大阪市

オオサカ堂 10月【大阪市 松虫】

最近ヘビーユースする大阪産の食材にこだわりまくる表記の店を訪問する。
カウンター10席だけの低価格のお店なんだけど食材の確かさと丁寧な仕事で料理がとても美味しいので月1で通っている。

阪堺電車の上町線東天下茶屋駅徒歩3分、阿倍野筋松虫交差点南20mに位置する。

メニューは箱作漁港から直送の鮮魚、大阪もんの野菜料理、焼き物、揚げ物、ご飯ものに分かれる。その中でも梅酒を漬けた後の梅を餌にした大阪梅ビーフ、泉佐野の犬鳴ポーク、松原の河内鴨、富田林のなにわワイン卵を使った料理が中心。 

まずは箱作漁港直送の魚介盛り合わせ880円は柔らかくボイルされた蛸、新烏賊、鯛昆布締め、鰺きずし、鱧湯引きの5種盛り。どれもワンランク上の味わい。

シャコの塩茹で580円も小ぶりながら美味しい。しがみながらチョーヤの梅酒と一緒にいただく。

犬鳴きポークのバラ肉をさっと火入れしてポン酢をかけたもの480円を所望する。あっさりしてとても食べやすい。

天然鯛のあら炊き680円も価格以上の美味しさ。新鮮なので身が爆ぜてプリンプリンのシコシコ。。

口直しに水ナス280円を生食で。。どれもがエッというような値付けで財布に優しい。。この他にも自野菜を使った料理や紅ショウガの天ぷら、サメのフライ、大阪梅ビーフの串カツ、河内鴨の塩ユッケ、岸和田産釜揚げしらす丼、チキンラーメンなど大阪ラブなメニューがいっぱい。いいお店です・・・・

帰りは北畠のバーでひと休み。。。

阪堺電車の車内で見かけた生まれ年のチンチン電車の写真。つい見入ってしまった。。

過去のオオサカ堂はこちら

大阪市阿倍野区阿倍野元町4-9
tel:0677108002
営業時間 17:00~23:00(LO22:30)
定休日 水曜

大阪市 松虫 居酒屋

墨や 9月【大阪市 難波】

現在大阪で最も予約困難と言われている表記の寿司店を貸切で訪問。台風雨の後の時化で名物の烏賊は入荷なし。しかしながら店主のノリちゃんはそれに代わる内容のものを一所懸命作っていただける。。あてと寿司をいただいて3000円という破格の値付けにいつもびっくり。。6席しかない店で2回転なので1日12名のみが入店できる。

帰りに次回の予約を取って帰る客がほとんどなのでますます新規客の予約は取れなくなる。年内は満席でそれ以降の予約もまだ取っていないとのこと。

バイ貝の煮付け。。。天然河豚の芽ネギ巻きと皮。梅肉の入った醤油で供される。続いて鰆とほっき貝の刺身。。

鰆の塩焼きも突き抜けた美味しさ。。焼酎が進みまくる。。

イカゲソの梅肉和え、枝豆の出汁漬け、骨切りした鱧の炙り。。

寿司の扉は細かく包丁目を入れた剣先烏賊から。シャリにはイカ墨が混ぜられている。。続いて明石の鯛。鰺、鰆、小肌、柔らかく炊き込まれた身厚の穴子、鯖棒寿司と続く。

安すぎて申し訳なくなるほどのコスパ。。思いっきりお酒をいただいて一人5000円でした。店を出た後はいつものようにカラオケスナックとゲイバーをはしご・・・

 

大阪市 難波 寿司

清粥小菜 明 9月【大阪市 江坂】

江坂にある表記の中国料理店を友人と久しぶりに訪問。シェフ前のカウンター席でお任せコースを所望する。お店は大きな通りから外れたところにあり現在は全く看板も何もない状態での営業。ご主人とアシスタント、ソムリエのサービス君の3人で営む。

まずは本日のメイン素材の巨大な雄のワタリガニのプレゼンテーションから。これを目の前でさばいて炭火でこんがりと焼き上げる。蟹の焼きあがる香りもご馳走。焼きあがった身を解していただき名物の粥と一緒にいただく。まずはお腹を温めてから食事をスタートさせるという粋な計らい。

続いては津村の河内鴨を使った北京ダック。数日かけて丁寧に焼き上げると言っていた。片方は皮だけ使って胡瓜や葱、味噌を一緒に荷葉餅に包んでいただき、もう一方は骨つきの肉と一緒に梅肉と生姜の入った甘いソースでいただく。カットしていただいたのがモモ部分で味わいがとても深い。

北京ダックには辛口のシャンペンを合わせる。。

接客をしながらのシェフの鮮やかなフライパンさばきは迫力満点。丁寧でかつ手早さに見とれてしまう。

自家製点心は焼売、キャベツ餃子、餅米焼売、ホワイトコーンの餃子の4種盛り。

この日のお楽しみの一つの紹興酒に漬け込んだ上海蟹。まずは甲羅に入った蟹味噌をスプーンでいただく。濃厚で甘くてしかもスッキリした後味。続いて甲羅に冷えた硬めのご飯を入れて味噌と混ぜていただく。。最後にカニの身を歯でしがみながらチューチュー音を立てて食す。あまりにも美味しすぎて呆然となる。。

紹興酒の入れ物はオールドバカラ。。

蟹の甲羅を器に見立てたもの。「甲羅返し」という日本料理の技法。ビーフンに蟹の身を混ぜて天盛りにたっぷりのハイブリッドのキャビアと穂紫蘇。。キャビアの塩気でビーフンをいただくという趣向。

こちらの店のシグニチャーメニューのフカヒレ料理。小麦粉をつけた巨大なヒレをしっかりと焼き込んで腐乳や辣油のような調味料を後からかけてかき回して軽く煮込んで供される。繊維一本一本にスペシャルなソースが絡んでなんとも表現できないくらい味わい深くて、独特の辛味もあって最高のフカヒレ料理と個人的には思う。。訪問するたびにバージョンが上がっていくのも楽しみ。

水餃子にチーズと走りのイタリア製の白トリュフをたっぷりとかけたもの。まるでイタリア料理のラビオリを思わせる。。

青椒肉絲なんだけど野菜だけ最初に仕上げて後から肉を足してバーナーで炙ってレアに火入れして仕上げる。熊本産のA5の肉を使用。。美味しくないわけがない。。。

北海 仙鳳趾産の巨大な牡蠣を使った料理。下に卵を敷いてボイルした牡蠣に葱油をかけていただく。生食のような食感だけどしっかりと火が入っている。

最後はワタリガニの身と信州産の松茸だけを贅沢に使った中華丼。これほどの量の蟹と松茸をたくさん食べた記憶がない。

最初のデザートは三不粘(サンプーチャン)。皿、さじ、歯につかないところから命名されたという中国の幻のデザート。卵とデンプンと水と砂糖で作る。合わせたものをしばらくフライパンの上で乳化させるために叩きまくる。。食すとカスタードのような味わい。もちもちしているのに、さらっとしていて粘着質ではないという不思議な感じ。

本場の中国でもこれを作れる料理人は稀有と言われている。

杏仁豆腐とエッグタルトでフィニッシュ。。お腹もいっぱい・・・・心も豊かになります。。。支払いは一人5諭吉。(料理のみ)

吹田市江坂町1-21-39
06-4861-7228

大阪市 江坂 中華料理