塚西

うれう 2月

ヘビーユーザーとなっているこの玉出にあるうどん店「うれう」にはかなり通っている。 この店主の面白いのはうどんが日々進化していてこの前食べたうどんとなんか違うと思うことがしょっちゅうある。たぶん店主なりに試行錯誤を重ねていろんな食材を使ってそれに合ううどんを作っているのであろうと推測される。ここ半年くらい急に麺が細くなった。たぶんお客さんを待たせることが続くために考えられたことと思う。普通のうどんは湯がけるまで15分くらいかかりそれから冷水で締めて温かいうどんだったらそれをまた温めて・・・という作業が続く。作っている間もどんどんお客さんが入ってくるのでそれを何度も繰り返しその合いまに天ぷらを揚げたりうどんを盛りつけたりと猛烈に忙しいこととなる。 麺を細くすると食感もデリケートになり美味しさがわかる人がたぶん少なくなるような気がする。もちもちさと麺のコシ、グミのようなしっかりした感触とうどんの柔らかさ・・・相反する要素のバランスがうどんの美味しさを決める。太くて硬くてガシガシしたうどんであれば少々のゆで時間や塩分のぶれも許容できるが本当に繊細なバランスを求めている店主が望むうどんは至高のうどんといえる。 うまみ調味料や甘さを控えた温かいうどん掛け出汁は一般的にはかなり頼りなく思える。。いりこが効いてかつおだしやサバ節も入っているのであろうが塩分濃度が低いがために嗅覚に響かない。しかしながら刺身の感覚でこのうどんをいただくという感覚であるならばまたうどんの味が引き立っているようにも思える。そう思って食べているお客は数%であろうが。。 今日はオーソドックスに海老天が入ったぶっかけうどんをいただく。。天ぷらはころも少なめの棒揚げ。 大きなエビなんだけど普通に揚げているために少し粉臭さが残ってしまう。 しかしうどんはバリうま。。柔らかくてムニューと伸びてエッジは昔ほど聞いていないんだけど微妙にねじれていてしっかりとぶっかけだしに絡む。レモンの酸味もいい感じで揚げ玉ねぎもいいアクセント。。 この時期だけの巨大な鍋焼きうどんもかなりお得だと思う。 P2080033.JPG どんどんアイデアがわき出るようで夏場の冷やしカレーつけ麺は絶品だし、鰆の焼き物が入った魚出汁うどんも秀逸。きな粉にお酢と醤油いを入れるきな粉うどんも凡人の発想にはないし毎日通い詰めたアボガドうどんはここ数年の中で最も感動した料理?の一つである。 お店を出た時若い女性3人組がお店の前の看板を見ながら「何しようかな」「このうどん雑誌で見たことある」と言いながら迷っていたのですかさず「この店に来たのならまずアボガドうどんをお勧めします」「絶対間違いないですよ」というとええ声で「ほんまですか~」と応えてもらったこと少しうれしかった。。。


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うれう 1周年

ヘビーユーザとなっている玉出にあるうどん店が1周年を迎えた。 剛毅な店主が周年サービス品として大エビのてんぷらとちくわの天ぷらの乗ったぶっかけを500円で提供していた。 ureu1shunen.JPG その上に帰りには店の名前の入ったタオルをいただく。 ureutaoru.JPG 見るからに上質な肌触りの良いタオルにびっくり。。この店主の考え方が粗品にも表れている。 去年の6月にオープンされ当初全く何屋か分からん店かまえと異常に出てくるのが遅いうどん店(お客が来てから麺を伸ばしてゆがいて冷やして盛りつけてをいちいちするのが理由)だったがそれにたがわずうどんの旨さを私に教えてくれた、ここ数年の中で自分的ナンバーワンの店である。 エッジが効いたうどんでニューと伸びてしかも硬すぎず小麦の味がしっかりしていて上あごと下あごにしかりとうどんを感じさせてくれる。細やかなゆがきの計算や取り合わせで若干ゆがく時間やさらし方を変 えているのもわかる。きな粉うどんが実は私の一番のヒットでこの感覚には目が覚めた。。 調度品も高級ではないが上質なものをそろえているどんぶりや湯飲みは作家の方に特注。お茶は京都の名店「一保園」のほうじ茶を冷やして供してくれる。この店のほうじ茶を冷やして出すのは京都の高級和食店しかない。もちろん旨いに決まっている。。 小さな前栽も季節感があり手入れをしっかりされているのがよくわかる。 うどんのうまさはもとより頭が下がるのは店主の探究心で今までに「アボガドぶっかけうどん」「ひやかけ」(これは最近よくある)「じゃじゃめん」「きな粉うどん」「つけ麺」「冷やしカレーつけ麺」など今までのうどん店の常識を覆すものばかり。しかもかなり旨い。。。 ホントにうまかったなあと思ったときは仕事の疲れも吹っ飛ぶ・・・ 店員も親切。。。てきぱきさに欠ける時もあるがそれはそれでお愛嬌。。 最近店主疲れているのもわかるが私のようなファンのために頑張ってもらいたい。 出来るものなら忙しいときお手伝いしたいくらい大好きなお店。 皆様の応援よろしくお願いいたします。


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うれう ゴールデンウイーク

連休も仕事なので昼ご飯はお気に入りの玉出のUDON店「うれう」 最近はお客さんもつきだしてお昼は満席のことも多い。 御主人の研究熱心さと真摯なうどんづくりの賜物といえる。 新作のジャジャ麺はこの前いただいてからの一押し。。 丁寧な仕事ぶりと少し柔らかめに湯がかれたうどんはめちゃうまい。。 肉味噌も上品に作られており、こってりさっぱりもっちもちって感じ。 掛け出汁を入れることでこの店ならではのうどんとなりうどんと肉味噌、卵ときゅうりをつなぐ 役割を果たしている。先日いただいたときにチータンタンをいただきたいとおもっていたら 今回主人が汁を一口残してくださいと言われ、早速そうすると味噌と卵をいれて 熱い白出汁を投入・・・ 見事な卵スープに変身・・・・ 盛岡では有名なジャジャ麺とチータンタンだがそれをはるかに超えた ハイレベルのうどん料理となっている。高級ではないが上質。。ジャジャ麺のフルコースが住之江でいただけるとは、なんたるチーア・・ jajamen2.jpg 中華のジャージャー麺ではなく盛岡のジャジャ麺でもない。。盛岡は肉味噌に甘みが全くなく さっぱりしているんだけど旨みが足らないし具が全く足らない・・・ この店のUDONは両方を凌駕しうどん料理のフルコースとなっている。。。 titanntann.jpg ぜひご所望いただき。チータンタンをいただいてもらいたい。 汁を一口残すのが難しいがご主人に聞けば丁寧に教えてくれるよ


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