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MICRAD 9月 *敏腕女性シェフの多国籍料理【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

住之江区の中加賀屋にある表記のお気に入りレストランを仕事帰りに一人で訪問。大阪メトロ北加賀屋駅・住之江公園駅、南海本線住吉大社駅からそれぞれ徒歩10分という歩きごたえのある立地。

バス通りに面する間口の狭い小さなお店はカフェのような白を基調とした内装でカウンター5席とテーブル2卓のみ。目立たないファザードなので知らなければ通り過ぎてしまう。普段は早い時間にカウンター席で女性店主のミクさんと世間話をしながらいただくことが多い。

小さな厨房で手際よく作るイタリアンとフレンチと中東料理をフュージョンしたアラカルト料理が売り。素材のこだわりはかなり強く野菜は契約農家、肉類は粉浜商店街の老舗精肉店「うしや」から仕入れをされ、調味料もほぼ自分で作られる。サラダのドレッシングや自家製のフォカッチャやカンパーニュなどのパン、手作りスイーツもとても美味しい。それゆえに何をいただいてもワンランク上の美味しさ。

コスパもいいので紹介した方はほとんど喜んでいただける。最近、北加賀屋駅の近くにクレープの専門店のMICRAD GOUTERを出店された。

この日は最初にメニューにはない前菜盛り合わせをローポーションで所望。

焼き茄子を生ハムで巻いたものはクミンシードがいいアクセント。鳥のレバームース、きめ細かなポテトサラダには青紫蘇で作ったジェノベーゼが添えられる。ガラスの器にはとうもろこしのムースにコンソメジュレをかけたもの、アラブ料理の雛豆を使ったファラフェルなど。。いつものことだけど全てが創造的で何をいただいても美味しい。

ワインもこだわりの地元の酒店から仕入れられる。かなり上質でコスパ良し。

北海道に行かれてたということでこの日のメニューは北海フェアーとなっていた。せっかくなのでミクさんの解釈のジンギスカンを注文。札幌のジンギスカンの名店「えいじん」から取り寄せた生ラムの肩ロース(右)とショルダー部分を使用。しばらくして着皿。火入れがとても繊細。肩ロースはミディアムレア。薬味に玉ねぎと生姜のすりおろしと山わさびが添えられる。当然だけどとても柔らかくて臭みは一切ない。いくらでも食べ続けれれるような美味しさ。シンプルな料理だけど完璧な仕上がり。。。

赤ワインが残ったので北海道で仕入れたチーズをいただく。シマエナガ工房のチカプというカマンベールタイプとジャパンブルーのおこっぺというものをいただく。最後まで美味しくいただきました。

過去の記事はこちら

大阪市住之江区中加賀屋4-2-3
日曜休み
090-3736-0286

*電話予約必須

大阪市 住吉大社大阪市 北加賀屋 イタリアンフレンチ その他

魚市 9月 *天王寺の老舗魚居酒屋【大阪市 天王寺/阿倍野】

天王寺のアポロビルの地下B1で50年以上営業されている(1972年開業)老舗魚料理店。店は年季が入って古いけど魚のこだわりはとても強く、魚のおいしさを知っているシニア客を中心にいつも満席。

広い店内はカウンター席やテーブル席、小上がりの掘り炬燵の席などがあっていろいろな使い方ができる。店頭の生簀には大きなウツボ、伊勢海老、河豚などが泳ぐ。カウンター内には調理師さん4名くらいと学生のアルバイトさん3人がホールを担当。2代目のご主人は客席を回って客と世間話をされる。。これがとても素敵。この日はカナダ留学から帰ってきた3代目も接客をされていた。

最初に鱧ちり1800円を注文。大きな皿に盛られていて骨ぎりも完璧。淡路の沼島産を使用されていて身はふわふわ食感。この時期の鱧ちり鍋5000円もおすすめとのこと。このほかにも水槽で泳ぐ伊勢海老の塩焼き、水茄子800円などをいただく。

旬の北海道産の秋刀魚はかなり大きくて脂乗りまくり。自家製のカラスミは半生仕様でねっとりとした食感。日本酒との相性は最高。

お酒もリーズナブルでいつも飲みすぎてしまう。長く続く飲食店は全て理由がある・・・いいお店です。。

過去の記事はこちら

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-31 きんえいアポロビルB2
06-6649-4652
11:00~22:00

 

大阪市 天王寺/阿倍野 居酒屋

ピッツエリア モリタ *谷六の有名ピッツェリア【大阪市 谷町六丁目】

松屋町駅と谷町6丁目駅の間くらいにある表記のピッツアテリアを友人と訪問。谷町6丁目駅2番出口から徒歩2分。長堀通りから少し入った路地にひっそりと位置する。谷町6丁目界隈はピッツアの店が4件くらいあるけどここが一番のお気に入り。

お店は青く縁取った扉とオリーブの鉢植えが目印。細長い店内は手前にテーブル席が数卓あり全体で15席くらい。厨房には真四角の鉄のピザ窯が鎮座する。ご夫婦2人で切り盛り。

こちらのお店のご主人はイタリアのエミリア=ロマーニャ州のラヴェンナというところの店で修業され、2001年にベネト州のパドヴァで毎年開催されるピッツァコンテストで外国人として初めて優勝した方とのこと。その時のユニフォームが店の壁に飾られる。

まずは前菜盛り合わせ3500円。かなりのボリュームでヤリイカのフリットや自家製のロースハム、生ハムと水牛のチーズ、とうもろこしのムースのようなものウオゼの南蛮漬けなどがしっかりと盛り付けられる。重ためのスプマンテと一緒にいただく。

続いてのピッツアはマダムにおすすめをハーフハーフでお任せする。9月限定の「オッティモ」はモッツアレラ、茄子のソース、ピーマン、ミンチ、ドライトマト、バジルソースで構成されたもの。

もう半分はトマトソース、モッツアレラ、トレビス、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラの入った店主の名前をつけた「TAKESHI(イタリアでは自作ピザに自分の名前をつけるらしい)」をいただく。

しばらくして着皿。ナイフとフォークを使っていただくスタイル。よくある王道ナポリピザに比べて生地は薄めでモチモチした食感。耳部分が焦げてなくて分厚くないのもいい。

「TAKESHI」はトマトソースの酸味は穏やかなんだけどパンチェッタのパンチとチーズの味が後からやってくる。チコリの一種のトレビスの食感とほろ苦さがとてもいい。オッティも味わいはかなり繊細で様々な食材の味の重なりと香りが調和し、よく考えておられるなと感心する。

残ったピザは持ち帰りしました。ごちそうさまでした。。

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大阪市中央区谷町6丁目10-1
06-6777-1783

 

大阪市 谷町六丁目 イタリアン