スタンドアサヒ 8月【大阪市 南田辺】

長居公園でランニングをしたあと友人と三人で普段ヘビーユースする表記の居酒屋を訪問。大阪の居酒屋好きのなかでは有名な店で雑誌やテレビなどでよく紹介される現在の大阪居酒屋部門の最高峰と言われる店。地元の客はアサヒスタンドと呼ぶ。場所は南田辺駅前。

夜の9時半を過ぎると客が引き出すのでメニューに売り切れはあるがこの時間帯がお薦め。店の壁にはメニューとともにアサヒビールからの表彰状が飾られる。昭和60年に創業50周年でもらったとあるので創業80年とは何とも驚きのレジェンド店。阿倍野キューズモールに入る明治屋さんが創業1939年なのでこちらの方が歴史があることがわかる。

いつものように最初は生ビールを所望する。スーパードライではなく熟選というもの。コクがあってかなり美味しい。

2015-08-07 21.38.48

女将さんの久美子さんが「いつものように小鉢3ついっとくね〜!」と言うことで小鉢と呼ばれる炊き合わせが登場。鱧の子といたや貝、カボチャと茄子の炊きあわせ。。どれもがしんみりした味加減でとても美味しい。季節やその日の仕入れで内容が変わる小鉢はほとんどの客が注文するマストアイテム。

2015-08-07 21.39.32

小芋は250円。出汁がしっかり効いてかなり美味しい。振り柚子をしているのも嬉しい。ちゃんとした食材を丁寧に手作りしているのに低価格を守る矜持に敬服する。

2015-08-07 21.41.13

久美子さんが「とりあえず生ずしいれときましょか〜!」というので「お願いします〜!!」と返事。同じようにすべての客に声をかけまくる。メニューは客に合わせて選んでいる。性別、年齢、常連か否か、大阪人か地方の客か(こちらは出張族が多い)などありとあらゆることを的確に判断して店の人気メニューを中心に勧めてくれる。ちなみに生ずしは300円。おからをまぶしたものは「からまぶし」といってこの店のスペシャリティー。

客を名前で呼んで「いつもの入れときましょか〜!」となる。「えんど豆よう炊けてますけど〜!」 「焼き鳥まだありますけど〜!」(いつも早く売り切れるため)など畳み掛けるトークにほとんどの客は「宜しくお願いします〜」とお任せ状態になる。

2015-08-07 21.41.10

この時期はいつも「冷や奴」を頂く。大豆の味がしっかりわかる上質なもの。普通のものが普通以上に美味しい。店内のカウンタ−の真っ赤な肘掛けがとてもいい。本来カウンタ−とは肘をつく場所ではないので昔の立ち飲み店のカウンタ−にはこういった肘掛けをよく見かけた。

たまに注文間違いがあったりすると隣の客が「それこっちでもらっとくわ〜」となるいわゆる人情酒場。久美子さんはあらゆる客に声をかけるが長話と深い話はしない。特別愛想もふらず淡々と仕事をこなす。ひとり客が来ると「ちょっと詰めてください!」と強い口調で言われる。

たまに堂々と聞こえるように思ったことをはっきり言われるのも面白い。こういった大阪のおばちゃん的な接客は苦手な人は苦手であろう。「私は一回も嫁に行った事ないいかずごけやねん〜」「ブッサイクに生まれて嫌になるわ〜」とその日も私の友人相手に語っていた・・・

2015-08-07 21.41.16

活鱧の落としも他の店のほぼ半額の値段。しっかりとした身で湯がいていても脂の甘さを感じる。調理場にいる久美子さんのお兄さんもいい仕事をする。元アサヒビール社員の高齢の店主もほとんど店にいらっしゃることが多い。

2015-08-07 21.48.48

好物の海老フライ800円を所望する。加水していない大きな海老が登場。まさにここは名店中の名店である。しこたま飲んで食べて3人で6000円の支払いでした・・・なんか間違ってないかと思うような値段なり。

大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

大阪市 南田辺 居酒屋

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 住吉公園】 【大阪市 北加賀屋】

親の初盆の食事を私どもの経営する表記の店で行なう。お昼なので簡単な松花堂弁当4000円をリクエスト。

2015-08-05 13.02.00

右上の桝には鱧の子の炊いたもの、ほおずきに入ったチーズ玉子、蛸の柔らか煮、さつま芋のレモン煮、笹に包まれた小鯛寿司。炊きあわせは旬のイサキの煮物、茄子田舎煮、高野豆腐、姫おくら、信太巻などシンプルであるが手の込んだ仕事。

焼き物は旬の鱸の蓼焼き、酢茗荷と黄身を鋳込んだ蓮根があしらえ。酢の物は煮鮑に蓮芋とプチトマトの甘酢和え、海苔を寒天で固めたものなど

2015-08-05 13.42.13

造りは鱧、剣先烏賊、熟成させた鯒(こち)。揚げ物は活車エビ、水茄子とうもろこし、枝豆の天ぷら。釜炊きご飯と卵豆腐と葛寄せ。デセールはシンプルにオレンジとキウイのマンゴーピューレ掛け。いい食材と丁寧な仕事でした。

詳しくはこちら http://www.nori-kaiseki.jp

大阪市 住吉公園大阪市 北加賀屋 和食

すし豊 8月【大阪市 松虫】

ランニングの帰りに旧友と松虫にあるヘビーユースする寿司店訪問。どういうわけか何度来ても食べ飽きない・・・
ビールで乾杯をして突き出しは葛と蓴菜と馬糞雲丹を旨酢にていただく。

IMG_9906

大阪湾の烏賊なんだけど剣先じゃなくてハリ烏賊でもない初めて効く名前の烏賊。熟成させてあるのかむっちりとした味わいがとてもいい。ネタとシャリの間に黒胡麻が入る。コハダは1枚漬け。しっかりと締められてこれはこれでとても美味しい。白鹿の冷酒とともに頂く。天然鯛は思ったよりも脂があるのにビックリ。シャコはしっかりと煮込まれて卵と白子と両方を半分ずつ味わえるという趣向。

IMG_9907

紅白になった蕪寿司は中は締められたヒラマサが鋳込まれている。最初は甘酸っぱい蕪の味がして噛み締めるとヒラマサの旨味が口いっぱいに広がる。更に咀嚼していると唐辛子の辛さがあとから登場。店主はこれを味の三段ロケットと呼ぶ。

軽く炙られたカンパチは脂の焦げたところが香ばしい。鱧も旬真っ盛りで大振りのシラサエビは甘くてとても美味しい。

IMG_9908

続いておろし生姜がのせられた鯖の漬け、平目のエンガワ、お店で一番柔らかいネタの蒸し鮑、一番固いネタのイクラと続く。

IMG_9909

前菜の葛と蓴菜と雲丹はビジュアルだけで暑気払いとなる。琵琶湖に流れ込む川で獲れる鮎は目の前の水槽で泳いでいるものを店主が網ですくってくれてそのまま油の中行きとなる。黒松白鹿のちょっとええ冷酒とともにしっかりと締めた鯵の手巻寿司を頂く。これはベストマリアージュなり。。すっきりとした爽やかな口当たりと旨すぎない飲み口が個人的にも好み。

IMG_9910

いつもと同様に「口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながら供される大阪湾の煮穴子はふわふわでスフレのような食感。提供されてから15秒以内に口に入れなければならない。脂がのりまくって今が最高に美味しい時期。塩でいただくと甘味が強調されてとても美味しい。

軽く炙られて提供される烏賊の印籠はこの店のオリジナル。ヤリイカを使用する江戸前の古い仕事。烏賊の胴体とシャリの間に白子が入り、両端はイカの卵が入っていてレアに火入れされて甘味を増した身と卵のプチプチした食感と白子の滋味が合わさるこちらのご主人のスペシャリティー。ご主人のお人柄もよくて価格もリーズナブル。いい店です・・

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 松虫 寿司