃぶしゃぶが有名な店と聞き及ぶ。

モノレールの美栄橋駅から徒歩5分程の場所に位置する。沖縄にはアグー豚は何種類もあり、品種も味も様々らしくこちらは金武という土地で飼育されている県内で1%しか流通していない純血100%の金武アグー豚を使用とのこと。

メニューは希少純血統豚アグーしゃぶしゃぶコース:4,950円のみ。

最初の小鉢はこだわりの粘りの強い「ジーマーミ豆腐」と「クブイリチー」という海藻の酢の物。

続いてのお鍋のセット登場。豚肉はバラ部分と脂身たっぷりのロース、赤身の肩ロースの3種の盛り合わせ。提供時にスタッフさんがかなり長い時間を割いて豚肉と野菜の説明をされる。豚肉のコレステロール値は一般的な豚の1/4でコラーゲンがたっぷりでさっぱりしているのが特徴とのこと。旨味成分に至っては一般的な豚の約3倍と言われるらしい。

鍋野菜も個性的で地元で採れる希少野菜が色々と盛り込まれる。小芋のような田芋(ターンム)、島人参、島かぼちゃ、ズッキーニ、冬瓜、大根、青梗菜、鍋に入れると山吹色の花が咲くクワンソウ、ウドのような味のハンダマ、モロヘイヤのようなオオタニワタリ、宮古ゼンマイ、シカクマメ、ハナニラ、青パパイヤ、さっと温めていただく島もずく、豆苗、卵焼きのようなカステラ蒲鉾などどれも力強い味わいのものばかり。

アグー豚つくねはしっかり火入れすると美味しいと言われる。それぞれの豚肉もピンク色に変色したくらいで引き上げて薬味や海ぶどうを巻いていただくという趣向も面白い。鍋の出汁は鰹出汁を使用。

しゃぶしゃぶにした豚肉はポン酢やゴマだれにつけるのではなく屋我地島の塩、豚肉の身が入った首里の玉那覇味噌、沖縄県産シークワァーサー胡椒をつけていただく。豚肉本来の味がよくわかると言っておられた。

〆は沖縄のじゃがいも麺が登場。これも初めていただく。。沖縄そばみたいでコシがあってジャガイモが原料とはわからない感じ。

食後はさっぱりとした塩パインアイス。。お店も綺麗で接客も良く、最後まで美味しくいただきました。。

沖縄県那覇市牧志1-9-4
098-867-3380

純血統金武アグーしゃぶしゃぶ金武 本店しゃぶしゃぶ / 美栄橋駅県庁前駅牧志駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

沖縄県

不二家【大阪市 我孫子】 【大阪市 長居】

住吉にある表記の老舗うどん店を友人と訪問。普段は昼に行くことが多いんだけど今回初めて夜に訪問する。場所は長居駅、JR我孫子駅の間くらいで住宅地の中に位置する。かなりわかりにくい立地なんだけど雑誌やテレビ、ネットなどでよく取材されるため、地元の方を中心にいつも客でいっぱい。

こちらの店の名物が油かすの入った「カレーうどん1100円」なんだけど夜はカレーうどんすき1610円が有名で今回はそれを予約して訪問する。

お店は平成7年の創業で現在は二代目のイケメン店主が店を仕切られる。

お鍋が来るまでビールと出汁巻き玉子を所望する。濃厚な蘭王玉子とだし汁がいい味を醸し出す。。

しばらくしてお鍋が登場。お鍋の出汁は最初はしっかりめのカツオと昆布のうどん出汁。
鍋の具材は若芽と豆腐、野菜5種類(玉ねぎ、えのき、白菜、白ネギ、椎茸)、熊本産の南関あげ、但馬高原鶏、黒毛和牛。最初に肉類を入れてしっかりと煮込むのがいいらしい。

ここで別添えの名物の油かす登場。最近よく見る油かすは牛の小腸を素揚げすることで余分な脂肪分を落とした大阪河内の保存食。この店では和牛の小腸を使った希少な油かすを使用しているとのこと。鍋に入れると脂っこくなるので、とん吸いに2切れくらい入れて、かつおと昆布のお出汁でといて食べるのがオススメだそう。

具材を全ていただいたら鍋を一度引き上げてからカレーうどん鍋に仕立直されて再登場。細めの自家製手打ちうどんにカレーだしがよく絡む。ここに残りの油かすを全て投入。
野菜や肉の出汁と油かすの旨味と食感、カレーのスパイス感が合わさってかなり美味しい。。

うどんを食べた後は残りの出汁にご飯と卵を入れてリゾットというかおじやでフィニッシュ。お腹いっぱいで大満足。。。コスパも素晴らしい今の時期にドンピシャのスペシャルなお鍋です。。

過去の不二家はこちら

大阪市住吉区長居西3-4-14
11:00〜15:00 17:00〜21:00
定休日 月曜日
駐車場 なし

 

ふじやそば(蕎麦) / 住吉駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 我孫子大阪市 長居 麺料理

丸元 2月【大阪市 難波】

千日前の表記の老舗寿司店を心斎橋和食店の店主と訪問。35年前からずっと定期的に訪問しているお店で路地を抜けたところにあるファザードも民芸調の店内もメニューも何もかもが昭和感が満載。毎回同じメニューなんだけど飽きることがない。表向きは寿司店なんだけどほとんどの客がスッポンコース5000円を注文する。

昔はゴルフの杉原輝雄さんや叶姉妹さんなどもお見かけしたことがある。2階は座敷になっていてグループ客にも対応する。昔はご主人と奥さんがレジに座っていたけど今は引退され娘さんが店を取り仕切る。

先付けの白和えは普通に美味しい。置かれているお酒の種類も少ない。。日本酒は白鹿と春鹿のみ。この潔さがとてもいい。

刺身盛り合わせはカンパチと剣先イカと甘海老と赤貝。。カンパチは海苔で巻いていただく。。

スッポンの生き血は甘口のワインで割っていただく。多分昔から赤玉ポートワインを使われていたと記憶する。

湯引きは腸とエンペラ(甲羅の端)を使用。味があまりしないけ食感を楽しむ感じ。プルプルとクニクニの食感を柑橘の風味がしっかり効いたポン酢とともに味わう。エノキの食感と合わさってなかなか美味しいといつも思う。

大好物のスッポンの内臓のお造り。肝臓と卵、一匹に一つしかないピクピク動く心臓と胆嚢、腎臓も添えられる。丸呑みをする胆嚢は胃が悪い人にオススメらしい。これらは海苔に巻いてアジシオを振りかけていただく。ぷちぷち弾ける卵の食感とまろやかさ、肝のコクのある味わいがなんとも言えない。

メインの滋味深い透明感のあるスープには旬の甘い白菜がたっぷり入る。この店では昔から鍋ではなく一碗ずつ分けて供される。白菜の他には椎茸と白玉餅、すっぽんの色んな部分が入る。ゼラチン質のスッポンの身は部位ごとに味わいが異なり首の部分や後脚の部分などの弾力のある肉が特に好み。2杯目はガーリックパウダーと唐辛子を入れて味変をする。

仕上げの雑炊は見た目と絹のような舌触りがポタージュスープのような感じ。
塩味は強くなくしんみりとした優しい味わい。デザートのリンゴも美味しくいただきました。

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

 

大阪市 難波 寿司