天神橋筋六丁目

石臼挽き手打ち蕎麦 八 10月

昨年の11月にオープンした表記の手打ちそば店を1年ぶりに訪問。大阪メトロ・阪急千里線「天神橋筋六丁目駅」から徒歩約3分の場所に位置する。
昼は手打ち蕎麦で、夜は蕎麦居酒屋として営業。

こちらのお蕎麦は大阪 讃岐うどんのレジェンドである「き田たけうどん」の木田氏が監修。特殊な技術を用いて扱いの難しい十割蕎麦が非熟練者でも作れるようにしたという画期的なものとなっている。

メニューも多彩でシーズナルメニューや「しらす丼」などが一緒になったセットメニューなどもありメニューを見ているだけで楽しい。今回はオススメの鱧の天ぷらと数種類のキノコがたくさん入った蕎麦1100円を所望する。

しばらくして着丼。キノコのエキスが入った出汁は予想通りの美味しさ。塩分は控えめで喉にストンと落ちる優しい味わい。蕎麦は私の記憶にある十割のものと全く同じ味わい。香りも良くて味わいも本物。値付けも優しくて専門店の半額くらいとなっている。変な敷居の高さもなくて美味しいものが適正な価格で味わえるいいお店です。鱧も天ぷらもふわふわで添えられた梅肉を少しつけていただくととても贅沢な味わいになる。

すぐ隣にコインパーキングあり。いいお店です。。

過去の記事はこちら

北区菅栄町13-9
電話番号:06-6809-1558
営業時間:11:30~14:30、蕎麦居酒屋17:00~21:00

 


カテゴリー 天神橋筋六丁目, 蕎麦 |

杜氏屋 

天神橋筋6丁目にある表記の日本酒専門店を訪問。もっと詳しく言えば純米酒の専門店でかなりこだわりの強いお店。天五中崎商店街の外れにあり有名なカレー店の隣に位置する。

店内はL字のカウンターでお酒は好みを伝えたらチョイスしてくれる仕組み。食事メニューは黒板に書かれたものを選ぶ。

「どのようなお酒がありますか?」→「うちは純米酒だけしか取り扱っていないんです」→「オススメは?」→「どんなタイプがお好きですか?」
という風に進んでいき数銘柄の酒瓶が目の前に出される仕組み。

日本酒の造詣はかなり深く日本酒に関する本も書かれていて、この日もお酒の製法や米や酵母の種類など詳しく説明してくれる。その横にいる調理担当のご主人は全く喋らない。。話しかけても一言返すだけで常連以外には塩対応。

この日いただいた料理は締め鯖、漬物(古漬け)、白菜と鱧の炊いたもの。

日本酒は5種類いただく。最初にいただいた「寧音」は低アルコール(13度)でグレープフルーツのような香りで美味しくて飲みやすい。その他のも階段を上がるように少しずつしっかりした味わいのものをたらふくいただく。

常連率がかなり高く敷居が高い感があるけど日本酒好きの方ならたまらない店だと思います。

HPはこちら

大阪市北区黒崎町7-1
16時〜23時

 

杜氏屋バー / 天神橋筋六丁目駅天満駅中崎町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 天神橋筋六丁目, 和食, 居酒屋 |

山はしる 9月

天神橋筋六丁目の表記の焼き鳥店をカンボジア在住の友人と訪問。普段は数ヶ月先まで予約でいっぱいなんだけど急遽キャンセルがあったということで今回伺うことができた。

店の場所は天神橋筋6丁目駅12番出口から徒歩1分の中崎商店街を入ったところの「うまい屋」のたこ焼き屋の前に位置する。看板など店名を表記するものは一切ないので全く存在がわからない。高級和食店のような設えのカウンター8席のみの完全紹介制のシステム。最近は焼き鳥はこちらの店だけしか行かなくなった。界隈では最も美味しいと思う店。

この日は18時の1回転目に入店。一斉スタートでコース8000円のみ。貸切だと色々なスタイルで誂えをしていただける。

お酒はシャンパンや高級ワインやこだわりの日本酒が揃う。店名通り、朝挽きの丸地鶏を中心に山から見える季節の素材を使用する。

コースは鶏だけ(鶏ガラ20羽使用とのこと)で取った出汁に鮪節を合わせた吸い物からスタート。具は刻んだ松茸。いつも通り雑味のないストレートな味わい。続いてもちもち食感の胸肉の刺身にイタリア産のキャビアを乗せたもの。生肝を食塩と胡麻油をベースにしたソースと生野菜を合わせたもの。丁寧に包丁を入れて花が咲いたように焼き上げる砂ずりはシルキーな食感。その後、ぼんじり、ハートと続く。どれもしっかりと火入れされているんだけどジューシーな仕上がりでパサつきは全くない。

こちらのお店のご主人は人生の半分以上イタリアや香港などの外国で過ごされておられ、焼き鳥店で修行はされたことはないとのこと。しっかりと科学と論理を用いて素材と味わいの分析を重ねられ、他店で見ない火入れの方法や鶏の下ごしらえなどを自身で考えられた。焼き上がりの鶏の水分量や独特の食感は今まで経験したことがないものでいつも感心する。

こちらのお店のスペシャリティのモモ焼きは塊で優しく焼きながらなんども冷たい水につけて余熱で芯温が上がらないように時間をかける(約25分)。最後に皮を外して一口にカットされて供される。地鶏であることが嘘のようなジューシーな柔らかさで旨味とコクは比類のない美味しさ。

熊本産の八代オクラ、岡山県の吉田牧場製のカチャカバロの磯辺焼きはミルクの風味が秀逸。せせり焼、自家製熟成ウスターソースの味わい豊かなチキンカツ、鶏節をたっぷり使った雑炊、旬のシャインマスカットでフィニッシュ。素材の良さと焼きの確かさもさながら美味しく食べてもらおうという気持ちが伝わる内容にいつも感激する。

10月からは北イタリア産の白トリュフが直輸入で入荷。焼き鳥にかけて香りを楽しみながらのシャンパンは最高です。予約の敷居は高いけどオススメのお店です。

過去の山はしるはこちら

大阪市北区浪花町5-2


カテゴリー 天神橋筋六丁目, やきとり |