和食

杜氏屋 【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋筋6丁目にある表記の日本酒専門店を訪問。もっと詳しく言えば純米酒の専門店でかなりこだわりの強いお店。天五中崎商店街の外れにあり有名なカレー店の隣に位置する。

店内はL字のカウンターでお酒は好みを伝えたらチョイスしてくれる仕組み。食事メニューは黒板に書かれたものを選ぶ。

「どのようなお酒がありますか?」→「うちは純米酒だけしか取り扱っていないんです」→「オススメは?」→「どんなタイプがお好きですか?」
という風に進んでいき数銘柄の酒瓶が目の前に出される仕組み。

日本酒の造詣はかなり深く日本酒に関する本も書かれていて、この日もお酒の製法や米や酵母の種類など詳しく説明してくれる。その横にいる調理担当のご主人は全く喋らない。。話しかけても一言返すだけで常連以外には塩対応。

この日いただいた料理は締め鯖、漬物(古漬け)、白菜と鱧の炊いたもの。

日本酒は5種類いただく。最初にいただいた「寧音」は低アルコール(13度)でグレープフルーツのような香りで美味しくて飲みやすい。その他のも階段を上がるように少しずつしっかりした味わいのものをたらふくいただく。

常連率がかなり高く敷居が高い感があるけど日本酒好きの方ならたまらない店だと思います。

HPはこちら

大阪市北区黒崎町7-1
16時〜23時

 

杜氏屋バー / 天神橋筋六丁目駅天満駅中崎町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 天神橋筋六丁目 和食居酒屋

山里料理 まえ川

私どものお店でおせち料理の栗きんとんに使用する栗を買いに丹波篠山を訪問。価格高騰の折、なんとか300kgを事前予約する。界隈を散策した後、地元の友人イチオシの表記の和食店をランチタイムに訪問。150年前の古民家を改装した風情のある店舗はかなりかっこいい。入り口付近は店主の仕事を見ながら食事ができるカウンター席、そのほかに個室仕様の部屋が4つ。今回は個室テーブル席に案内いただく。

地元出身の若き店主は料理人修行のため一度篠山を離れて京都・大阪の名店で修行。今回は地元の食材をふんだんに使った篠山料理のコース5000円を所望する。

前菜は手作りした木片の器に盛り込まれる。柔らかく炊いた地元産のぶどう豆とその練り物、おからとコリンキー(洋かぼちゃ)を合わせたもの、ひじきの山椒煮、鰯の柔らか煮、おくらと梅肉。これだけど上質な料理を提供するお店であることがわかる。

お酒も地元の清酒を中心に料理にあったものをたくさん取り揃えられている。この日は丹波産のスパークリングを所望する。国産ぶどうを使い、酸化防止剤を使用しない生詰無濾過タイプ。ほんのり濁ったビジュアルも美味しそう。

低温調理した鹿肉のロースト。ジューシーでパサつきは全くない。イチジクのソースと柿が美しく絵を描いたように盛り込まれる。トマトピクルス、黒豆塩なども秀逸

薄味で柔らかく炊いた鰊と焼椎茸、木耳、糸瓜に和風餡をかけたもの。器はほとんどのものが地元の丹波立杭焼きの作家物を使用。

しめ鯖は絶妙の締め具合。最近よく見かける癖が残る半生レアなものとは一線を画す。あしらえは大根、冬瓜の酒盗漬け、ピーマン。地味な料理だけどびっくりするくらい美味しかった。

厨房の真ん中に鎮座する大きな炭火焼台では猪、鹿などのジビエや旬の魚が焼きこまれる。ジビエを解体する場所もあるとのこと。この日はパリッと焼き込んだ赤鶏のモモ肉と低温調理された胸肉のハム。あしらえには小芋のマッシュ、きんぴら、蕨塩、自家製柚子胡椒、塩柚子、ピーマンソースなど。

食事は釜炊き丹波産の天日干しのコシヒカリと黒豆味噌の汁。圧巻の漬物盛り合わせは「高菜・胡瓜・茄子・干し大根・赤カブ・さや大根・菊芋・隠元」。艶々のご飯は店主の自家栽培。

最後の甘味は写真撮り忘れで赤紫蘇のムース、ポポの実と押し麦を合わせたもの。久しぶりに美味しい和食をいただいた気がした。次回は夜に訪問予定。わざわざ訪問する価値のある佳店。帰りに兵庫陶芸美術館でルネラリック展があったので立ち寄ってから帰阪。

お店のHPはこちら

丹波篠山市立町93
050-5457-5386

まえ川日本料理 / 篠山市その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 兵庫県

料理屋 稲家 9月【大阪市 梅田/JR大阪】

毎月定期訪問している北新地の表記の和食店を友人と訪問。グルメビルと言われるステーキロンが入っている北新地プレイスビルの7階に位置する。各店舗の料理スタートが6時なので時分時になるとエレベーターが大混雑の渋滞となるのはいつ見ても面白い。その中にいつも知り合いを一人くらい見つけるのも興味深い。

向井理そっくりの35歳のイケメン稲家店主の料理所作を見ながら、また軽口を交わしながらの食事はとても楽しい。場所柄もあり食事中はいつも賑やかな感じ。

毎月献立の変わるコースは18000円(税・サ別)。お酒を含む支払いは一人30000円くらい。苦手な食材はあらかじめ申し上げておくと配慮いただける。

座付は胡桃豆腐から。さっぱりとした味わいで特にどおってことはない。

続いて日月の大きな煮物椀には菊花を混ぜ込んだ帆立貝柱の真薯と大量の松茸。。今年初めての松茸の美味しさに感動。

刺身は鮪の漬け。。

鮪の苦手な私には「ボタン海老の漬け」を提供いただく。小さな心遣いが嬉しい。

焼肴は伝助穴子の幽庵焼き。あしらえに梨の甘酢漬けと新銀杏。少し味噌が入った幽庵地がとても美味しい。

小休止の炊き合わせは小芋、南京、大オクラ、白芋茎、生の落花生など。

蓋物で旬の賀茂茄子とフカヒレ。綺麗に戻して丁寧に炊き込んだフカヒレはとても上質で美味しい。

出会いものの鱧と松茸のフライ。

河内鴨と奈良産の無花果。分厚くカットされた鴨は綺麗に包丁がしてありとても食べやすい。無花果ともいい相性。

食事はの最初はアルデンテの炊きたてご飯、続いては焼き鯖と大根おろしと青菜のご飯、最後は牛肉のしぐれ丼でフィニッシュ。

巨峰が入ったフルーツ大福も食べ応えあり。このあたりで時間は20時。お店の同伴に合わせた時間配分に敬服。皆が一斉に帰る中でゆっくりと残ったお酒を楽しむ。

この日いただいたお酒はこちらの2種類。好みを理解いただいているのでいつも美味しくいただける。ごy馳走様でした。。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177

大阪市 梅田/JR大阪 和食