ラポンヌターシュ【大阪市 北浜】 【大阪市 南森町】 【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 西天満】

北区西天満の老松通りを北に入ったところで裁判所の裏側の最近出来た「老松 喜多川」、「イザイ」、「ピ グレコ」などの美食エリアにあるカウンター8席のフレンチレストラン。

食後のワインだけを頂きに遅掛けに訪問。東京三田にあるフレンチオブフレンチのコートドールでみっちり修行をした田村シェフのお店はシンプル&スタイリッシュ。ライブ感あるオープンキッチンなんだけど火口やオーブンもクラシカル仕様。

いまやどこの店にもあるスチームオーブンも使わない。お店はすべてシェフひとりでまわされる。

2014-06-11 21.05.35

ワインはブルゴーニュのピノノワールを所望。いつも同じものを頂くので好みがわかってらっしゃるのがありがたい。彼の師匠のコートドールの斉須さんといえばパリのランブロワジーを作り上げた方としてフランス料理界では知らない人がないくらい有名。古典的なフレンチを日本に持ってきたレジェンド的存在。

2014-06-11 21.10.20

名物の「赤ピーマンのムース」を所望する。料理を提供する田村シェフの所作はゆったりとしながらもテキパキして無駄がなく流れるよう。この伝説系の料理はディスイズコートドールと呼ばれるスペシャリテの再現。

クリームをいっぱい使っているので口当たりはふんわりして、まったりなめらかでコクがある。赤ピーマンのクセも少し感じられて敷いてあるトマトのソースの酸味がバランスよくて泣けるくらいいい。口に入れた瞬間に味がプワーっと膨らむ。

田村シェフはコートドールで前菜担当もしていたのでこの料理はコートドールそのもの。

2014-06-11 21.19.10

胡桃の入った人参のサラダはオレンジの皮の擂り下ろしとオリーブオイルで仕上げる。食感もよくてとっても爽やかな後味。

すべての料理が斎須シェフのスペシャリティーかその本質部分の再構築料理でメインディッシュのコラーゲンたっぷりのエイのバターソテーやソースがぎらぎら光る牛ほほ肉の赤ワイン煮は一見どこにもありそうな料理なんだけどどこにもない他店とは一線を画した仕上がりとなる。一言で言えば一見野暮なんだけどとっても美味しい料理である。

敬愛する帝塚山のビストロエピスの奥野シェフ同様にクラッシック料理の技法をきちんと身に付けているシェフは現在希有でありそれを変化させずに伝承する価値を世に生み出し続けているということについて敬意を表する。

2014-06-11 22.42.31

今年36才の田村シェフは結婚相手募集中。。温かい家庭を作りたいんだって。本人はとてもシャイで優しい方なのでいい方いたら釣書と共にペロペロのりちゃん宛に連絡ください。。ちゃんとご紹介しますね(^0-)-☆

大阪市北区西天満4-1-8
06-6312-1777
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜日

大阪市 北浜大阪市 南森町大阪市 梅田/JR大阪大阪市 西天満 フレンチ

雲鶴【大阪市 南森町】 【大阪市 天満橋】 【大阪市 桜ノ宮】

天満橋にある完全予約制の表記の懐石料理店で会食。カウンター3席のみの特等席を貸し切りにさせていただきゆっくりとお任せの食事を頂く。谷町筋の2筋東にある小さな看板が目印のひっそりしたファザード。知り合いの紹介で予約を取ってもらった。

2014-04-23 11.38.00

ビールで乾杯をして先付けの翡翠茄子。。いわゆる焼き茄子状態で綺麗に皮をむいてお浸しにする。塩分控えめでとても上品な塩梅。とろろ芋をかけて上質の雲丹がのっかってかなり美味しい。とろろの紫の部分はなすの皮を使っていると言っておられた。

2014-04-23 11.47.32

煮物椀は帰りに頂いたパンフレットに最高級の北海道産の昆布と枕崎の一本釣りの本枯れ節をその都度削る鰹節を使用との事。ご主人の流れるようでかつ丁寧な所作はとても美しい。

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お椀も上質な漆でとても美しい。蓋を取ると綺麗な絹揚げと旬のアブラメの葛打ち。上質な魚の脂も相まってとてもいい真昆布の出汁が身体に沁み渡る。

2014-04-23 11.57.43

旨味がありながら雑味のない透き通るような出汁は最近の大阪の和食店ではあまり見かける事も少なくなった。
この日の向付けは鰹の焼き霜作りだったんだけど私が赤身が苦手なので淡路島の天然鯛に変更いただいた。

2014-04-23 12.06.12

魚を噛み締めるとほんのりと昆布の味がする。。こんな鯛は初めて食した。淡路島周辺が漁の最盛期で一番たくさん鯛が捕れて一番おいしい時期という事をニュースで見た。しかしこんなに味がある鯛は久しぶりである。

2014-04-23 12.22.18

八寸と言うか強肴として右上は里芋、南京、春大根の炊きあわせ。どれもが完璧な仕上がり。しんみりとした味加減は素材の良さだけではなくかなりの技術と経験が必要とされる。

その横はみょうがの酢漬け。筍の塩麹付け、出し巻き卵と菜種油で7時間炊くように火入れする事で頭からうろこ、しっぽまで骨が全く口に当たる事なく食す事が出来る野崎焼きなる名物料理。鯛の頭を丸ごと食す事が出来るのには驚いた。

2014-04-23 12.36.25

おにぎりに鯛のでんぶをのせて出汁をかけて食す鯛茶漬けもとても秀逸。

2014-04-23 12.46.45

デセールはマスクメロンとブランドイチゴ。いいメロンはやっぱりおいしい。果物の王様だな。。いろんな話をしながら上質な日本料理を食すのははとても贅沢な時間である。帰りもご主人が玄関でお見送り。ごちそうさまでした。。とてもいいお味でした。。。

大阪市北区天満1-18-17
06-6809-6515

雲鶴懐石・会席料理 / 大阪天満宮駅天満橋駅大阪城北詰駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 南森町大阪市 天満橋大阪市 桜ノ宮 和食

グリル光陽【大阪市 南森町】 【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 西天満】

西天満にある昭和系のステーキ屋さん。創業40年らしい。西天満交差点を北へ入って通り右側に面した場所にある。外観は昔の喫茶店のような感じ。平日は会社員でいつも一杯。この日は土曜日だったので狙いを付けて1時過ぎに訪問する。カウンター11席、テーブル席が16席。

2014-04-19 13.27.12

主力メニューの名物牛肉薄焼き ワンハーフ(6枚) 1000円 を所望する。一枚約25gぐらいの肉をシンプルに鉄板で焼く。塩胡椒はしない。

肉が4枚のシングルは800円、8枚のダブルは1200円と言う価格構成。

野菜はもやしだけ。注文が入ったらおもむろに別のフライパンで炒められてバターを多めに入れる。出来上がりまで5分かからない。これが人気の秘訣かもしれない。

2014-04-19 13.28.41

御飯とみそ汁と共にジュージュー言いながら出てきた薄焼きはしっかりとした厚みもある。食すとそれなりの肉の旨みも感じられるけどほぼ味がしない。

メニューや店の入り口に黒毛和牛と書かれていたので店長に部位と産地を聞いてみるとやはりオーストラリア産のハラミ肉ということ。

おろしポン酢につけて頂くとそれなりに美味しい。かなり美味しいという加減でないところとシンプルな調理方法が長続きのポイントと見た。客も飽きないのであろう。手軽に肉を食べたい気分にぴったり。

もやしの髭と細さが個人的に気になるのは私だけ・・・夜は黒毛和牛のヘレ肉を使ったコース料理。これはかなり高級で高い・・・

大阪市北区西天満5−15−9
06−6365−6718
11:00~14:00
17:00~22:00

グリル 光陽ステーキ / 南森町駅大阪天満宮駅なにわ橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 南森町大阪市 梅田/JR大阪大阪市 西天満 洋食