谷町六丁目

kotikaze

子供の学校の用事で玉造の住宅街にあるkotikazeに立ち寄る。 日本橋にあるミシェラン一つ星の 「藤久」 の奥さんのお店。藤久はオープンしたころからよく行っていた。奥さんが調理師見習いで入って修業をずっとされていて最近見ないなと思ったらご主人が照れくさそうに結婚しましたとの報告。。                                                                                                              しかしそれも遠い昔の話。。藤久の御主人は今はなき船場吉兆のご出身で盛りつけの端正さや所々に吉兆の仕事が垣間見える。そのご主人の元で勉強されておられたのだから調理技術はそこらの半端職人は裸足で逃げるクオリティーを持されている。。。 食事だけではなくおやつも自家製で作られていて藤久でのデセールは奥さんがこの店で作ったものがよく出てくる。いろいろなメディアにも取り上げられ食べログの大阪カフェランキングでも1位でもある。 kotikaze1.jpg 店先は民家風で細長い店内。あちらこちらにレトロな置物が鎮座。本日は2回の個室を用意いただいた。食事は2500円のコース料理と1000円の松花堂弁当の2種類。。。 いつもと同様1000円の松花堂を所望する。 kotikaze2.JPG 4つに区切られたお弁当は鯵の酢のものを夏野菜でいただく。軽く締められた鯵はかなり美味しい。レモンを絞ってミョウガとともに食す。 野菜の炊き合わせもかなり美味しいし、肉味噌の炊いたのも何が入っていてどんなふうに作っているのか見当もつかないうまさ。出し巻もしんみりと上手すぎる丁寧な仕事。。。どれも味の加減が申し分ない 目に見えない手間とこだわりがうかがえる。。特に高級食材はないがよく考えられて上質に作られていることに脱帽。。。 お椀もいい出汁が出て香りも素晴らしい。鳥のつみれもいいお味。。。 ご飯も秀逸。。ついおかわりしてしまう。。 ボサノバのBGMを聞きながらの朝がゆも有名。じゃが芋の入ったおかゆにいろいろとおかずがついてなんと600円也。。。 女性は必ずハマります。。。 大阪市天王寺区空清町2-22 6766-6505 8:00~18:30

こちかぜカフェ / 玉造駅(大阪市営)玉造駅(JR)谷町六丁目駅


カテゴリー 谷町六丁目, 玉造, カフェ |

ジョニーの唐揚げ

松屋町にある唐揚げのお店。結構界隈では有名らしい。伊丹に本店があってそこのオーナーの名前がジョニーらしい。看板メニューの「ジョニーの唐揚げ」を所望する。しっかりと味の付いた骨付きの唐揚げ登場。。待っている間もテイクアウトの客がぞろぞろとやってくる。ニンニクが効いてかつ酸味のある下味の唐揚げは食べ応えあり。ビールとの相性良さそう。。 joni1.JPG 肉汁もしっかりあってカリッと揚がってなかなか香ばしい。 鳥は国産の鳥を使用していると書いてあった。しかしながらしっかりした味付けがこの年齢には少し厳しい。。いつも唐揚げとビールはニューミュンヘンに行ってた。大分県民はこんな濃い唐揚げをいつも食べていたのね。。。「次回は晩にビール飲みにくるぜよ」と店主のジョニーに伝言を残して次の目的地に向かう。 joni2.JPG 大阪市中央区安堂寺町2-3-13 06-6762-4421 12:00~14:00・17:00~22:00

ジョニーのからあげ 松屋町からあげ / 松屋町駅谷町六丁目駅


カテゴリー 谷町六丁目, 唐揚 |

たこ竹

松屋町の人形屋の通りにある押し寿司のお店。大阪寿司って最近あんまり食べないなと思いながら久しぶりに訪問する。何年か前に店の親父が死んでしばらく店を閉めていた期間もあったが今はおかみさんと配達も何でもする具志堅用高(知っているかな・・・)にそっくりの職人の2人でやっている。 暖簾には天保2年と書いてあったので1832年の創業である。安治川を埋め立てて天保山を作ったのがこのころという記憶をしている。この店が180年近くも続いているということには驚く。。お店の中は雑然としていて子供(たぶん孫であろう)の絵が貼ってあったり、持ち帰りの容器や段ボールが積まれてあったり古新聞の山があったりでこの店の中の様子にも驚く。神経質な方はたぶん無理かと思う。(店に入った瞬間ひいてしまうであろう) 持ち帰りが多いと聞くが昼から鯖寿司や焼きアナゴの棒寿司をつまみながらビールを一杯というのにはぴったりである。生の魚が入っていない有名なちらし寿司にしようかと迷ったがこの店はやっぱり箱寿司でということにした。職人も手がすいていたようで比較的早く出てきたのはラッキーであった。 noren.JPG 出てきた寿司は一言でいえば予想を裏切るいい出来栄え。。。炭火で焼かれた穴子は見た目よりふんわりとして、香ばしく丁寧に皮目を包丁でたたいているため酢飯とのなじみがとてもよくしみじみ旨いと思った。間に挟んだかんぴょうも仕事が丁寧で、しんみりとした甘さが昆布の香りのする酢飯とベストマッチ。 海老は赤足エビで旨みも舌触りも最高。ぶりぶりでシコシコ。その海老の横はヒラメの昆布締め。。酢飯と海老とヒラメの昆布締め。。。「俺の好きなもんのオンパレードや~ん」と喜んでいるとおばちゃんがお茶を変えに来てくれた。。(親切である・・・) 小鯛は思ったよりも身が厚く旨み凝縮。。これが一番旨かった。。。もう3つくらいいただきたいと思った。玉子も甘さええ感じでエビとの相性良し。見た目の美しさだけではなくボリュームもありこれだけで結構お腹いっぱいになる。握りと違ってご飯ぎゅうぎゅうに詰まっているからであろう。。 osisusi.JPG メニューには箱寿司1人前2100円と載っていたがお代は1400円であった。これもこの店の不思議である。。何か意図があるのか、いつからかわかんないが値下げしたのか、ランチ割引なのか。。 時代の嗜好に完全に逆行しているこの店はいろんな意味で天然記念物のようである。ご飯も釜炊きですべて丁寧な手仕事。。誰か修業に行って跡を継ぐものが出てくることを祈る。。頑張れたこ竹。。大阪を代表する食文化の継承の為に。。。 大阪府大阪市中央区松屋町住吉3-8 11:00~19:30 定休日 木曜、第二金曜らしい


カテゴリー 谷町六丁目, 寿司 |