富久佳 別館 お寿司 和迩【大阪市 日本橋】

8年前に地元のボクシングジムに通い出し、生来格闘好きなせいもあって結構はまって1年くらいでスパーリングをするくらい迄まで上達。ある日の練習中に、母親に連れられて小学校6年生が入会。おとなしくて全くしゃべらずいつも黙々と練習。小さくてどこにいるか判らんような子供だった。この6年生がいつの間にかプロになっていつのまにか新人王を取ってジムの興行のセミファイナルに登場。

2016-11-11-20-03-41

リングサイドで観戦するも見事ノックアウト勝利。自分ごとのように嬉しく涙が込み上げる。その感動を引きずりながら日本橋にある表記の寿司店を訪問。ウラなんばの路地にある本店は驚きの超人気店になり、いまや予約がないと入れないくらいになっている。此方の店はその2号店で「鳥鹿」さんのウラ隣のビルの2階にある。

2016-11-11-21-08-30

最初にビールをいただくと座付きに大根とスジ肉の炊いたものと南蛮漬け、トビアラ海老の揚げ物と鰯の炊いたものなど。これだけでお腹がいっぱいになりそう。

2016-11-11-21-15-42

ここの店のウリは伝助穴子で過日産經新聞で歌舞伎の中村壱太郎さんがひいきしていると書かれていた。まずはシグニチャーメニューの伝助穴子の薄造り。キュッとした身は淡白だけど旨味もあってポン酢でいただくと日本酒がよくすすむ。

2016-11-11-21-22-52

そのあと貝好きの私は赤貝と帆立貝柱を所望。どちらも新しくてとても美味しい。お寿司は頼まなかったけどお得な上握りと特上握り5貫が入った盛り合わせもあってそれがおすすめと言っていた。

2016-11-11-21-24-06

お店のオーナーが今日の平目は「むちゃむちゃ美味いから食べてみて」というのでいただいたら脂ののりが素晴しくてネットリした身から綺麗な旨味が口の中で炸裂する。

2016-11-11-21-39-40

明石の蛸は先っぽを握ってもらう。プチプチした吸盤の食感がとてもいい。

2016-11-11-21-51-56

鰻の白焼きの握りも脂たっぷりで咥内と食道にエキスがまとわりつく。それをひやおろしでさっと洗い流して次の寿司をいただく。

2016-11-11-22-05-48

平鯛は雪塩を掛けて頂く。程よく熟成感もあって、真鯛とは違った脂の甘さがある。

2016-11-11-21-34-00

最後に伝助煮穴子(1貫680円)を所望。見た目のインパクトもあってトロトロに煮込まれていて柔らかいのは見ただけで判る。一口でいただくと煮詰めと穴子とシャリが渾然一体となり本山葵は軽くその存在を示すだけで咀嚼するたびに穴子から魚の脂が滲み出て飲込む間もなく口の中でほどけていく。

食べ終わるとご主人がおもてまででお見送り。中国人マッサージ店のHな看板を横目に見ながら帰路につく。

大阪市中央区日本橋1-3-13 女将まち 2F
06-6212-0482
17:00~0:00
定休日水曜日

大阪市 日本橋 寿司

うなぎ おかやま【大阪市 日本橋】

中国人観光客でごった返す黒門市場の雑踏を抜けて北側入り口の路地にある鰻屋。ずっと前は千日前筋沿いで営業されており冬場にいただく味噌煮込みうどんがかなり美味しかった記憶がある。カウンタ−席と奥にテーブル席がある。若いご夫婦2人で切り盛り。

以下メニュー

■うな重 小  (すまし付) ¥1,870(税込)
■うな重 中   (肝吸付) ¥2,500(税込)
■うな重 大  (肝吸付) ¥3,100(税込)
■うな重 特  (肝吸付) ¥4,600(税込)
■うな玉重    (吸物付) ¥2,250(税込)
■ひつまむし 一人前 ¥3,300(税込)
■ひつまむしペア 二人前 ¥5,400(税込)
■うなぎ茶漬け ¥1,650(税込)

鰻の原価が高騰しているとはいえかなり強気の値付け・・・この日はうな重大3100円を所望する。

2016-06-24 12.22.36

炭火を使用し注文があってから焼き始める。関西風の地焼きでかなり香ばしく焼き上げられている。鰻は国産で小さめだけど約1匹で旨みは充分。中国産のふわふわした水臭いものとはレベルが異なる。鰻は大きければいいというものではなく個体差で大きく味が異なる。少し泥が抜けていなかったのが残念。
タレは醤油が立ったあっさり切れのある関東系の味加減。食感も軽いのであっという間に食べてしまう。しっかり焼き込まれているが尻尾の部分がこげこげなのが気になる。

次回はひつまむし食べます。

大阪市中央区日本橋1-16-20
06-6636-1367
定休日:日曜日・祝祭日・第一月曜日
午前11時30から午後5時30分まで

大阪市 日本橋

丸元 9月【大阪市 日本橋】 【大阪市 難波】

ウルトラマラソン出場のあと疲れが抜けないので千日前の路地裏にある表記の老舗店でラン友と一緒にすっぽんを食す。お店は映画のセットのような昭和な造りで客層も昭和。隣のファッションマッサージは潰れて飲食店になっていた。最初にビールで乾杯をしていつものようにお造りの盛り合わせ。ネタケースを見ながらあれを入れてこれを抜いてと結構我がままを聞いていただける。

2015-09-19 18.10.16

コリコリの縞鯵、天然平目、赤貝、剣先烏賊、巨大な鱧、鳥貝、甘エビ、明石の蛸の8種盛り。盛りつけはどおってことないけどどれもが美味しい。本業は寿司店なんだけどこの店では誰も寿司を食べてはいない。

2015-09-19 19.06.02

鰻の蒲焼きをネタケースで見つけたので軽く炙って出していただく。路地裏のすっぽん屋で鰻の蒲焼きをいただきながらの麦焼酎。酒がすすまないわけがないな・・・・
お店の人の接客は丁寧ではないけどレジにどかんと座っている女将さんを含めてみんなちゃんとされている。

2015-09-19 18.24.27

このあとスッポンコース5,250円(税込)を所望する。すっと昔からこの価格。多分私の知っているお店では一番コスパがいいと思う。最初に生き血を赤玉ポートワインで割ったもの登場。お酒が苦手な方はリンゴジュース割り。そのあとコラーゲンたっぷりのエンペラと腸の湯引きの入った突き出し登場。

2015-09-19 18.20.36

この日はまさにシェフズテーブルですっぽんをほどくところを実演で見ることが出来る席。すっぽんの話を板前さんにいろいろ聞きながら頂くといっそう美味しく感じる。亀と同様にすっぽんの雄雌は尻尾で見分ける。玉子は雌しか持っていないのはあたりまえ。すっぽん一匹で2人前の食材となるらしい。すっぽんは劣化が早いので客の注文があってから調理を開始する。

2015-09-19 18.24.24

宝石のようにキラキラ光る内臓の造りはぴくぴく動く心臓と苦玉といわれる胆のう、腎臓部分、肝臓、卵となっていてすべて塩をかけて海苔で巻いていただく。見た目のイメージだけで元気が出る感じがする。食べつけたらクセになる。。

すっぽんは低カロリーでビタミンAやビタミンBが大量に含まれていて良質な必須アミノ酸がたくさん含まれているのでアスリートには最高の食材と昔に聞いたことがある。

2015-09-19 18.47.17

ここでお待ちかねのスープ登場。2階の座敷で頂くときは鍋で提供されるがカウンタ−では銘々でお椀によそって出していただける。椎茸や餅、豆腐、白菜もたっぷり入って栄養満点。生姜の効いたスープはとても滋味深い。野菜高騰のおり「白菜の仕入れが一つ800円するので大変です」と言っておられました。

首の肉や前足の付け根の肉はよく動くので身が締まってとても美味しい。寒くなって白菜がおいしくなってくると味わいも更によくなる。2杯目は鷹の爪とガーリックパウダーを入れていただく。味わいにパンチが出てお酒が更にすすむ。この頃になるとどういうわけか身体がぽかぽかしてくる。

2015-09-19 19.19.29

最後はトロトロの雑炊で〆。ご飯と玉子と葱だけの潔さ。押し麦が少し入っているのがこちらの店の特徴。
美味しくて美容効果も抜群で食した女性は翌日指先がツルツルするとのこと。最後のデザートまで美味しく頂き身体もぽかぽかして元気一杯。

大阪市中央区千日前1-9-9
TEL 06-6211-2298
営業時間 16:30~23:00(L.O 22:00)
定休日  日曜

大阪市 日本橋大阪市 難波