鮨 天の

和歌山の豪商に誘われて西国三社参りの正式参拝ツアー。桜と桃が満開の中ゆっくりとした時間を過ごす。

2016-04-05 06.24.27

帰りはタマ駅長のいる貴志駅から喜志電鉄に乗って和歌山駅まで。駅からすぐ近くにある和歌山市を代表する表記の寿司店で会食。入り口が2つあって右はカウンタ−11席、左は個室仕様になっている。

2016-04-04 16.56.06

過去和歌山で高級店は6席だけの江戸前寿司の義心に行ったことがあるがあまり口に合わなかった。こちらは地元で捕れる選び抜かれた魚を提供することで有名。この地で40年とご主人は言っておられた。

2016-04-04 17.05.18

サントリーの生ビールで乾杯をして最初に出される座付きはのれそれとメカブを合わせたもの。この時期にはよく頂くことが多いがさっぱりして口当たりがとてもいい。

2016-04-04 17.12.55

お造りは大振りの細魚、締め鯖、軽くボイルされた蛸を梅肉とあわせて、加太の鯛。(友人は地元で取れたキハダマグロも入っていた)

2016-04-04 17.16.30

ビールのあとはこちらのお店の名物のワサビの入った焼酎をいただく。大量の擂り下ろした生わさびが入り、ワサビの軸をマドラーにして提供される。見た目よりもワサビの辛さは感じない。

2016-04-04 17.28.38

今が旬の鰹のたたき登場。私は苦手なので天然の巨大なカンパチを叩きにして出していただく。脂がのって身が締まってかなり美味しい。

2016-04-04 17.42.30

貴志川で取れる稚鮎の唐揚げ。腸の苦さがワサビ焼酎と相性ドンピシャ。たらの芽と筍があしらえ。

2016-04-04 17.47.45

巨大な脂ののったカワハギの身をぶつ切りにして軍艦巻にしていただく。たっぷりの肝と生わさびとともにいただく。「さかいのさと」という地酒とともにいただくと痺れるくらい美味しい。別に伊勢海老くらいのサイズの足赤海老をレアにボイルしたものをお造りと軍艦巻の両方でいただく。車海老よりも甘く海老好きの私にはたまらん逸品。

2016-04-05 06.23.58

巨大な蛤を火入れしたものが登場。そのままいただいたり自分で軍艦巻にして海苔と一緒に楽しむ趣向。スープもかなりおいしい。「かわかみ美人」という純米大吟醸とともに楽しむ。

2016-04-04 18.03.22

自家製の新生姜でつくるガリも口当たりがいい。口の中がリセットされて食欲がわいてくる気がする。ここで和歌山の銘酒「黒牛」登場。

2016-04-04 18.15.22

締め鯖、生ウニ、カンパチ、剣先烏賊のアソートしたものを日本酒で楽しむ。

2016-04-04 18.43.03

ダイナミックに盛りつけられた毛蟹の軍艦巻。

2016-04-04 18.43.17

2キロくらいありそうな硬蟹を使用とのこと。美味しくないわけがない・・・

2016-04-04 18.46.53

〆の玉子焼きはほんのりとした甘さ。

2016-04-04 18.57.28

名物のワサビの茎を刻んで作るワサビ巻は口だけでなくお腹の中もすっとする胃酸薬のような巻もの。

2016-04-04 19.10.23

ワサビは長野産の最高級のものを使用とのこと。この日も珍しいものをたくさんいただき大満足でした。。

和歌山市元寺町3丁目5
TEL: 073-423-0310

鮨 天の寿司 / 紀和駅和歌山市駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 和歌山県, 寿司 |

ワッシーズダイニングスープル

母校の関西大学で花見をしたあと表記の店で友人と会食。1月末にも訪問したが何度来ても飽きのこないクオリティーというか価値を毎回感じることが出来る。ワイン専門店なんだけどその品揃えと質・コスパ・料理とのマリアージュの確かさは他店と比べて群を抜く。素敵な女性オーナーとの話も楽しみの一つ。気取ってなくてとても使いやすい。。

最初はフィリボナロワイアル・レゼルブで乾杯。さっぱりすっきりとした切れ味のあるシャンパーニュで花のような甘い香りと奥行きのある深い味はシャンパーニュならでは。

続けてドメーヌサンミッシェルを所望してシャンパーニューとスパークリングの味の異なりを試してみたが酸が立ちすぎて、双方を比べると甘さを押さえたサイダーのようで残念。葡萄品種と合わせる分量はほぼ同じなのに不思議である。

2016-04-04 06.35.02

季節野菜のオードブルはレンコンのバルサミコ漬、水ナスの黒オリーブをペースト状にしたカップナード掛け、クスクスと雑穀のサラダ、生ハムと隼人瓜をあわせたものなど・・特にどおってことはない。

2016-04-03 18.22.33

野菜に合わせたのがソービニオンブランのフィッシュハウス。カリフォルニアに次ぐワインの産地であるワシントンのワイナリーでジャケットのイメージのような柑橘系のアロマと余韻がしっかり感じる酸味のバランスもいい一本。

2016-04-04 06.35.07

この日のお楽しみの春トリュフのスクランブルエッグは今週ではじめで大量に仕入れて冷凍保存しながら使うと言っておられた。いわゆるイタリア産のビアンケットと呼ばれるもの。トロトロのスクランブルエッグの熱でトリュフの香りが周り一体に立ちこめる。スライスされたもの以外にも卵のなかにも細かく刻まれて入っているので口の中がトリュフの香りだらけになる。

これに合うワインをマネージャーソムリエに選んでいただくとコート・ロティ登場。

2016-04-04 06.35.10

雑味のないクリアで凝縮感のあるエレガントな果実味とシラーならではの華麗な芳醇でしっかりした香りがトリュフと相まって香りと味のマリアージュを同時に楽しむことが出来た。シルーキーなタンニンとその余韻のバランスにうっとりする。

2016-04-04 06.35.21

新鮮なミミイカがあるということでのペペロンチーノを作っていただく。

2016-04-04 06.35.15

これにはイタリアのベルディッキオ クラシコ2007年のDOCを合わせる。辛口でさっぱりしているけど濃い黄金色の凝縮された旨みはパスタとドンピシャの相性。

2016-04-04 06.35.24

京都産の鴨のローストは根セロリのピューレとバルサミコのソース。付け合わせは筍、スナップエンドウ、オニオン、金柑のコンポート。金柑との相性は◎。

鴨肉は分厚くカットされているので食べ応え満点。

2016-04-04 06.35.26

これにはオレゴンワインのキングスリッジ。ピノ独特の華麗な果実味と心地よい酸味が好みに合う。若々しくて飲み口のいい滑らかな印象。

2016-04-04 06.35.36

フロマージュにロックフォールのブルーチーズをいただく。ドライフルーツをミックスしたピュレと胡桃とともにいただくと食べ飽きない。
2016-04-04 06.35.31

最後の〆は春らしいロゼワインを所望するとカリフォルニアソノマのラセターファミリーワイナリーのロゼを選んでいただく。ジャケットもユニークで高飛び込みなり。

明るいサーモンピンク色でいかにも楽しげで明るい印象。辛口だけどしっかりとした口当たりで苺や柑橘の香りもするロックフォールの邪魔をしないバランスのいいワイン。この日も長時間楽しむことが出来た。

2016-04-04 06.35.58
そのあとは行きつけの近くの潜水艦バーで小休止。ごちそうさまでした・・・
大阪市天王寺区六万体町5-13
06-6774-9000

ワッシーズダイニングスープルワインバー / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, バル, フレンチ |

梅の花 さかい利晶の杜店

南海本線堺駅東口から今の時期だけ「環濠クルーズさかい」という定期観光船が運行しているので運行初日に乗船する。

2016-04-02 15.05.55

堺の市街地中心部を流れる内川・土井川の周りには数多くの歴史的遺産や観光名所があり、ガイドさんの説明とともに満開の桜とともにそれを楽しむことが出来る。

2016-04-02 15.40.09 HDR

環濠を一周してから海の方まで出て、旧灯台を身近に見て出発点に戻る。約50分のクルーズであるがリーズナブルでかつ歴史まで学ぶことが出来たのでとても楽しめた。

そのあとはザビエル公園や土井川のほとりの満開の桜を楽しみながらさかい利晶の杜にある表記の店を訪問する。総檜で出来た平屋の外観が特徴で店の前には縁側のある和風作りのスタバがある。

はかなり上質感に満ちあふれる。店内も個室を含め、かなりハイグレードかつ美しい内装とすべての部屋から見える前栽の美しさこの時期だけの税込4320円の看板メニュー「梅の花」に飲み放題のついた6000円のコースを所望する。こちらのお店はコックレスで運営しているんだけどそのようには見えない料理の出来映えにいつも感心する。

2016-04-05 17.27.16

ビールで乾杯をしてまずはネットリした食感の嶺岡豆腐。牛乳を葛で練り上げたものでほんのり甘くて上にかかった柚味噌との相性がとてもいい。そのあとは菜っ葉のお浸しでありがちな保存料等の嫌な味は全くしない。引き上げ湯葉を炊いたものはとてもいい味。

茶碗蒸しは青さ海苔の餡がかかっていて食感もトロトロでとてもいい塩梅である。漬け鮪の湯葉とろろ掛けは苦手なので引き上げ湯葉と湯葉豆腐に変更いただく。

2016-04-03 07.53.16

名物のとうふしゅうまいは鶏肉と相まってとてもあっさりといただくことが出来る。柚味噌と木の芽味噌の田楽は蓬麩と粟麩を使用。横に添えられた湯葉揚げははんぺん状のすり身を湯葉で巻いて揚げたもので毎回食することが出来るが特にどおってことはない。大鍋で作ってシェアする湯豆腐は豆腐も湯葉も豆乳出汁も優しい加減でとても美味しい。筍豆乳餅に桜海老あんをかけたものは普通。湯葉グラタンはポン酢をかけるとあっさり下味が引き締まっていい塩梅になる。餅米に味を付けて蒸された御強に汁もの甘味と続いてフィニッシュ。とてもよくできた身体に優しい満足度の高い食事でした。

堺市堺区宿院町西2-1-17
072-225-

梅の花 さかい利晶の杜豆腐料理・湯葉料理 / 宿院駅寺地町駅大小路駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 堺市, 和食 |