大阪市

すし寛 9月【大阪市 動物園前】

前回、正月のえべっさんの帰り以来、久しぶりに表記の店に友人と訪問する。創業60年を超えるの地元に根ざす大衆高級寿司店。場所は動物園前駅2番ホームを出て商店街を南に5分歩いたところ。この辺りは観光客も少なく独特の空気が漂う中で行きつけの中国人ガールズバーなどを冷やかしながら店に向かう。

カウンターと小上がり2つの小さな店なんだけど季節のありとあらゆる魚が揃っていてつい刺身や酒の肴ばかりいただきすぎて寿司までたどり着けないことも多い。

この日は5時半の入店だけどお店は満席。大将含めて調理師3名で注文を捌きまくる。接客は奥さんとお母さんの家族経営。夕方から閉店までずっと満席が続く。

まずは焼酎の水割りとともに仔蛸の煮付けを所望。好物のトコブシはこの日は入荷なし。

水槽で泳ぐオコゼと目があったので姿造りにしてもらう。刺身にされてもピクピク動く顔を眺めながら洗いにした身をポン酢でいただく。脂もしっかりとあって上品な甘みに悩殺される。日本酒を追加して楽しむ。。。肝と皮と腸も一緒にネギポン酢で供される。アラは味噌汁。。気絶するほど美味しい。。。

「背びれには毒がありますよ〜」とわざわざ説明に来られる職人さん。。

続いてナガスクジラの尾の身の作り。カボスを絞って生姜醤油で茗荷とともにいただく。鯨独特の臭みや癖は全くない。咀嚼すると上品な甘い脂が肉の間から染み出しながらジュワッと肉部分が溶けてなくなる。。なんとも言えない美味しさに日本酒が進みまくる。

鰻の白焼きはわさび醤油で供される。皮目はカリカリで身はジューシー。。

寿司はいくらと剣先烏賊を所望する。

いつもお願いするきゅうり巻きの上に雲丹をてんこ盛りにしてもらう。淡路島の雲丹と北海道の雲丹の食べ比べ。。とても贅沢なり。。締めは焼きたての出汁巻を熱々握りでいただく。これだけ頂いてお酒も込みで2人で1万円。。安すぎないかと女将さんに問えば「うちはすし寛ですから・・」との応え。そりゃ繁盛するわな。

帰りに商店街の一角でりんごゼリー10円、磁気ブレスレット200円、ピーナッツお菓子30円での販売があった。。どんな仕入れしているのか不思議。。

過去のすし寛はこちら

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休

大阪市 動物園前 寿司

竜田屋 9月【大阪市 難波】

休みの日の昼に千日前の表記の店を訪問。外国人だらけの雑踏を抜けて入店。こちらの店は朝から夜中まで通し営業をしているので様々な使い方ができる。訪日客も多いけど年配の常連が大半。入り口にたくさんの手作りされたおかずが並ぶ食堂形式で好きなものを好きなだけ選んでいただくことができる。定期的にオススメの料理も代わってそれをいただくも楽しみ。

お客もスタッフもシニア層が多いのが特徴。。注文の通し間違いが多いので注意。店前にシニア調理師の募集の張り紙もあった。。

いつもいただく惣菜でハイボールを飲みまくる。茄子の田舎煮、絶妙な味わいのホルモン炒め。卵焼きと焼き明太子、鱧の落としなど。。

1階の入り口あたりはカウンターと吉本の芸人さんの色紙だらけのテーブル席で奥は日活の古いポスターが壁に貼られた日活テーブル席(私が名付けた・・・)。2階はしっとりした半個室仕様でゆっくりと食事が出来る感じ。今回は日活テーブル席に通していただく。

新作オススメ料理の海老の卵とじ。大きなサイズの開いた海老のカツを炒めた玉ねぎと一緒に卵でとじたもの。甘辛くてなんとも言えない懐かしい味わい。

大きな生のホタテを使ったバター焼き。。2時間くらい飲んで食べてを繰り返してそのままりらくマッサージに向かう日曜日の午後・・・

過去の竜田屋はこちら

大阪市中央区難波千日前11−24
06−6632−4788
営業時間:AM7:30~AM2:00
定休日:なし

大阪市 難波 居酒屋

Il Povero Diavolo/イル ポーベロ ディアヴォロ【大阪市 大国町】

大国町の木津卸売市場横にある表記のイタリアンレストランで友人と会食。私が個人的に最も好きで美味しいと思うイタリアンレストラン。

木津市場で仕入れる新鮮な魚介を使用し、和のテイストを加えながら羽田シェフならではの独創的な世界観のある唯一無二の料理を提供する。最近は辻調理師学校の講師もされていると聞き及ぶ。今回もお任せコースをワインペアリングでお願いする。

一皿目はモズクガニの身と味噌に焼きなすとそのピューレをかけたもの。あしらえにはイチジクが添えられる。最初からパンチのある料理登場。全てをかき混ぜていただくととても複雑でシャンペンとの相性のいいスターターとなる。

続いては秋鮭を叩いて軽く炙ったもの。生の黄人参とヘーゼルナッツが添えられる。人参のソースに魚介の出汁を合わせたものが敷かれる。これはイタリアのシャルドネと一緒に供される。

今回のペアリングでいただいたワイン。(別途シャンペンあり)

バターソースの泡に隠れているのが絶妙に火入れされた鰯と新蓮根、フォカッチャを合わせた一皿。これはブルゴニュのピノ・ノワールと合わせられる。

 

名残のメイチ鯛と柔らかく炊き込んだバイ貝にエリンギやシメジなどのきのこを添えたもの。魚や貝の出汁にきのこのエキスが混ざりなんとも言えない旨味が醸し出される。この料理はピエモンテを合わせる。

心臓が止まりそうなくらい美味しいと感じたイクラとミツバのリゾット。イクラは鮭で作った魚醤でマリネしたもの。米はトマトの上澄みコンソメで炊き上げるので味の加減が深淵である。

金目鯛のソテーの火入れは完璧。酸味のあるスモモのピューレとパプリカのマリネが添えられる。香味野菜を煮詰めたソースとスモモのピューレを合わせると味が大きく変化。

子持ち鮎のパスタはコリンキ(生で食せる南瓜)と鮎の卵を魚醤にしたものも合わせられる。

さらにもう一品作っていただいたのは的鯛のソテーに生湯葉と山芋のマリネを添えたもの。百合根のピューレと魚のソースでいただく。食べ口はとても軽い。。。

走りの梨のシャーベット。。

スペシャリティのチョコ&ココナッツ。お腹いっぱいはともかく次から次に繰り出される羽田マジックに心も満たされました。常人には作れない卓越した発想と技術に敬服。サービスも丁寧でゆっくりと食事できました。。コストパフォーマンスも抜群です。。。

過去のディアポロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

Il Povero Diavoloイタリアン / 今宮戎駅大国町駅恵美須町駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 大国町 イタリアン